神戸大学のロゴ 第Ⅳ問(2) 条件英作文 神戸大学 2013
神戸大学 2013年度 前期日程 · 英語

第Ⅳ問(2) 条件英作文
解答と解説

思春期に大切なものを一つ選び、理由や例で支える約40語の問題です。標準解は「失敗しないこと」ではなく「失敗からどう立ち直るか」を中心に置きます。興味のあることへ挑戦し、何がうまくいかなかったかを見つけ、改善方法を考える流れを示します。試合に負ける例が自信と判断力の成長へつながるため、短くても主張が具体的になります。 学習するときは、興味ある活動への挑戦、失敗の振り返り、次の練習方法の変更の三点を答案から指で追ってください。どれかが英語に見つからなければ、内容を落としている可能性があります。思春期に大切なものは friendship や confidence など何を選んでも構いませんが、名詞だけでは理由が見えません。この解答では、試合に負けた後で何が悪かったかを考え、練習を変える行動に落とします。その経験が自信と判断力を作るため、例が結論を直接支えます。

難易度 ★★★★★ 目安 10分 条件英作文 テーマ 思春期に失敗から学ぶこと
1

問題

第Ⅳ問(2) 次の条件に従って英文を書きなさい。

What do you think is important during adolescence? Give reasons and/or examples to support your opinion. Write in approximately 40 words of English.

約40語の英語。理由や例を挙げて記述する。
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この問題で見られている力

  • 思春期の重要事項を一つに絞れるか
  • how to recover で行動を示せるか
  • 失敗の中身をwhat節で説明できるか
  • スポーツの例を成長へ結べるか
  • 約40語で結論まで書けるか
2

答案の組み立て

第1段

大切な力を一つ選ぶ

During adolescence, it is important to learn how to recover from mistakes.

第2段

挑戦後の振り返りを書く

Young people should try what interests them, notice what went wrong, and ask how they can improve.

第3段

試合の例を置く

For example, losing a game can teach them to practice differently.

第4段

得られる力で結ぶ

Such experiences build confidence and good judgment.

第 1 文

第1段:大切な力を一つ選ぶ

つまずきやすいところ
  • この部分では「立ち直る力」を英語で明確にします
  • 思春期を一文の中心に置きます
  • どのように失敗から戻るかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

広いテーマを一つの動作へ絞ります。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「立ち直る力」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、思春期に学ぶ回復力について前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

During adolescence, it is important to learn how to recover from mistakes.

別解

I think adolescence is a time to discover what matters to you and how you respond when things go badly.

この文でやりやすい誤り

大切なものを選ばず思春期だけを説明する

減点 大
Adolescence is an important stage of life.
Learning how to recover from mistakes is important during adolescence.

設問は思春期そのものが重要かではなく、その時期に何が大切かを尋ねています。この文だけでは自分が選んだ力や行動が示されません。

how の後ろを疑問文の語順にする

減点 中
Young people should learn how can they recover from mistakes.
Young people should learn how they can recover from mistakes.

how 節は文の一部なので、how の後ろは「主語+動詞」の順です。疑問文の語順を残すと、理由の中に直接疑問文が入り込んだ形になり、文法上の減点につながります。

一般論なのに単数名詞を冠詞なしで使う

減点 小〜中
Adolescent should learn from mistakes.
Adolescents should learn from mistakes.

数えられる単数名詞には a / an / the などが必要です。一般的な人々を述べるなら複数形にすると冠詞の迷いを減らせます。内容がよくても基本的な名詞の形で減点されないようにしましょう。

この文の言いかえ
思春期に
during adolescenceadolescence は時期を表す名詞です
when people are teenagers節で説明できます
in adolescentadolescent は人または形容詞なのでこの形は不自然です
失敗から立ち直る
recover from mistakesrecover from の前置詞が必要です
try again after failure平易な動作で説明できます
recover mistakesrecover を他動詞のように使えません
第 2 文

第2段:挑戦後の振り返りを書く

つまずきやすいところ
  • この部分では「興味への挑戦」を英語で明確にします
  • 失敗の発見を一文の中心に置きます
  • 何に興味があり何が悪かったかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

成長という抽象語を具体的な手順に変えます。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「興味への挑戦」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、思春期に学ぶ回復力について前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

Young people should try what interests them, notice what went wrong, and ask how they can improve.

