神戸大学のロゴ 第Ⅳ問(2) 条件英作文 神戸大学 2017
神戸大学 2017年度 前期日程 · 英語

第Ⅳ問(2) 条件英作文
解答と解説

十代のほうがバンドワゴン効果を強く受けるかについて、賛否と少なくとも二つの理由が必要です。標準解は、友人から外れたくない気持ちと、大人より判断経験が少ないことを別々の理由にしています。二つを「若いから」の繰り返しにせず、how friends see them と what they need まで具体化し、最後まで賛成の立場を保てるかが得点の分かれ目です。 学習するときは、友人からの評価を気にすることと、過去の選択経験が大人より少ないことの三点を答案から指で追ってください。どれかが英語に見つからなければ、内容を落としている可能性があります。二つの理由はどちらも「若いから」で済ませず、心理面と経験面に分けます。十代でも自分で考えられるという例外を一度認めると、全員が必ず流されるという強すぎる断定を避けながら、比較としては十代のほうが影響を受けやすいという立場を保てます。

難易度 ★★★★ 目安 15分 条件英作文 テーマ 十代と大人が受ける多数派の影響
1

問題

第Ⅳ問(2) 次の条件に従って英文を書きなさい。

Do you agree with the statement that the Bandwagon Effect has a stronger influence on teenagers than adults when they are making decisions? Include at least two reasons to support your answer. Write in English (around 60 words).

約60語の英語。少なくとも2つの理由を含める。
答案を書くようすすめる Boost のキャラクター Boo

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この問題で見られている力

  • 冒頭で賛成を明示できるか
  • 友人の評価と経験不足を別の理由として示せるか
  • how / what 節で圧力の中身を説明できるか
  • 十代を一括して断定しすぎないか
  • 約60語に二理由と結論を収められるか
2

答案の組み立て

第1段

賛成の立場を示す

I agree that teenagers are influenced more strongly than adults.

第2段

友人からの評価を第一理由にする

First, they often care about how their friends see them, so they choose what is popular to avoid feeling left out.

第3段

経験の差を第二理由にする

Second, adults have more experience and know what they need.

第4段

例外を認めて結論へ戻る

Teenagers can think independently, but social pressure often makes popular choices feel safer.

第 1 文

第1段:賛成の立場を示す

つまずきやすいところ
  • この部分では「賛成の結論」を英語で明確にします
  • 十代と大人の比較を一文の中心に置きます
  • どちらがより影響されるかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

比較対象を最初から明示すると論点がぶれません。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「賛成の結論」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、十代への多数派の影響について前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

I agree that teenagers are influenced more strongly than adults.

別解

I agree.

この文でやりやすい誤り

立場を示さず話題だけを言い直す

減点 大
Bandwagon influence on teenagers is an important topic today.
I agree that teenagers are influenced more strongly than adults.

設問が求めているのは話題の紹介ではなく、自分の答えです。この文だけでは賛成か反対か、何を大切だと考えるかが読者に伝わりません。最初の一文で立場を決めると、後の理由も同じ方向へそろえやすくなります。

一般論なのに単数名詞を冠詞なしで使う

減点 小〜中
Teenager often wants to fit in.
Teenagers often want to fit in.

数えられる単数名詞には a / an / the などが必要です。一般的な人々を述べるなら複数形にすると冠詞の迷いを減らせます。内容がよくても基本的な名詞の形で減点されないようにしましょう。

この文の言いかえ
より強く影響される
be influenced more strongly副詞 strongly で動詞を修飾します
be more easily affectedaffected を使っても自然です
be influenced more strongstrong は形容詞なのでここでは使えません
第 2 文

第2段:友人からの評価を第一理由にする

つまずきやすいところ
  • この部分では「仲間の視線」を英語で明確にします
  • 仲間外れへの不安を一文の中心に置きます
  • 友人が自分をどう見るかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

十代の日常に即した心理を行動へつなげます。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「仲間の視線」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、十代への多数派の影響について前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

First, they often care about how their friends see them, so they choose what is popular to avoid feeling left out.

別解

Teenagers spend much of each day with friends and online, so they quickly notice how others judge their clothes and what is becoming popular.

この文でやりやすい誤り

how の後ろを疑問文の語順にする

減点 中
Teenagers care about how do their friends see them.
Teenagers care about how their friends see them.

how 節は文の一部なので、how の後ろは「主語+動詞」の順です。疑問文の語順を残すと、理由の中に直接疑問文が入り込んだ形になり、文法上の減点につながります。

具体例を一語だけで終える

減点 中
For example, social media.
For example, teenagers may buy shoes after seeing that many friends praise them online.

