神戸大学のロゴ 第Ⅳ問(1) 条件英作文 神戸大学 2025
神戸大学 2025年度 前期日程 · 英語

第Ⅳ問(1) 条件英作文
解答と解説

表から二つの媒体を選び、開始年と終了年の数値、変化の方向、減少幅の違いを約40語に収める問題です。ここではXとFacebookを選びます。両方が下がったという共通点だけで終わらず、Xは6ポイント、Facebookは11ポイント下がったことまで比べると答案の軸が立ちます。数字を列挙するのではなく、whileで対比し、howとwhatの節で「どちらがより大きく変わったか」を説明する力が問われています。

難易度 ★★★★★ 目安 12分 条件英作文 テーマ XとFacebookのニュース利用率の変化
1

問題

第Ⅳ問(1) 次の条件に従って英文を書きなさい。

Choose any two of the above social media sites and compare any changes during this period. Write in English (around 40 words).

約40語の英語。以下のデータに基づいて解答する。 データ: アメリカにおける各ソーシャルメディアの成人利用者のうち、日常的に時事等のニュースを知る手段として、そのソーシャルメディアを利用する割合(2020〜2023年) X (Twitter): 59%, 55%, 53%, 53% Facebook: 54%, 47%, 44%, 43% YouTube: 32%, 30%, 30%, 32% Instagram: 28%, 27%, 28%, 34% TikTok: 22%, 29%, 33%, 43%
答案を書くようすすめる Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます

この問題で見られている力

  • 2020年と2023年の値を取り違えずに読む力
  • percentとpercentage pointsを区別して減少幅を書く力
  • whileで二つの媒体の変化を一文にまとめる力
  • how both figures fellで共通点を節に開く力
  • 約40語の中で比較の結論まで回収する力
2

答案の組み立て

第1段

期間とXの変化を示す

From 2020 to 2023, the share for X fell from 59 percent to 53 percent.

第2段

Facebookをwhileで対比する

while Facebook dropped from 54 percent to 43 percent.

第3段

共通点と最大の変化を節でまとめる

The figures show how both shares fell and what made Facebook different.

第4段

減少幅の比を短く結ぶ

and how its fall was nearly twice as large.

第 1 文

第1段:期間とXの変化を示す

つまずきやすいところ
  • 期間をFrom 2020 to 2023で先に固定します
  • Xの開始値59と終了値53を正確に使います
  • fell from A to Bで変化の両端を示します
  • shareは「利用者に占める割合」を受けます
  • percentage pointsで減少幅を書く方法もあります
発想の切り替え

表の四年分をすべて書くと比較の結論が入らなくなります。まず開始年と終了年を選び、Xがどこからどこまで下がったかを一つの動詞で処理してください。

訳例
標準

From 2020 to 2023, the share for X fell from 59 percent to 53 percent.

別解

Between 2020 and 2023, X declined by six percentage points.

この文でやりやすい誤り

fromとbyを混同する

減点 大
X fell by 59 percent to 53 percent.
X fell from 59 percent to 53 percent.

by 59 percentでは59%分も減った意味になり、開始値を示せていません。表の59%から53%への移動なのでfromを使います。

shareを動詞の位置に置く

減点 中
X share fell from 59 percent to 53 percent.
The share for X fell from 59 percent to 53 percent.

shareはここでは名詞なので、Xとshareの間に所有を示す形が必要です。冠詞なしで名詞を並べると文の骨格が崩れます。

この文の言いかえ
59%から53%に下がる
fall from 59 percent to 53 percent両端が一度で伝わる基本形です
decline by six percentage points減少幅に焦点を当てる形です
fall to six percent6ポイント減を6%まで下がると取り違えています
割合
the share of users何に占める割合かを示せます
the percentage of adults調査対象を明示した形です
the rate of siteofの後ろが不自然で意味が曖昧です
第 2 文

第2段:Facebookをwhileで対比する

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。whileで同じ期間の二媒体を直接比べます
  • Facebookの11ポイント減を数字で示します
  • dropped fromとdropped byを混同しません
  • Xより低下が大きいことを文の配置でも見せます
  • whereasも使えますがwhileのほうが平易です
発想の切り替え

Facebookも下がったと書くだけではcompareの要求が弱くなります。同じ文の後半に置き、Xの6ポイント減とFacebookの11ポイント減が並んで見える形にします。

訳例
標準

while Facebook dropped from 54 percent to 43 percent.

