大阪大学のロゴ 全学部 条件英作文 大阪大学 1984
大阪大学 1984年度 前期日程 · 英語

全学部 条件英作文
解答と解説

コンピュータの便利さと依存を扱う条件英作文です。単に便利さを認めつつ、結果を確かめる力と故障時の備えが必要だと述べると書くだけではなく、便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割を限られた語数の中でそろえる必要があります。差がつくのは、便利か不便かの二択にせず、使い方の条件を示すことです。標準解では how quickly we find information と what work machines can do を軸に、反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面まで進めています。難しい単語に頼らず、答え・理由・具体場面・結論の役割を分ければ、短くても読み手が納得できる答案になります。

難易度 ★★★★ 目安 20分 条件英作文 テーマ コンピュータの便利さと依存
1

問題

全学部 設問の条件に従い、自分の考えを英語で述べなさい。

近年、コンピュータなどの普及により人々の生活は便利になったと言われる。このことについてあなたはどう考えるか。

50語程度の英語で述べなさい。
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この問題で見られている力

  • 便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割を設問どおりにそろえられるか
  • 冒頭で「便利さを認めつつ、結果を確かめる力と故障時の備えが必要だと述べる」と立場を固定できるか
  • how quickly we find informationを自然なhow節で書けるか
  • what work machines can doをwhat節に開いて説明できるか
  • 反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面を主張と結びつけられるか
  • 50語程度の英語で述べなさい。に合わせて結論まで収められるか
2

答案の組み立て

第1段

立場を先に決める

Computers make life convenient by changing how quickly we find information and what machines can do.

第2段

理由をhow節・what節で具体化する

They also change how people communicate over distance.

第3段

一つの場面で論を確かめる

However, they can make us depend on systems we do not understand.

第4段

条件または結論で閉じる

We should use them for repeated tasks while keeping the skills to check answers and act when they fail.

第 1 文

第1段:立場を先に決める

つまずきやすいところ
  • 1984年の設問では「便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割」が求められます。役割を外さないようにします
  • ここが山場です。冒頭で答えを固定し、後の理由を同じ方向へそろえます
  • 「反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面」まで具体化し、一般論で終わらせません
  • 指定語数を四段に配り、この段落だけを長くしすぎません
  • 「便利か不便かの二択にせず、使い方の条件を示す」を最後に確認します
発想の切り替え

コンピュータの便利さと依存の「第1段:立場を先に決める」を担う段落です。難しい抽象語より、誰が何をするかを平易な動詞で書きます。how節・what節で説明の中身を見せてください。

訳例
標準

Computers make life convenient by changing how quickly we find information and what machines can do.

別解

Modern machines save time, but saved time matters only if we decide how to use it.

この文でやりやすい誤り

コンピュータの便利さと依存への答えを決めない

減点 大
There are both good and bad points about computer use.
Computers have made life more convenient by changing how quickly we find information, what work machines can do, and how people communicate over distance.

英文として読めても、便利さを認めつつ、結果を確かめる力と故障時の備えが必要だと述べるという立場が決まりません。この設問では背景紹介ではなく、自分の答えを採点者に示す必要があります。

コンピュータの便利さと依存の理由を同じ語で回す

減点 大
Computers are convenient because they make life convenient.
This matters because it shows us what work machines can do.

結論をほぼ同じ語で繰り返しており、なぜそう考えるのかが一歩も進んでいません。反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面のような観察や行動を一つ置くと理由になります。

この文の言いかえ
コンピュータの便利さと依存への立場
Computers have made life more convenient by changing how quickly we find information, what work machines can do, and how people communicate over distance.最初の一文で答えが決まり、この問題では最も安全です
Modern machines save time, but saved time has value only if we decide how to use it.別の具体案を選ぶ場合も、冒頭で答えを出せています
There are many opinions about this topic.立場が見えず、この設問の答えになりません
どのようなものかを示す
how quickly we find informationhow節で中身を動きとして見せられます
the way people think about computer use名詞を残す書き方ですが、意味は通ります
how do people think about computer use間接疑問で do を前に出しているため使えません
第 2 文

