約70語で、物そのものの値段ではなく、発表前の恐怖を支えた手紙の働きを描く答案を作る問題です。差がつくのは、letterという中心語を繰り返すのではなく、初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面まで場面を狭めることです。標準解では what 節と how 節を合わせて4個使い、抽象的なcourageを、誰が何を知り、どのように行動するかへ開きました。主張、理由、具体例、結論の四つを先に決めれば、語数を水増しせずに一段落を作れます。
あなたがこれまで誰かからもらったもので、心に残っているものにどんなものがありますか。
ひとつ挙げて、その理由とともに 70 語程度の英語で述べなさい。
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The gift I remember best is a short letter my grandfather gave me before my first school speech.
理由をhow/what節で開く
It explained what he admired in me and how he had once been afraid of speaking in public too.
一つの場面で理由を見せる
I kept it in my pocket and read it whenever I forgot what I wanted to say.
設問への答えを回収する
The letter still reminds me how a few honest words can give someone courage.
第1段:立場を一文で決める
この問題では、最初の一文で答えを決めると後の文が安定します。物そのものの値段ではなく、発表前の恐怖を支えた手紙の働きを描くという軸を置けば、残りはその理由と場面だけに使えます。導入を長くせず、誰が何をするのかが見える動詞から始めてください。
The gift I remember best is a short letter my grandfather gave me before my first school speech.
A small handwritten letter from my grandfather has stayed in my mind longer than any expensive gift.
Because で始まる部分が独立した断片になっています。内容は物そのものの値段ではなく、発表前の恐怖を支えた手紙の働きを描くに合っていますが、理由を前の文へつなげないと英文として完結しません。
単数の letter に合わせて show を shows にします。祖父の手紙という内容はそのままです。
第2段:理由をhow/what節で開く
letterという語を別の抽象語で言い換えるだけでは理由になりません。何がわかり、どのように人の行動や考えが変わるのかを節に開きます。ここでは初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面へ自然につながる内容だけを選びます。
It explained what he admired in me and how he had once been afraid of speaking in public too.
Before I gave a speech at school, he wrote what he liked about my effort and told me how nervous he had felt at my age.
文法ではなく論証の欠陥です。courageがなぜ重要なのかが示されず、初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面にもつながりません。how / what 節で中身を一段開いてください。
what が means の目的語を担います。手紙という名詞を説明していても末尾の it は置けません。
第3段:一つの場面で理由を見せる
具体例は話題の飾りではなく、直前の理由を確かめるために置きます。初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面まで場面を狭めると、読み手は因果関係を追えます。固有名詞や細部を増やしすぎず、主張に必要な動作を残してください。
I kept it in my pocket and read it whenever I forgot what I wanted to say.
Knowing that he understood my fear helped me stand on the stage.
英文自体は正しいものの、この答案では物そのものの値段ではなく、発表前の恐怖を支えた手紙の働きを描くという主張の証拠になりません。具体例は、直前の理由が実際に働く場面でなければなりません。
直前に候補となる物や行動が複数ある答案で it を続けると、letterとcourageのどちらを指すのか読めません。名詞を一度言い直すだけで解消します。
第4段:設問への答えを回収する
結論は冒頭のコピーではなく、例から何が言えるかを短くまとめます。物そのものの値段ではなく、発表前の恐怖を支えた手紙の働きを描くという答えへ戻れば、約70語でも文章が閉じます。新しい理由をここで始めないことが大切です。
The letter still reminds me how a few honest words can give someone courage.
I still keep the letter because it shows how carefully chosen words can support a person at the right moment.
手紙の言葉がどう勇気を与えるかは shows の内容なので、can honest words ではなく honest words can とします。
場面は具体的ですが、それがcourageについて何を示すのかが書かれていません。最後の一文で設問の語へ戻り、例の意味を言葉にしてください。
The gift I remember best is a short letter my grandfather gave me before my first school speech. It explained what he admired in me and how he had once been afraid of speaking in public too. I kept it in my pocket and read it whenever I forgot what I wanted to say. The letter still reminds me how a few honest words can give someone courage.
全68語です。設問の「70語程度」に収まる長さです。物そのものの値段ではなく、発表前の恐怖を支えた手紙の働きを描くことを最初に決め、初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面を具体例にしました。how節2個、what節2個で、courageの中身を名詞だけに押し込めず説明しています。主張と結論が同じ方向を向き、例の各動作にも役割があります。まずはこの密度を目標にしてください。
A small handwritten letter from my grandfather has stayed in my mind longer than any expensive gift. Before I gave a speech at school, he wrote what he liked about my effort and told me how nervous he had felt at my age. Knowing that he understood my fear helped me stand on the stage. I still keep the letter because it shows how carefully chosen words can support a person at the right moment.
全75語です。こちらも約70語として無理のない範囲です。標準解とは場面の見せ方と動詞を変え、letterを別の角度から説明しました。難しい語で短く見せるより、誰が何をしたかを順番に書いています。how節2個、what節1個が自然に理由と例へ入っています。

理由と初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面は冒頭の立場を支えているのに、最後だけ反対側へ変わっています。反論を加えたのではなく、論の向きが切れてしまっています。
実測22語で、約70語という指定に対して材料が足りません。初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面と、その場面からわかることを足せば、同じ主張を繰り返さずに必要な長さへ近づけます。

立場を早く示す
最初の一文で物そのものの値段ではなく、発表前の恐怖を支えた手紙の働きを描くと決めます。背景を先に広げないため、残りの語を理由と具体例に使えます。
抽象語を内容へ開く
courageのような抽象語を、何をするか・何が必要かまで開けます。目的語を後ろに重ねないようにしてください。
見え方や方法を示す
方法、程度、見え方を一つの節にできます。節の内部は平叙文の語順です。
理由を場面で確かめる
初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面のように、一人または一場面へ寄せます。例のあとで主張との関係を回収してください。
例の意味を回収する
例が示す意味を言葉にし、courageへ戻るための型です。動詞は例の働きに合わせて選べます。
70語を四つの役割に配る
約70語なら、各役割に一〜二文を配ります。この問題では「物そのものの値段ではなく、発表前の恐怖を支えた手紙の働きを描く→初めての学校発表の前に祖父の手紙をポケットで読み返した場面→courageの意味」という順です。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| gift | 贈り物 | 可算なので a gift / the gift とします |
| letter | 手紙 | 文字の letter と区別は文脈でできます |
| speech | スピーチ | give a speech でスピーチをするです |
| admire | 評価する、感心する | admire 人 for 理由 と書けます |
| be afraid of | 〜を恐れる | 後ろに名詞または動名詞を置きます |
| in public | 人前で | speak in public で人前で話すです |
| courage | 勇気 | give someone courage と冠詞なしで使います |
| remind A how | Aにどう〜かを思い出させる | remind の目的語を先に置きます |
2007年の観光地と同じく個人の記憶を扱いますが、2006年は「何をもらったか」に加えて心に残る理由が中心です。品物の説明に語数を使いすぎず、受け取った時の困りごとと、その後どう変わったかを示すのが得策です。
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