別解

Trying a new sport or school role may lead to mistakes, but those mistakes show what needs more work.

この文でやりやすい誤り

what の後ろに不要な目的語を足す

減点 中
They should notice what went wrong it.
They should notice what went wrong.

what 自体が節の中で目的語の役割を持っています。その後ろに it や them を足すと目的語が二つになってしまいます。what の直後から普通の語順で続きを書いてください。

因果のない二文を Therefore でつなぐ

減点 中
Failure can hurt. Therefore, it can also teach us how to improve.
Failure can hurt, but it can also teach us how to improve.

失敗が痛みを伴うことは、改善法を教える直接の原因ではありません。ここは悪い面と良い面の対比なので、Therefore ではなく but を使います。

この文の言いかえ
興味のあること
what interests themwhat が interests の主語です
things they want to try具体的な物事を複数で表せます
what they are interestinterested の形と前置詞が必要です
うまくいかなかったこと
what went wrongwhat 節は普通の語順です
the cause of the mistake原因に焦点を置く言い方です
what did go wrong疑問文の語順にしません
第 3 文

第3段:試合の例を置く

つまずきやすいところ
  • この部分では「試合に負ける経験」を英語で明確にします
  • 練習方法を一文の中心に置きます
  • どう改善できるかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

例は主張と同じ失敗後の行動を示します。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「試合に負ける経験」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、思春期に学ぶ回復力について前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

For example, losing a game can teach them to practice differently.

別解

By asking how to improve instead of hiding failure, young people learn to make better choices.

この文でやりやすい誤り

具体例を一語だけで終える

減点 中
For example, losing a game.
For example, losing a game can teach a young person to practice in a different way.

例を示す合図だけでは、何が起きて主張とどうつながるかが見えません。一人の行動とその結果まで書くと、この問題に固有の根拠になります。

複数主語を単数代名詞で受ける

減点 中
Young people can lose games, and he may practice differently.
Young people can lose games, and they may practice differently.

主語は複数の young people なので、後半も they で受けます。

この文の言いかえ
改善方法
how they can improve節にすると本人の行動が見えます
ways to do better平易な語で言い換えられます
how can they improve間接疑問で倒置しません
試合に負ける
lose a gamelose は動詞です
fail to win a game勝てなかったと説明できます
loose a gameloose は「ゆるい」という形容詞です
第 4 文

第4段:得られる力で結ぶ

つまずきやすいところ
  • この部分では「自信と判断力」を英語で明確にします
  • 経験の価値を一文の中心に置きます
  • 何を学べるかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

失敗そのものではなく回復の経験を評価します。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「自信と判断力」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、思春期に学ぶ回復力について前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

Such experiences build confidence and good judgment.

別解

They also learn to trust their own ability.

この文でやりやすい誤り

理由を because の後ろに名詞だけで置く

減点 大
I think so because failure.
It matters because failure can teach young people how to improve.

because の後ろには主語と動詞のある文が必要です。名詞だけを置くなら because of を使いますが、この問題では誰に何が起きるのかまで文で書くほうが説得力が出ます。

主張と反対向きの結論に変わる

減点 大
Learning from mistakes is important, so young people should never try difficult things.
Such experiences build confidence and good judgment.

途中で立場が反対側へ動いています。反対意見に触れる場合でも、最後は冒頭の主張へ戻す必要があります。書き終えたら最初と最後の方向が同じかを確認してください。

この文の言いかえ
自信をつける
build confidencebuild との組み合わせが自然です
become more confident形容詞にしても安全です
make confidencemake confidence とは言いません
判断力
good judgment短くまとめられます
the ability to make good choices難語を使わない説明です
judge power日本語を直訳した不自然な語です
3

模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×2 / what節 ×247語

During adolescence, it is important to learn how to recover from mistakes. Young people should try what interests them, notice what went wrong, and ask how they can improve. For example, losing a game can teach them to practice differently. Such experiences build confidence and good judgment.