第2段:理由をhow節・what節で具体化する

つまずきやすいところ
  • 1984年の設問では「便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割」が求められます。役割を外さないようにします
  • how節・what節を使い、理由の中身を動きとして見せます
  • 「反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面」まで具体化し、一般論で終わらせません
  • 指定語数を四段に配り、この段落だけを長くしすぎません
  • 「便利か不便かの二択にせず、使い方の条件を示す」を最後に確認します
発想の切り替え

コンピュータの便利さと依存の「第2段:理由をhow節・what節で具体化する」を担う段落です。難しい抽象語より、誰が何をするかを平易な動詞で書きます。how節・what節で説明の中身を見せてください。

訳例
標準

They also change how people communicate over distance.

別解

Computers show us what information is available and how numbers change.

この文でやりやすい誤り

コンピュータの便利さと依存を説明するhow節で疑問文語順を残す

減点 中
We need to understand how does computer use affect people.
We need to understand how quickly we find information.

how が文の一部に入る間接疑問では、do を前へ出しません。疑問文の語順を残すと、節全体の骨組みが崩れます。コンピュータの便利さと依存について書く場合も、how節は文の中の部品なので、主語を動詞の前に置いてください。

コンピュータの便利さと依存のwhat節で is を前へ出す

減点 中
We must explain what is the main point about computer use.
We must explain what the main point about computer use is.

what節が explain の目的語になるときは、what the main point about computer use is の語順です。コンピュータの便利さと依存の中心点を示す文でも、独立した疑問文の語順は残しません。

この文の言いかえ
何が大切かを示す
what work machines can dowhat節なら抽象名詞を増やさず説明できます
the important point短いですが、後ろで中身を補う必要があります
what is the important point組み込まれた節では語順が不正確です
理由を示す
because S V主張の直後に理由を一文で置けます
This is because S V前文全体の理由を次の文で説明できます
because of S Vbecause of の後ろには名詞が必要なので、この形は使えません
第 3 文

第3段:一つの場面で論を確かめる

つまずきやすいところ
  • 1984年の設問では「便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割」が求められます。役割を外さないようにします
  • how節・what節を使い、理由の中身を動きとして見せます
  • 「反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面」まで具体化し、一般論で終わらせません
  • 指定語数を四段に配り、この段落だけを長くしすぎません
  • 「便利か不便かの二択にせず、使い方の条件を示す」を最後に確認します
発想の切り替え

コンピュータの便利さと依存の「第3段:一つの場面で論を確かめる」を担う段落です。難しい抽象語より、誰が何をするかを平易な動詞で書きます。具体例が直前の理由を本当に支えるか確かめてください。

訳例
標準

However, they can make us depend on systems we do not understand.

別解

Yet they cannot decide what matters most.

この文でやりやすい誤り

コンピュータの便利さと依存の中心語を不自然な形で使う

減点 中〜大
We depend computers too much.
We depend on computers too much.

この形では語法が合わず、便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割についての大切な一文が不自然になります。狙う誤りはこの一点だけで、内容と時制はそのままに直します。

具体例がコンピュータの便利さと依存を支えない

減点 中
Computer screens are sold in several sizes.
For example, a computer can repeat a task while a person checks the result.

文法は整っていても、便利さを認めつつ、結果を確かめる力と故障時の備えが必要だと述べるという主張の理由になっていません。限られた語数では、話題に関係するだけでなく、結論を実際に支える例が必要です。

この文の言いかえ
具体例へ進む
For example,最も基本で、迷ったらこれで十分です
For instance,同じ役割で自然に使えます
By the way,話題転換になるので、理由を支える例には使いません
注意点を対比する
However,この題材の利点と注意点を短く分けられます
At the same time,同時に考える条件をやわらかく加えられます
On the contrary,単なる注意追加には反対の意味が強すぎます
第 4 文