別解

whereas Facebook saw a larger fall, from 54 percent to 43 percent.

この文でやりやすい誤り

Facebookの開始値を47%と読む

減点 大
Facebook dropped from 47 percent to 43 percent.
Facebook dropped from 54 percent to 43 percent.

47%は2021年の値です。設問の期間全体を比べるなら2020年の54%を出発点にしなければ、減少幅が4ポイントに変わってしまいます。

riseを使って方向を逆にする

減点 大
Facebook rose from 54 percent to 43 percent.
Facebook fell from 54 percent to 43 percent.

roseは増加です。54から43へ数値が小さくなっているため、内容が表と反対になります。

whileの後ろから主語を落とす

減点 中
X fell by six points, while dropped Facebook by eleven.
X fell by six points, while Facebook dropped by eleven.

whileの後ろにも主語Facebookと動詞droppedの順が必要です。日本語の語順につられて倒置しないでください。

この文の言いかえ
一方で
while二項目を同じ文で対比できます
whereas意味は同じですが少し硬めです
during期間を示す語で、対比にはなりません
より大きな減少
a larger drop平易で比較が明確です
a greater decline少し硬めですが正確です
a more fallfallを名詞で使うときmoreは置けません
第 3 文

第3段:共通点と最大の変化を節でまとめる

つまずきやすいところ
  • how節は両方が下がった様子を受けます
  • what節はFacebook側の大きな変化を指します
  • showsの主語Thisは直前の比較全体です
  • usersはここではニュース源として使う成人を指します
  • 数字の後に一文の読み取りを必ず置きます
発想の切り替え

数値だけでも事実は伝わりますが、設問は比較を求めています。howで共通点、whatで相違点を言葉にすると、表を読んで判断したことが採点者に明確に伝わります。

訳例
標準

The figures show how both shares fell and what made Facebook different.

別解

The data show how the use of both sites fell and what made Facebook's change different.

この文でやりやすい誤り

二つの数字をandで列挙して比較しない

減点 大
X fell to 53 percent, and Facebook fell to 43 percent.
X fell by six points, while Facebook fell by eleven.

出発点も減少幅もなく、どちらが大きく変わったかを比較できません。設問のcompareに十分答えていません。

2023年の値だけで期間の変化を述べる

減点 中
In 2023, X was 53 percent and Facebook was 43 percent, so both declined.
By 2023, X had fallen by six points and Facebook by eleven.

2020年の値を書いていないため、この英文だけではdeclinedの根拠がありません。開始値か減少幅を加える必要があります。

site自体が低くなったと書く

減点 小〜中
Both sites became six and eleven points lower.
The shares of users fell by six and eleven points.

サイトそのものが低くなったのではなく、ニュース源として使う成人の割合が下がりました。何の数値かを主語で示します。

この文の言いかえ
両方とも下がった
how both figures fell変化をhow節で開けます
both showed a decline名詞を使う短い形です
both became downbecomeとdownはこの形で結びません
表が示すこと
This shows how ...直前の数値をまとめて受けられます
The data tell us what ...what節へ自然につなげられます
According to my feeling表ではなく感想の根拠になってしまいます
第 4 文

第4段:減少幅の比を短く結ぶ

つまずきやすいところ
  • itsは直前のFacebookを指します
  • nearly twice as largeで11対6をおおまかに比べます
  • 厳密にtwiceと言い切らずnearlyを付けます
  • fallは名詞なのでa fallまたはits fallとします
  • 最後に新しい媒体を加えず二項比較を閉じます
発想の切り替え

11は6の正確な2倍ではありません。nearlyを加えることで、表の数字を誇張せずに差の大きさを説明できます。計算結果を短い英語にする仕上げです。

訳例
標準

and how its fall was nearly twice as large.

