神戸大学のロゴ 第Ⅳ問(1) 条件英作文 神戸大学 2017
神戸大学(神戸大)2017年度 前期日程 · 英語

神戸大 2017年 第Ⅳ問(1) 条件英作文
解答例と解説

バンドワゴン効果の定義を説明する問題ではなく、自分の過去の決定を一つ具体的に描く問題です。「友人も持っていた」だけでは影響の因果が弱いため、多くの同級生が選んでいたこと、自分に必要な条件を確かめずに同じ品を買ったこと、後で合わないと分かったことまでを約40語でつなぎます。短い語数の中で出来事の前後をはっきりさせられるかが差になります。 学習するときは、同級生が同じ黒い型を持っていた事実、自分に必要な大きさを確認しなかった判断、買った後に小さすぎると分かった結果の三点を答案から指で追ってください。どれかが英語に見つからなければ、内容を落としている可能性があります。経験談では「人気だったから買った」だけで終えると、周囲の人数と自分の決定のつながりが弱くなります。見たこと、考えなかったこと、後で分かったことを時間順に置けば、Bandwagon Effect という難しい概念語を繰り返さなくても具体例として成立します。

難易度 ★★★★★ 目安 10分 条件英作文 テーマ 多数派に流された買い物の経験
1

問題

第Ⅳ問(1) 次の条件に従って英文を書きなさい。

Describe a specific example of how the Bandwagon Effect has affected one of the decisions you have made in the past. Write in English (around 40 words).

約40語の英語。Bandwagon Effect(バンドワゴン効果: 多数の人が支持している物事に対して、より多くの支持が集まる現象)に関するパッセージを読んで解答する。
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この問題で見られている力

  • 過去の決定を一つに絞れるか
  • 人気を見たことと購入を因果で結べるか
  • how many / what 節で周囲と自分の基準を具体化できるか
  • 過去時制を最後まで保てるか
  • 約40語で結果まで書けるか
2

答案の組み立て

第1段

決定の場面を置く

When I chose a backpack, I saw how many classmates had the same black model.

第2段

多数派から受けた影響を示す

I also noticed what they liked about it.

第3段

自分の基準を外したことを書く

I bought it without asking what I actually needed.

第4段

後の結果で影響を確定する

Later, I found it too small, so the group's choice clearly affected my decision.

第 1 文

第1段:決定の場面を置く

つまずきやすいところ
  • この部分では「過去の買い物」を英語で明確にします
  • 同級生の多数を一文の中心に置きます
  • 何人が同じ品を持っていたかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

最初に一つの品を選ぶ場面を置くと、抽象的な効果を実体験として読ませられます。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「過去の買い物」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、リュック選びについて前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

When I chose a backpack, I saw how many classmates had the same black model.

別解

Last year, I needed a new backpack.

この文でやりやすい誤り

classmates の人数に how much を使う

減点 中
✗I saw how much classmates had the same backpack.
✓I saw how many classmates had the same backpack.

classmates は数えられる複数名詞なので、人数には how many を使います。how much は量や不可算名詞に使う形です。

具体例を一語だけで終える

減点 中
✗For example, a backpack.
✓For example, I bought the same backpack as my classmates without checking its size.

例を示す合図だけでは、何が起きて主張とどうつながるかが見えません。一人の行動とその結果まで書くと、この問題に固有の根拠になります。

この文の言いかえ
多数の同級生が持つ
◎how many classmates had ithow many の後ろに数えられる classmates を置くと人数が伝わります
○many of my classmates had itmany classmates でも簡潔に書けます
✗how much classmates had itclassmates は数えられるため how much は使いません
同じ物を選ぶ
◎choose the same modelsame の前に the を置きます
○copy their choice影響の強さが伝わります
✗ride the bandwagon比喩が強く、具体的な行動が見えにくい表現です
第 2 文

第2段:多数派から受けた影響を示す

つまずきやすいところ
  • この部分では「人気を見たこと」を英語で明確にします
  • 周囲の評価を一文の中心に置きます
  • 何が好まれていたかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

見た事実と買った決定の間に、自分の判断を省いたことを入れるのがポイントです。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「人気を見たこと」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、リュック選びについて前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

I also noticed what they liked about it.

別解

Many classmates carried the same black one, and I noticed how popular it was and what they said about it.

