食事の際に好物を先に食べるか、最後にとっておくかを答え、その理由を述べる条件英作文です。単に「最後にとっておく」と書くだけでなく、なぜそうするのか、どんな場面でそうしているのかを限られた語数の中でそろえる必要があります。差がつくのは、at last と for last のような紛らわしい表現を混同せず、how節で理由の中身を具体的に示すことです。標準解では how much I still have left to enjoy を軸に、夕食で野菜を先に食べ、好きな肉料理を最後の一口に残す場面まで進めています。難しい単語に頼らず、答え・理由・具体場面・結論の役割を分ければ、短くても読み手が納得できる答案になります。
食事をする際,好物から先に食べる人や,好物は最後までとっておく人など,いろいろある。あなたの場合はどうか。またそれはなぜか。
60語程度の英語で述べよ。
解説を読んだあとに自分の立場で書き直すと、理由と具体例のつながりが身につきます。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます先に食べるか、最後にとっておくかを一文で示す
I always save my favorite food for last.
理由をhow節で具体化する
This is because I want to know how much I still have left to enjoy.
具体的な場面で示す
For example, at dinner I eat what I like less first, and then save the meat I enjoy most for the final bite.
結論でまとめる
In this way, I never lose the chance to enjoy what I like best at the end.
第1段:先に食べるか、最後にとっておくかを一文で示す
この設問は「先に食べる派」でも「最後にとっておく派」でもかまいませんが、採点者が読んで数秒で立場が分かることが大切です。ここでは「最後にとっておく」を選び、I always save my favorite food for last. のように、動詞 save と for last をセットで使って一文にまとめます。「食事にはいろいろな人がいて」のような背景描写から書き始めると、それだけで語数を使ってしまうので避けてください。
I always save my favorite food for last.
I always keep my favorite food until the end of a meal.
英文として読めても、好物を先に食べるか最後にとっておくかという自分自身の答えが示されていません。この設問では一般論ではなく、あなたの場合を採点者に伝える必要があります。
favorite はそれだけで「一番好きな」という意味を持つ形容詞なので、most favorite と重ねると意味が二重になり不自然です。favorite だけで十分です。
at last は「長く待った末に、ついに」という時間の意味を表す言葉で、順番が最後という意味にはなりません。このままだと、好物を食べるまで苦労した、という別の意味に変わってしまいます。
第2段:理由をhow節で具体化する
「なぜ最後にとっておくのか」を一言で片付けず、食事の間ずっと「まだ楽しみが残っている」という感覚を保てるからだと説明します。This is because の直後に how much I still have left to enjoy という節を置けば、楽しみの量を実感として伝えられます。ここで enjoyment のような名詞に頼ると急に硬くなるので、know や enjoy のような動詞を中心に文を作ってください。
This is because I want to know how much I still have left to enjoy.
When I was little, I ate what I liked most first, but I lost interest in how the rest tasted.
Because で始まる節は、それだけでは主語と動詞をそろえた文になりません。主節と組み合わせるか、This is because の形にする必要があります。
理由の部分が like という同じ動詞の言い換えになっており、なぜ好きなのかが一歩も進んでいません。how much I still have left to enjoy のような具体的な内容が必要です。
楽しみ(enjoyment)は数えられない量なので、数を尋ねる how many ではなく、量を尋ねる how much を使います。how many のままだと、楽しみを個数で数える不自然な文になります。
第3段:具体的な場面で示す
理由だけでは「本当にそうしているのか」が伝わらないので、具体的な場面を一つ置きます。ここでは夕食を例に、野菜を先に食べて、好きな肉料理を最後の一口に残すという場面にしました。抽象的な「順番を守る」ではなく、実際に手を動かす場面を書くと、読み手に伝わりやすくなります。
For example, at dinner I eat what I like less first, and then save the meat I enjoy most for the final bite.
For example, I finish the vegetables first and eat the piece of cake I love last.
この文は好物が何かを説明しているだけで、先に食べるか最後にとっておくかという順番には触れていません。理由を支える具体例には、実際にどう食べているかという動作が必要です。
「Aを後で使うために取っておく」は save A for B という形が正しく、for の代わりに to を使うことはできません。ここでは for を使う必要があります。
ここでの野菜は特定の一つではなく、食事に出た野菜全体を指すので、複数形の vegetables にする必要があります。単数のままだと、野菜が一つしかないような不自然な文になります。
第4段:結論でまとめる
最後の文では、これまでの理由と具体例を踏まえて、第1段の立場に戻ります。新しい理由を追加すると語数オーバーになりやすいので、In this way, で場面を受けて、「楽しみを逃さない」という一言でまとめてください。
In this way, I never lose the chance to enjoy what I like best at the end.
This way, I always have something special waiting, and the meal finishes with what I like best.