別解

and how Facebook's decline was almost twice the size of X's.

この文でやりやすい誤り

割合の減少をpercentだけで表す

減点 中
Facebook fell by 11 percent.
Facebook fell by 11 percentage points.

54%から43%への差は11 percentage pointsです。11 percentと書くと54の11%分、約6ポイントの減少と読まれます。

twiceを厳密な2倍として言い切る

減点 中
Facebook's drop was twice as large as X's.
Facebook's drop was nearly twice as large as X's.

Xは6ポイント、Facebookは11ポイントで、12対6ではありません。正確な2倍ではないためnearlyを添えます。

この文の言いかえ
ほぼ2倍
nearly twice as large正確な2倍でないことを残せます
almost double短くまとめられます
two times more何倍かが曖昧になるため避けます
変化の大きさ
how large the change was大きさを節として説明できます
the size of the change名詞で短くする形です
how many the change waschangeの大きさにhow manyは使えません
3

模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×2 / what節 ×146語

From 2020 to 2023, the share for X fell from 59 percent to 53 percent, while Facebook dropped from 54 percent to 43 percent. The figures show how both shares fell, what made Facebook different, and how its drop was nearly twice as large as X's.

全46語で、約40語という条件を満たしています。開始値と終了値を一度ずつ示し、whileで二つの減少を対比しました。後半では共通点、より大きく変化した媒体、減少幅の差をhow・what・howの三つの節に開いています。割合そのものの差はpercent、割合の増減はpercentage pointsと呼ぶ点にも注意してください。数字を五年分並べず、比較に必要な2020年と2023年だけを選んでいるので、短い語数でも読み取りの根拠がはっきり残ります。 この答案の採点上の境界は、53%と43%を書けたかではなく、2020年からの変化を比較できたかです。Xは6ポイント、Facebookは11ポイントという計算を下書きに置き、fromは両端、byは差にだけ使います。11は6の正確な2倍ではないのでnearlyを落としません。約40語では途中年を削っても、期間・二つの変化・比較の結論は削らないでください。 第1段「第1段:期間とXの変化を示す」の見直しでは、まず「期間をFrom 2020 to 2023で先に固定します」を確認します。次に「percentage pointsで減少幅を書く方法もあります」まで読んで、英文の一つの動詞が一つの役割を果たしているかを見てください。別解と比べるときは語の難しさではなく、設問の条件と論理が同じように残っているかを基準にします。 第2段「第2段:Facebookをwhileで対比する」の見直しでは、まず「ここが山場です。whileで同じ期間の二媒体を直接比べます」を確認します。次に「whereasも使えますがwhileのほうが平易です」まで読んで、英文の一つの動詞が一つの役割を果たしているかを見てください。別解と比べるときは語の難しさではなく、設問の条件と論理が同じように残っているかを基準にします。 第3段「第3段:共通点と最大の変化を節でまとめる」の見直しでは、まず「how節は両方が下がった様子を受けます」を確認します。次に「数字の後に一文の読み取りを必ず置きます」まで読んで、英文の一つの動詞が一つの役割を果たしているかを見てください。別解と比べるときは語の難しさではなく、設問の条件と論理が同じように残っているかを基準にします。 第4段「第4段:減少幅の比を短く結ぶ」の見直しでは、まず「itsは直前のFacebookを指します」を確認します。次に「最後に新しい媒体を加えず二項比較を閉じます」まで読んで、英文の一つの動詞が一つの役割を果たしているかを見てください。別解と比べるときは語の難しさではなく、設問の条件と論理が同じように残っているかを基準にします。 誤答との境界では「fromとbyを混同する」、「Facebookの開始値を47%と読む」、「割合の減少をpercentだけで表す」をまとめて点検します。どの誤答も狙った欠陥を一つだけ含むため、修正例ではその一点だけが直っているかを確認できます。自分の答案にも同じ読み方を行い、内容条件、語法、主述、時制を一度に眺めず順番に調べると見落としが減ります。 誤答との境界では「二つの数字をandで列挙して比較しない」、「riseを使って方向を逆にする」、「twiceを厳密な2倍として言い切る」をまとめて点検します。どの誤答も狙った欠陥を一つだけ含むため、修正例ではその一点だけが直っているかを確認できます。自分の答案にも同じ読み方を行い、内容条件、語法、主述、時制を一度に眺めず順番に調べると見落としが減ります。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×2 / what節 ×147語