第4段:条件または結論で閉じる

つまずきやすいところ
  • 1984年の設問では「便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割」が求められます。役割を外さないようにします
  • how節・what節を使い、理由の中身を動きとして見せます
  • 「反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面」まで具体化し、一般論で終わらせません
  • 指定語数を四段に配り、この段落だけを長くしすぎません
  • 「便利か不便かの二択にせず、使い方の条件を示す」を最後に確認します
発想の切り替え

コンピュータの便利さと依存の「第4段:条件または結論で閉じる」を担う段落です。難しい抽象語より、誰が何をするかを平易な動詞で書きます。how節・what節で説明の中身を見せてください。

訳例
標準

We should use them for repeated tasks while keeping the skills to check answers and act when they fail.

別解

Convenience is good when people check results and can still work during a failure.

この文でやりやすい誤り

コンピュータの便利さと依存で設問が求める要素の一部を落とす

減点 大
I think computer use is important. That is my opinion.
I think this is important because it shows what work machines can do.

便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割のうち、答え以外の説明がありません。短い答案でも「なぜ」「どのように」「どんな場面か」の少なくとも一つを節で見せてください。

コンピュータの便利さと依存で it の指すものを曖昧にする

減点 中
This changes it, so computer use is better for it.
The subject should be clear. Convenience is valuable only when people keep control.

コンピュータの便利さと依存では複数の人・制度・行動が登場するため、it を続けると何が何を変えるのか判断できません。中心となる名詞を一度言い直します。

この文の言いかえ
結論へ戻る
Therefore,理由を受けて最初の答えへ戻る基本形です
For this reason,理由が一つにまとまるときに自然です
After all,根拠なしに決めつける響きが出やすいため、この短い論証では避けます
便利か不便かの二択にせず、使い方の条件を示すという条件
Convenience is valuable only when people keep control.問題固有の条件を含み、単純な賛否で終わりません
This choice can work if we use it with care.具体性は弱いものの、条件付きの結論として使えます
Everything will certainly be perfect.言い切りが強く、問題の注意点を消してしまいます
3

模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×2 / what節 ×155語

Computers make life convenient by changing how quickly we find information and what machines can do. They also change how people communicate over distance. However, they can make us depend on systems we do not understand. We should use them for repeated tasks while keeping the skills to check answers and act when they fail.

全55語です。50語程度の英語で述べなさい。に合わせ、冒頭で便利さを認めつつ、結果を確かめる力と故障時の備えが必要だと述べると答えを決めました。続いて what work machines can do、how quickly we find information を使い、理由を名詞だけで終わらせず節に開いています。さらに反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面を置き、最後は「Convenience is valuable only when people keep control.」という考えへ戻しました。how節2個、what節1個を数えています。語数のために難語を詰めず、この四つの役割をまず目標にしてください。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×2 / what節 ×248語

Modern machines save time, but saved time matters only if we decide how to use it. Computers show us what information is available and how numbers change. Yet they cannot decide what matters most. Convenience is good when people check results and can still work during a failure.

全48語です。標準解とは別の切り口を使いながら、コンピュータの便利さと依存への答え、理由、観察できる場面、結論を保っています。特に 便利か不便かの二択にせず、使い方の条件を示すことが伝わるよう、抽象的な評価を人の動作へ言い直しました。how節2個、what節2個です。うまい一語が出なくても、誰が何をするかを順に説明すれば、内容を落とさず語数内にまとめられます。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

途中でコンピュータの便利さと依存への立場を反転させる

減点 大
I support this idea. Convenience is valuable only when people keep control. Therefore, I completely oppose it.
Convenience is valuable only when people keep control.

冒頭と結論が反対になり、どちらを論証した答案か決まりません。途中で注意点を出しても、最後は最初に選んだ立場へ戻します。コンピュータの便利さと依存について選んだ答えを、結論まで同じ方向で保ってください。

コンピュータの便利さと依存の語数を同じ主張の反復で埋める

減点 中
Computer use is important. It is very important. I think the same point is important for everyone.
This is important because it shows us what work machines can do.