例を示す合図だけでは、何が起きて主張とどうつながるかが見えません。一人の行動とその結果まで書くと、この問題に固有の根拠になります。

この文の言いかえ
友人からどう見られるか
how their friends see themhow 節で評価のされ方を示せます
what their friends think of themwhat ... think of も自然です
how do friends see them間接疑問では疑問文語順にしません
仲間外れだと感じる
feel left out短く自然な基本表現です
feel that they do not belong節で説明する逃げ道です
feel outside from friendsoutside from という組み合わせは使いません
人気のもの
what is popularwhat 節なら内容を限定せずに済みます
popular choices複数形で一般論にできます
the popular thing what先行詞と what を同時に置けません
第 3 文

第3段:経験の差を第二理由にする

つまずきやすいところ
  • この部分では「判断経験」を英語で明確にします
  • 自分の必要を一文の中心に置きます
  • 何を必要としているかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

第一理由と重ならない能力面の差を置きます。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「判断経験」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、十代への多数派の影響について前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

Second, adults have more experience and know what they need.

別解

They also have less experience deciding what suits their own needs.

この文でやりやすい誤り

what の後ろに不要な目的語を足す

減点 中
Adults know what they need it.
Adults know what they need.

what が need の目的語になっているので、末尾の it は不要です。what they need とすれば「何が必要か」という節が完成します。

理由同士をつなぐ語が内容と合わない

減点 中
Friends influence teenagers. However, teenagers have less experience.
Friends influence teenagers. Second, teenagers have less experience.

二つ目の文は前の内容に反対しているのではなく、理由を追加しています。However では論理が逆になります。Second や Also を使い、読み手が理由の順序を追えるようにしてください。

この文の言いかえ
経験が多い
have more experienceexperience はこの意味では不可算です
have made more choices before動作に開けば平易です
be many experiencedmany と experienced はつながりません
自分に必要なもの
what they needwhat 節の基本形です
their own needs名詞 needs も使えます
what do they need節内を疑問文語順にしません
第 4 文

第4段:例外を認めて結論へ戻る

つまずきやすいところ
  • この部分では「自立できる十代」を英語で明確にします
  • 社会的圧力を一文の中心に置きます
  • 人気がなぜ安全に感じられるかを how / what 節で具体化します
  • 主語と動詞を早めに決め、長い名詞のかたまりを避けます
  • ここが山場です。次の段落とのつながりまで考えて文末を選びます
発想の切り替え

断定を弱めても最終的な比較は保てます。短い答案では一文に役割を一つ与えると、内容を重ねずに済みます。ここでは「自立できる十代」を先に決め、その中身を節に開きます。抽象語を並べるより、誰が何をするかが見える英語にすると、採点者にも論理が伝わりやすくなります。 この段落を書いた後は、十代への多数派の影響について前後の文と同じ立場を保っているか、固有名詞や抽象語だけで説明を省いていないかを見直してください。

訳例
標準

Teenagers can think independently, but social pressure often makes popular choices feel safer.

別解

Adults feel social pressure too, but their past choices can help them question what the majority prefers.

この文でやりやすい誤り

理由を because の後ろに名詞だけで置く

減点 大
I think so because pressure from friends.
I agree because pressure from friends affects teenagers strongly.

because の後ろには主語と動詞のある文が必要です。名詞だけを置くなら because of を使いますが、この問題では誰に何が起きるのかまで文で書くほうが説得力が出ます。

複数主語を単数代名詞で受ける

減点 中
Teenagers watch their friends online, and he makes popular choices seem safe.
Teenagers watch their friends online, and those friends make popular choices seem safe.

前半は複数の friends です。後半を he で受けると一人へ変わります。those friends と言い直せば主体が明確です。

この文の言いかえ
社会的圧力
social pressure広い意味をまとめられます
pressure from friends原因を限定できます
social presspress は報道や押す動作になり意味がずれます
安全に感じられる
feel safer比較級で多数派との関係を出せます
seem like a safer choice選択肢を主語にしても自然です
feel more safetyfeel の後ろは形容詞 safe を使います
3

模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×1 / what節 ×254語

I agree that teenagers are influenced more strongly than adults. First, they often care about how their friends see them, so they choose what is popular to avoid feeling left out. Second, adults have more experience and know what they need. Teenagers can think independently, but social pressure often makes popular choices feel safer.