X and Facebook were both used less often for news in 2023 than in 2020. X went down by six percentage points, but Facebook went down by eleven. These figures show how their use changed, what made Facebook different, and how far apart the two drops were.

全47語です。標準解とは数値の見せ方を変え、減少幅を先に書きました。how節とwhat節で比較の結論を説明しているので、数字の羅列にはなっていません。書き終えたらfromとby、percentとpercentage pointsを一つずつ確認してください。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
fall from A to B / fall by C最重要

両端と差を使い分ける

from ... to ... は開始値と終了値、byは差を示します。この表では二つを混ぜると減少幅が別の意味になるため、数字を書く前にどちらを示すか決めてください。

X fell from 59 percent to 53 percent.
The price fell by ten dollars.
A, while B最重要

二つの変化を直接比べる

短いデータ比較では、同じ指標の二項目を一文に並べると違いが見えます。whileの前後で時期と単位をそろえるのがコツです。

X fell by six points, while Facebook fell by eleven.
I walked to school, while my brother took a bus.
show how S V最重要

数値の動きを説明する

数字を並べた後、その数字からわかる変化をhow節で言葉にします。グラフ問題だけでなく、調査結果の要約にも使えます。

The figures show how both sites lost users.
The photo shows how the town has changed.
show what changedよく使う

比較の結論を名詞節にする

whatを使うと「変わったもの・点」を一まとまりにできます。抽象的なdifferenceを繰り返さず、変化の中身を示せます。

This shows what changed more on Facebook.
The survey tells us what students need.
nearly twice as + 形容詞よく使う

厳密でない倍率を表す

計算が正確な2倍でないときはnearlyやalmostを付けます。表の丸め値を扱う場面では、言い切りを避けることが大切です。

Facebook's fall was nearly twice as large.
This bag is almost twice as heavy as that one.
共通点→相違点→結論よく使う

40語のデータ比較を組み立てる

最初に両方の方向を示し、次に減少幅の違い、最後に一文の読み取りを置くと、数字の羅列になりません。書く数字は比較に必要なものだけに絞ってください。

両方低下→6対11ポイント→Facebookの低下が大きい
両商品上昇→上昇幅を比較→Aの伸びが速い
7

この問題の語彙

表現意味ひとこと
share割合動詞のshareではなく名詞です。the share of usersの形で使います
percentage pointパーセントポイント割合どうしの単純な差を表します。percentとの区別が大切です
fall下がる、減少過去形はfellです。名詞ならa fallまたはthe fallとします
drop下がる、減少動詞と名詞の両方で使えます。dropped from A to Bの形が便利です
decline減少する、減少少し硬めですがデータ説明で使えます。byの後ろに減少幅を置けます
while一方で二つの事実を対比するときの接続詞です。後ろに主語と動詞を置きます
nearlyほとんど、ほぼ完全にはその数に達していないことを示します
figure数値人物の意味もありますが、dataの文脈では表に示された数値を指します
8

出題の傾向

神戸大の英作文は、2017年のバンドワゴン効果、2021年の内向き志向、2022年の制服、2023年のスマートフォン依存、2025年のSNSニュース利用と、資料や本文を読んで短く説明したあと、自分の意見へ進む二段構成が目立ちます。2025年Ⅳ-1は従来の定義問題に数値比較が加わった形です。数値を全部写すのではなく、問われた二項目に絞って変化と差を言葉にする必要があります。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

アプリでこの問題を解く iOS · Android · Web で使えます
アプリで解く
質問文をコピーしました