語数は増えても情報は増えていません。how quickly we find informationのようなhow節や、what work machines can doのようなwhat節に開くと、短いまま内容を深められます。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
最初の一文で I support / oppose / would choose を置く最重要

コンピュータの便利さと依存の答えを固定する

便利になった具体面、依存の危険、人が残すべき役割が問われるため、背景説明より先に答えを示します。そうすれば後の反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面が何を支えるのかも明確になります。

Computers have made life more convenient by changing how quickly we find information, what work machines can do, and how people communicate over distance.
I would choose a local library for the new program.
show 人 how S V最重要

方法や変化を節に開く

コンピュータの便利さと依存では名詞だけだと理由が薄くなります。how節にすると、誰がどう動くかを高校範囲の語で説明できます。

This can show us how quickly we find information.
Travel can show us how families live in another country.
explain / learn what S V最重要

中身をwhat節で示す

「点」「事情」のような抽象語を重ねず、what work machines can doと中身そのものを書けます。語数が短い阪大の条件英作文でも密度を上げられます。

We can learn what work machines can do.
Students should explain what they found.
For example, + 一人の行動よく使う

コンピュータの便利さと依存を場面にする

一般論のあとに反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面を置くと、理由が現実にどう働くかが見えます。新しい論点を増やさず、直前の理由だけを確かめてください。

For example, a computer can repeat a task while a person checks the result.
For example, one student can test the plan for a week.
However, + 注意点よく使う

単純化しすぎない

便利か不便かの二択にせず、使い方の条件を示すという留保を一文だけ加えます。反対側へ立場を変えるのではなく、自分の主張が成り立つ条件をはっきりさせる使い方です。

However, people must keep the skills needed when a computer fails.
However, the rule must leave room for individual needs.
主張→理由→場面→条件付き結論最重要

50語程度の英語で述べなさい。を安定させる構成

最初に答え、how/what節で理由を示し、反復作業を機械に任せ、人が結果を確認し、故障時には手作業へ戻る場面を短く置いて、Convenience is valuable only when people keep control.へ戻ります。書く前に四つの役割を一行ずつメモすると語数調整もしやすくなります。

便利さを認めつつ、結果を確かめる力と故障時の備えが必要だと述べる→節で理由→具体場面→条件付き結論
地域図書館を選ぶ→交流を説明→子どもの利用例→費用条件を添える
7

この問題の語彙

表現意味ひとこと
computerコンピュータコンピュータの便利さと依存で使う語です。後ろに具体的な中身を続けてください
convenient便利なコンピュータの便利さと依存で使う語です。語法を確認して例文に入れてください
depend on〜に頼るコンピュータの便利さと依存で使う語です。後ろに具体的な中身を続けてください
system仕組みコンピュータの便利さと依存で使う語です。語法を確認して例文に入れてください
repeated task反復作業コンピュータの便利さと依存で使う語です。後ろに具体的な中身を続けてください
check確かめるコンピュータの便利さと依存で使う語です。語法を確認して例文に入れてください
failure故障コンピュータの便利さと依存で使う語です。後ろに具体的な中身を続けてください
control管理するコンピュータの便利さと依存で使う語です。語法を確認して例文に入れてください
8

出題の傾向

阪大の全学部向け条件英作文は、1983年の学校統廃合、1989年の国際化、1993年の新しい祝日、1997年の硬貨デザイン、1999年のテレビ禁止のように、社会的な話題を身近な判断へ落とす問題が続いています。1984年の「コンピュータの便利さと依存」も、知識の量より、問いの条件を拾い、理由を一つの場面で説明する力を見る出題です。年代が変わっても、最初に答えを定め、how節・what節で理由の中身を見せる方針が有効です。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

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解説を読んだあとに自分の立場で書き直すと、理由と具体例のつながりが身につきます。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

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