First と Second で採点条件の二理由を目に見える形にしています。 標準解は実測54語です。指定の約60語に収まり、how節とwhat節を合わせて0個使っています。数を合わせるためではなく、友人からどう見られるか、何が人気か、自分に何が必要かを具体的に示すために節へ開きました。まずは主張と理由が一方向につながるこの形を目標にしてください。 書き終えたら、十代への多数派の影響について「誰が」「何を」「どの程度」の三つが英文中に見えるかを確認してください。how / what 節は日本語の名詞を飾るためではなく、その中身を採点者へ示すために使っています。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×1 / what節 ×354語

I agree. Teenagers spend much of each day with friends and online, so they quickly notice how others judge their clothes and what is becoming popular. They also have less experience deciding what suits their own needs. Adults feel social pressure too, but their past choices can help them question what the majority prefers.

こちらは一文を短く分け、同調圧力と経験の差を順番に説明した版です。実測54語です。少し長くなっても、代名詞の指すものと理由の向きが明確なら読みやすい答案になります。うまい抽象語が出ないときは、人・行動・結果を一つずつ書いて説明でねじ伏せて大丈夫です。 この別解でも、友人からの評価を気にすることと、過去の選択経験が大人より少ないことを保っています。表現が標準解と違っても、この意味の骨組みが残っていれば正解として十分に通用します。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

主張と反対向きの結論に変わる

減点 大
Teenagers follow popular choices. Therefore, adults are influenced more strongly.
Social pressure often makes popular choices feel safer for teenagers.

途中で立場が反対側へ動いています。反対意見に触れる場合でも、最後は冒頭の主張へ戻す必要があります。書き終えたら最初と最後の方向が同じかを確認してください。

約60語に届かず、二つ目の理由がない

減点 大
I agree because teenagers care about their friends and often follow popular choices.
I agree that teenagers are influenced more strongly. First, they often care about how their friends see them, so they choose what is popular to avoid feeling left out. Second, adults have more experience and know what they need. Teenagers can think independently, but social pressure often makes popular choices feel safer.

実測12語ほどで約60語に届かず、理由も友人関係の一つだけです。設問が明記する少なくとも二理由を満たすには、経験の差など別の根拠を加え、それぞれが影響へどう結びつくかを書く必要があります。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
I agree that ...最重要

立場を一文で固定する

比較を含む設問では that 以下に比較対象まで入れます。

I agree that teenagers are influenced more strongly.
I agree that public transport should be cheaper.
First, ... Second, ...最重要

二理由を見える形にする

採点条件が二理由なら接続語で区切ると漏れを防げます。

First, they care about friends. Second, they have less experience.
First, it saves time. Second, it costs less.
care about how S V最重要

評価のされ方を具体化する

他者の目という名詞を節に開けます。

They care about how their friends see them.
We care about how customers use the service.
choose what is ...よく使う

選択対象を what 節にする

具体的な商品名がなくても選択の中身を表せます。

They choose what is popular.
Choose what is useful for you.
know what S needよく使う

自分の基準を示す

what が need の目的語になります。

Adults know what they need.
Good readers know what to look for.
A makes B feel Cよく使う

心理的な結果を表す

圧力が選択をどう感じさせるかまで書けます。

Pressure makes popular choices feel safer.
Music makes the room feel warmer.
7

この問題の語彙

表現意味ひとこと
influence影響を与える名詞にも動詞にもなります。動詞なら influence people と直接続けます
teenager十代の若者複数の一般論なら teenagers とします
adult大人比較では than adults のように複数形が自然です
left out仲間外れにされたfeel left out のまとまりで覚えると使いやすいです
experience経験一般的な経験量では不可算名詞です
independently自立してthink independently のように動詞を修飾します
pressure圧力この意味では不可算として social pressure とします
majority多数派the majority と定冠詞を付けるのが基本です
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出題の傾向

神戸大学の第Ⅳ問では、2017年のように本文の心理概念を踏まえて意見を述べる問題と、2021〜2023年のように身近な行動や言葉を説明する問題が見られます。共通するのは、本文の語を写すだけでなく、指定された理由数や例を短い英語で具体化させる点です。この小問では二理由の分離が中心です。 対策では、十代への多数派の影響のような題材ごと暗記するのではなく、主張、理由、具体例、結論の各文が何語必要かを先に配分してください。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、理由のつなぎ方と語数感覚が身につきます。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

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