同じ一文の中で「先に食べる」と「最後にとっておく」の両方を述べており、この文だけで矛盾しています。結論の一文は、それまでの答えと同じ内容を短く言い直すだけで十分です。
what節が enjoy の目的語になるときは、疑問文のように do を主語の前に出しません。節の中は平叙文と同じ語順のままにします。
I always save my favorite food for last. This is because I want to know how much I still have left to enjoy. For example, at dinner I eat what I like less first, and then save the meat I enjoy most for the final bite. In this way, I never lose the chance to enjoy what I like best at the end.
全63語です。60語程度の英語で述べよ。に合わせ、冒頭で好物を最後にとっておくと答えを決めました。続いて how much I still have left to enjoy という how節を使い、理由を名詞だけで終わらせず節に開いています。さらに夕食で野菜を先に食べ、好きな肉料理を最後の一口に残す場面を置き、最後は what I like best という what節で「一番好きな食べ物」を言い直して結論に戻しました。how節1個、what節2個、合計3個を数えています。at last と for last のような紛らわしい語に頼らず、この四つの役割をまず目標にしてください。
I always keep my favorite food until the end of a meal. When I was little, I ate what I liked most first, but I lost interest in how the rest tasted. For example, I finish the vegetables first and eat the piece of cake I love last. This way, I always have something special waiting, and the meal finishes with what I like best.
全65語です。標準解とは別の切り口として、子どもの頃は好物を先に食べていたが、途中で残りへの興味を失ってしまったという経験を理由にしました。夕食のあとにケーキを最後に食べるという場面まで具体化し、結論では最後の一口が what I like best になることを示しています。how節1個、what節2個です。うまい一語が出なくても、誰が何をするかを順に説明すれば、内容を落とさず語数内にまとめられます。

第1段で「最後にとっておく」と決めたのに、途中で「先に食べることもある」と書くと、結論までどちらの立場か分からなくなります。例外を書きたい場合も、最後は最初に選んだ答えへ戻してください。
内容以前に、60語程度という条件に対して実測12語しかなく、指定語数へ届いていません。主張・理由・具体例・結論の四つの役割を先に決めてから書くと、無理な水増しをせず語数を確保できます。

好物を先に食べるか最後にとっておくかへの答えを固定する
「あなたの場合はどうか」と聞かれる問題では、背景説明より先に自分の習慣を一文で示します。そうすれば後の理由や具体例が何を支えているのかもすぐに伝わります。
残っている量をhow節で示す
「楽しみ」「やること」のような名詞をそのまま置くと硬くなります。how much S still have left to Vにすると、まだ残っている量を動きのある文で説明できます。
後で使うために取っておく場面の型
「取っておく」は save A for B の形で覚えておくと、食べ物に限らずお金や時間についても同じ形で使えます。
順番を対比しながら描く
何を先にして何を後にするかを対比すると、単に「順番を守る」と書くより具体的に伝わります。
理由を一つの場面で確かめる
一般論のあとに具体的な場面を一つ置くと、理由が実際にどう働くかが伝わります。新しい論点を増やさず、直前の理由だけを確かめるのがコツです。
具体例から結論へ戻る
具体例のあとに In this way, を置くと、新しい理由を足さずに最初の主張へ自然に戻れます。60語程度の短い答案では特に有効です。
60語程度の英語で述べよ。を安定させる構成
最初に答え、how節で理由を示し、具体的な場面を短く置いて、最初の答えへ戻ります。書く前に四つの役割を一行ずつメモすると、語数調整もしやすくなります。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| favorite | お気に入りの | それ自体が「一番好きな」という意味なので、most favorite のように最上級を重ねません |
| save | 取っておく | save A for B の形で使います。save A to B とは言いません |
| meal | 食事 | 食事全体を指す語です。food(食べ物)と混同しないようにします |
| bite | 一口 | 数えられる名詞です。the final bite のように a/the を付けて使います |
| taste | 味がする/味 | 動詞のときは This tastes good. のように主語が食べ物になります |
| vegetable | 野菜 | 食事に出た野菜全体を指すときは、単数のままにせず vegetables と複数形で使います |
| finish | 食べ終える | finish the vegetables のように具体的な対象を続けて「〜を食べ終える」という意味で使えます |
| rest | 残り | 何の残りか分かりにくいときは the rest of + 名詞 の形にします。文脈で分かるときは the rest だけでも使えます |
| enjoy | 楽しむ | 他動詞なので、後ろに目的語か動名詞が必要です。enjoy だけで文を終えられません |
阪大の全学部向け条件英作文は、1983年の学校統廃合、1989年の国際化、1993年の新しい祝日、1997年のホームステイ客への案内、1998年のテレビ視聴禁止のように、社会的な話題を扱う年が多い一方で、1999年の「好物を先に食べるか、最後にとっておくか」のように、ごく身近な生活習慣を題材にする年もあります。話題の大小にかかわらず、まず答えを一文で決め、how節・what節で理由の中身を見せるという解き方は共通しています。2000年には語数の条件が70語程度に伸びており、60語程度のうちに主張・理由・具体例・結論の四役をそろえておく練習は、その後の年度にもそのまま生きます。
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