この文でやりやすい誤り

理由を because の後ろに名詞だけで置く

減点 大
✗I think so because many classmates.
✓I chose it because many classmates had the same model.

because の後ろには主語と動詞のある文が必要です。名詞だけを置くなら because of を使いますが、この問題では誰に何が起きるのかまで文で書くほうが説得力が出ます。

理由同士をつなぐ語が内容と合わない

減点 中
✗Many classmates had it. However, I saw it every day.
✓Many classmates had it. Also, I saw it every day.

二つ目の文は前の内容に反対しているのではなく、理由を追加しています。However では論理が逆になります。Second や Also を使い、読み手が理由の順序を追えるようにしてください。

複数主語を単数代名詞で受ける

減点 中
✗My classmates had the backpack, and he liked it.
✓My classmates had the backpack, and they liked it.

主語は複数の classmates なので、後半も複数の they で受けます。he にすると同級生のうち一人だけへ主語が変わります。

この文の言いかえ
気に入っている点
◎what they liked about itwhat 節なら好みの中身をそのまま目的語にできます
○the reasons they liked itreasons を使っても正解です
✗what did they like it疑問文の語順と余分な it が重なっています
決定に影響する
◎affect my decisionaffect は他動詞なので前置詞なしです
○guide my choiceguide は少しやわらかい因果です
✗effect my decisioneffect と affect の品詞を取り違えています
第 3 文

第3段:自分の基準を外したことを書く

つまずきやすいところ
  • この部分では「必要な大きさ」を英語で明確にします
  • 確認しなかった判断を一文の中心に置きます
  • 自分に何が必要だったかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

バンドワゴン効果は人気の説明だけでなく、本人の基準が弱くなったところまで書くと伝わります。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「必要な大きさ」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、リュック選びについて前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

I bought it without asking what I actually needed.

別解

I copied their choice before considering what size I needed.

この文でやりやすい誤り

what の後ろに不要な目的語を足す

減点 中
✗I did not ask what size I needed it.
✓I did not ask what size I needed.

what size が needed の目的語になっているので、末尾の it は不要です。it を足すと目的語が二つになります。語順は what size I needed のままにしてください。

一般論なのに単数名詞を冠詞なしで使う

減点 小〜中
✗I bought backpack because it was popular.
✓I bought a backpack because it was popular.

数えられる単数名詞には a / an / the などが必要です。一般的な人々を述べるなら複数形にすると冠詞の迷いを減らせます。内容がよくても基本的な名詞の形で減点されないようにしましょう。

この文の言いかえ
自分に必要なもの
◎what I actually neededwhat 節なら必要条件を一まとまりにできます
○the size I needed大きさに絞るならこちらが明確です
✗my necessary thingnecessary はこの名詞の置き方では不自然です
確認せずに
◎without asking myselfwithout の後ろは動名詞です
○before considering時間順に言い換えても自然です
✗without to askwithout to do という形にはしません
第 4 文

第4段:後の結果で影響を確定する

つまずきやすいところ
  • この部分では「小さすぎた結果」を英語で明確にします
  • 集団の選択を一文の中心に置きます
  • どのように決定が左右されたかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

後悔を一つ入れることで、多数派の選択が単なる参考ではなく決定を動かしたと示せます。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「小さすぎた結果」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、リュック選びについて前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

Later, I found it too small, so the group's choice clearly affected my decision.

別解

It was too small, which showed how the Bandwagon Effect had guided me.

この文でやりやすい誤り

立場を示さず概念の説明だけで終える

減点 大
✗The Bandwagon Effect can change how people make decisions.
✓A popular choice affected one of my past decisions.

設問は一般的な効果の説明ではなく、自分が過去に行った決定の具体例を求めています。この文だけでは、何を選び、周囲がどう影響したかが一つも示されません。

主張と反対向きの結論に変わる

減点 大
✗My classmates chose it, but their choice had no effect on me.
✓The group's choice clearly affected my decision.

途中で立場が反対側へ動いています。反対意見に触れる場合でも、最後は冒頭の主張へ戻す必要があります。書き終えたら最初と最後の方向が同じかを確認してください。

この文の言いかえ
小さすぎる
◎too small for my needstoo ... for で不都合を示せます
○not large enough for menot ... enough も安全です
✗very little for me物の大きさには little より small を使います
後になって分かる
◎Later, I found that ...時間の順序が明確です
○I later realized that ...realized でも自然です
✗After, I knew ...After を単独の副詞として置く形は避けます
3

模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×1 / what節 ×244語

When I chose a backpack, I saw how many classmates had the same black model and what they liked about it. I bought it without asking what I actually needed. Later, I found it too small, so the group's choice clearly affected my decision.

