約70語で、必要・不要の二択で必要を選び、緊急連絡の利点と勉強中の制限を両立させる答案を作る問題です。差がつくのは、mobile phoneという中心語を繰り返すのではなく、予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面まで場面を狭めることです。標準解では what 節と how 節を合わせて4個使い、抽象的なattentionを、誰が何を知り、どのように行動するかへ開きました。主張、理由、具体例、結論の四つを先に決めれば、語数を水増しせずに一段落を作れます。
携帯電話(mobile phone)について、それが必要だと思う人と、そうは思わない人がいる。あなたの場合はどうか。
理由を明らかにして、70 語程度の英語で述べよ。
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I think a mobile phone is necessary because it lets me contact people when plans change or trouble occurs.
理由をhow/what節で開く
It tells my family where I am and helps me find what to do in an emergency.
一つの場面で理由を見せる
However, I turn it off while studying so that I can notice how often messages break my concentration.
設問への答えを回収する
For me, what matters is not owning a phone but deciding how and when to use it.
第1段:立場を一文で決める
この問題では、最初の一文で答えを決めると後の文が安定します。必要・不要の二択で必要を選び、緊急連絡の利点と勉強中の制限を両立させるという軸を置けば、残りはその理由と場面だけに使えます。導入を長くせず、誰が何をするのかが見える動詞から始めてください。
I think a mobile phone is necessary because it lets me contact people when plans change or trouble occurs.
A mobile phone is necessary in my life, mainly because it helps me communicate when I am away from home.
Because で始まる部分が独立した断片になっています。内容は必要・不要の二択で必要を選び、緊急連絡の利点と勉強中の制限を両立させるに合っていますが、理由を前の文へつなげないと英文として完結しません。
文法ではなく論証の欠陥です。attentionがなぜ重要なのかが示されず、予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面にもつながりません。how / what 節で中身を一段開いてください。
第2段:理由をhow/what節で開く
mobile phoneという語を別の抽象語で言い換えるだけでは理由になりません。何がわかり、どのように人の行動や考えが変わるのかを節に開きます。ここでは予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面へ自然につながる内容だけを選びます。
It tells my family where I am and helps me find what to do in an emergency.
I can tell my parents what time I will return, check how to reach a new place, and call for help if something happens.
what が means の目的語です。二語の名詞表現でも末尾に it は不要です。
中心主語 rule は単数なので shows にします。利用制限の意味には別の誤りを混ぜていません。
第3段:一つの場面で理由を見せる
具体例は話題の飾りではなく、直前の理由を確かめるために置きます。予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面まで場面を狭めると、読み手は因果関係を追えます。固有名詞や細部を増やしすぎず、主張に必要な動作を残してください。
However, I turn it off while studying so that I can notice how often messages break my concentration.
Yet I do not want it to control every moment.
英文自体は正しいものの、この答案では必要・不要の二択で必要を選び、緊急連絡の利点と勉強中の制限を両立させるという主張の証拠になりません。具体例は、直前の理由が実際に働く場面でなければなりません。
how 節は通知がどう集中を切るかを述べます。can messages という直接疑問の語順を messages can に戻します。
直前に候補となる物や行動が複数ある答案で it を続けると、mobile phoneとattentionのどちらを指すのか読めません。名詞を一度言い直すだけで解消します。
第4段:設問への答えを回収する
結論は冒頭のコピーではなく、例から何が言えるかを短くまとめます。必要・不要の二択で必要を選び、緊急連絡の利点と勉強中の制限を両立させるという答えへ戻れば、約70語でも文章が閉じます。新しい理由をここで始めないことが大切です。
For me, what matters is not owning a phone but deciding how and when to use it.
I keep it out of sight during meals and study.
理由と予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面は冒頭の立場を支えているのに、最後だけ反対側へ変わっています。反論を加えたのではなく、論の向きが切れてしまっています。
場面は具体的ですが、それがattentionについて何を示すのかが書かれていません。最後の一文で設問の語へ戻り、例の意味を言葉にしてください。
I think a mobile phone is necessary because it lets me contact people when plans change or trouble occurs. It tells my family where I am and helps me find what to do in an emergency. However, I turn it off while studying so that I can notice how often messages break my concentration. For me, what matters is not owning a phone but deciding how and when to use it.
全71語です。設問の「70語程度」に収まる長さです。必要・不要の二択で必要を選び、緊急連絡の利点と勉強中の制限を両立させることを最初に決め、予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面を具体例にしました。how節2個、what節2個で、attentionの中身を名詞だけに押し込めず説明しています。主張と結論が同じ方向を向き、例の各動作にも役割があります。まずはこの密度を目標にしてください。
A mobile phone is necessary in my life, mainly because it helps me communicate when I am away from home. I can tell my parents what time I will return, check how to reach a new place, and call for help if something happens. Yet I do not want it to control every moment. I keep it out of sight during meals and study. What makes the phone useful is how carefully I choose when to use it.
全78語です。こちらも約70語として無理のない範囲です。標準解とは場面の見せ方と動詞を変え、mobile phoneを別の角度から説明しました。難しい語で短く見せるより、誰が何をしたかを順番に書いています。how節2個、what節2個が自然に理由と例へ入っています。

実測23語で、約70語という指定に対して材料が足りません。予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面と、その場面からわかることを足せば、同じ主張を繰り返さずに必要な長さへ近づけます。

立場を早く示す
最初の一文で必要・不要の二択で必要を選び、緊急連絡の利点と勉強中の制限を両立させると決めます。背景を先に広げないため、残りの語を理由と具体例に使えます。
抽象語を内容へ開く
attentionのような抽象語を、何をするか・何が必要かまで開けます。目的語を後ろに重ねないようにしてください。
見え方や方法を示す
方法、程度、見え方を一つの節にできます。節の内部は平叙文の語順です。
理由を場面で確かめる
予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面のように、一人または一場面へ寄せます。例のあとで主張との関係を回収してください。
例の意味を回収する
例が示す意味を言葉にし、attentionへ戻るための型です。動詞は例の働きに合わせて選べます。
70語を四つの役割に配る
約70語なら、各役割に一〜二文を配ります。この問題では「必要・不要の二択で必要を選び、緊急連絡の利点と勉強中の制限を両立させる→予定変更を家族に伝える一方、勉強中は通知を切る場面→attentionの意味」という順です。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| mobile phone | 携帯電話 | 可算なので a mobile phone とします |
| necessary | 必要な | be necessary for 人 / to V と使えます |
| contact | 連絡する | 他動詞なので contact people と前置詞不要です |
| plan | 予定 | plans change で予定が変わるです |
| trouble | 困った事態 | 不可算で trouble occurs と書けます |
| emergency | 緊急事態 | in an emergency と冠詞 an を使います |
| turn off | 電源を切る | 目的語が代名詞なら turn it off の順です |
| concentration | 集中 | break my concentration で集中を途切れさせるです |
2001年以降の阪大全学部にも続く約70語の短文英作文の初期例です。賛否を決めたうえで、連絡手段という利点と使用場面の制限を示すと、単なる便利さの主張より説得力が出ます。
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