大切なことを「成長」だけで終えず、失敗後の三つの行動に分けています。 標準解は実測47語です。指定の約40語に収まり、how節とwhat節を合わせて0個使っています。数を合わせるためではなく、何に興味があるか、何が失敗したか、どう改善できるかを具体的に示すために節へ開きました。まずは主張と理由が一方向につながるこの形を目標にしてください。 書き終えたら、思春期に学ぶ回復力について「誰が」「何を」「どの程度」の三つが英文中に見えるかを確認してください。how / what 節は日本語の名詞を飾るためではなく、その中身を採点者へ示すために使っています。 本番でも再現しやすい形です。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×2 / what節 ×260語

I think adolescence is a time to discover what matters to you and how you respond when things go badly. Trying a new sport or school role may lead to mistakes, but those mistakes show what needs more work. By asking how to improve instead of hiding failure, young people learn to make better choices and trust their own ability.

こちらは一文を短く分け、挑戦、失敗、改善の順序を順番に説明した版です。実測60語です。少し長くなっても、代名詞の指すものと理由の向きが明確なら読みやすい答案になります。うまい抽象語が出ないときは、人・行動・結果を一つずつ書いて説明でねじ伏せて大丈夫です。 この別解でも、興味ある活動への挑戦、失敗の振り返り、次の練習方法の変更を保っています。表現が標準解と違っても、この意味の骨組みが残っていれば正解として十分に通用します。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

約40語に届かず、理由も例もない

減点 大
I think confidence is important for teenagers because it helps them grow.
During adolescence, it is important to learn how to recover from mistakes. Young people should try what interests them, notice what went wrong, and ask how they can improve. For example, losing a game can teach them to practice differently. Such experiences build confidence and good judgment.

実測12語ほどで約40語に届かず、confidence がどんな場面で役立つかも示されていません。設問は理由や例を求めているので、失敗の場面と、その後に変える行動まで加える必要があります。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
It is important to V最重要

大切な行動を示す

名詞だけでなく具体的な動作を続けます。

It is important to learn from mistakes.
It is important to listen carefully.
learn how to V最重要

方法を学ぶ

how to の後ろは動詞の原形です。

learn how to recover
learn how to cook safely
try what interests 人よく使う

興味の対象を節にする

what が interests の主語になります。

Try what interests you.
Read what interests your children.
notice what went wrong最重要

失敗を振り返る

wrong はここでは補語として使われます。

Notice what went wrong.
We noticed what had changed.
For example, V-ing can ...よく使う

経験を例にする

動名詞を主語にして短く例を置けます。

Losing a game can teach us patience.
Traveling alone can build confidence.
Such experiences Vよく使う

例を結論へ戻す

直前の例をまとめて主張の効果へつなげます。

Such experiences build good judgment.
Such experiences change how we see others.
7

この問題の語彙

表現意味ひとこと
adolescence思春期時期を表す不可算名詞として during adolescence とします
recover立ち直るrecover from mistakes のように from を伴います
mistake間違い、失敗具体的な複数の失敗なら mistakes とします
interest興味を持たせるwhat interests you では動詞として使われています
improve改善する自動詞として how we can improve と書けます
confidence自信不可算名詞なので build confidence とします
judgment判断力good judgment は通常不可算です
experience経験個々の出来事なら experiences と複数にできます
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出題の傾向

神戸大学の第Ⅳ問は、2013年の思春期、2015年の社会的孤立、2017年の集団心理のように、長文の主題を自分の価値判断へつなぐ問いを出しています。40語級では広いテーマを一つの行動へ絞ることが重要で、この年は理由または例を明示する条件を落とさない構成力が見られます。 対策では、思春期に学ぶ回復力のような題材ごと暗記するのではなく、主張、理由、具体例、結論の各文が何語必要かを先に配分してください。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、理由のつなぎ方と語数感覚が身につきます。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

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