選択→多数派の情報→自分の基準を確認しなかったこと→結果、という時間順でまとめています。 標準解は実測44語です。指定の約40語に収まり、how節とwhat節を合わせて0個使っています。数を合わせるためではなく、周囲の人数、人気の理由、自分に必要だった条件を具体的に示すために節へ開きました。まずは主張と理由が一方向につながるこの形を目標にしてください。 書き終えたら、リュック選びについて「誰が」「何を」「どの程度」の三つが英文中に見えるかを確認してください。how / what 節は日本語の名詞を飾るためではなく、その中身を採点者へ示すために使っています。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×2 / what節 ×250語

Last year, I needed a new backpack. Many classmates carried the same black one, and I noticed how popular it was and what they said about it. I copied their choice before considering what size I needed. It was too small, which showed how the Bandwagon Effect had guided me.

こちらは一文を短く分け、買う前に見たものと買った後の結果を順番に説明した版です。実測50語です。少し長くなっても、代名詞の指すものと理由の向きが明確なら読みやすい答案になります。うまい抽象語が出ないときは、人・行動・結果を一つずつ書いて説明でねじ伏せて大丈夫です。 この別解でも、同級生が同じ黒い型を持っていた事実、自分に必要な大きさを確認しなかった判断、買った後に小さすぎると分かった結果を保っています。表現が標準解と違っても、この意味の骨組みが残っていれば正解として十分に通用します。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

約40語に届かず、影響の結果がない

減点 大
✗My friends had a black backpack. I bought one too because it was popular.
✓When I chose a backpack, I saw how many classmates had the same black model and what they liked about it. I bought it without asking what I actually needed. Later, I found it too small, so the group's choice clearly affected my decision.

実測13語で、約40語という指定に届きません。さらに、自分の必要を考えなかった点や購入後の結果がなく、バンドワゴン効果が決定へどう働いたかを説明できていません。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
When S V, S V最重要

場面と決定を一文で置く

短い経験談では、いつ何を選んだかを最初に示すと読み手が迷いません。

When I chose a backpack, I followed my classmates.
When I joined the club, I knew nobody.
see how many S V最重要

人数を節で具体化する

many people だけでなく、何人がどうしていたかを動詞まで含めて表せます。

I saw how many classmates had it.
We learned how many visitors came.
ask what S need最重要

自分の基準を言葉にする

what が need の目的語になるため、後ろに it を足しません。

I asked what I actually needed.
Ask what your readers want to know.
without V-ingよく使う

しなかった判断を短く入れる

別の文を増やさず、欠けていた行動を示せます。

I bought it without checking the size.
He left without saying goodbye.
Later, S found ...よく使う

結果へ時間を進める

経験談の最後に後から分かった事実を置く形です。

Later, I found it too small.
Later, she found the class useful.
A affect Bよく使う

影響の方向を明確にする

affect は動詞、effect は名詞という基本を確認してください。

The group's choice affected my decision.
Weather affects how we travel.
7

この問題の語彙

表現意味ひとこと
backpackリュックサック数えられる名詞なので一つなら a backpack とします
model型、製品の種類人のモデルだけでなく商品の型にも使えます
classmate同級生複数なら classmates と s を付けます
popular人気のある形容詞です。popularity は名詞です
actually実際に自分の本当の必要を強調するときに使えます
decision決定make a decision が基本の組み合わせです
affect影響を与える動詞です。後ろに前置詞は要りません
choice選択choose は動詞、choice は名詞です
8

出題の傾向

神戸大学の第Ⅳ問は、2018年の文化的な誤解への返答、2019年の「箱入り娘」の説明、2021年以降の定義・意見記述のように、本文の概念を身近な場面へ移す出題が続いています。2017年のこの小問は40語と短く、概念の説明より、具体的な決定とその理由を過去時制で示す力を見ています。 対策では、リュック選びのような題材ごと暗記するのではなく、主張、理由、具体例、結論の各文が何語必要かを先に配分してください。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

書いたらすぐ、AIが無料で採点

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、理由のつなぎ方と語数感覚が身につきます。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI がその場で採点します。

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