約70語で、辞書的な一語訳ではなく、食べ物とノートの使用場面から意味を説明する答案を作る問題です。差がつくのは、mottainaiという中心語を繰り返すのではなく、食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面まで場面を狭めることです。標準解では what 節と how 節を合わせて3個使い、抽象的なwasteを、誰が何を知り、どのように行動するかへ開きました。主張、理由、具体例、結論の四つを先に決めれば、語数を水増しせずに一段落を作れます。
日本語には「もったいない」という言葉があります。この言葉がどのような使われ方をするのかを外国人に理解してもらいたい時に、あなたはどのように説明しますか。
70 語程度の英文で書きなさい。
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The Japanese word mottainai expresses regret when something useful is wasted.
理由をhow/what節で開く
It tells us what still has value and how carelessly we may be treating it.
一つの場面で理由を見せる
For example, we say it when good food is thrown away or when a usable notebook is left unused.
設問への答えを回収する
The word therefore asks us to notice what we can still use and to show respect for people, objects, and resources.
第1段:立場を一文で決める
この問題では、最初の一文で答えを決めると後の文が安定します。辞書的な一語訳ではなく、食べ物とノートの使用場面から意味を説明するという軸を置けば、残りはその理由と場面だけに使えます。導入を長くせず、誰が何をするのかが見える動詞から始めてください。
The Japanese word mottainai expresses regret when something useful is wasted.
Mottainai is a word Japanese people use when they see that something with value is being wasted.
what が「何を意味するか」の目的語です。日本語の語を引用していても、means の後ろに it をもう一度置くことはできません。
第2段:理由をhow/what節で開く
mottainaiという語を別の抽象語で言い換えるだけでは理由になりません。何がわかり、どのように人の行動や考えが変わるのかを節に開きます。ここでは食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面へ自然につながる内容だけを選びます。
It tells us what still has value and how carelessly we may be treating it.
A parent may say it when a child leaves food, and a student may say it about paper with blank pages.
Because で始まる部分が独立した断片になっています。内容は辞書的な一語訳ではなく、食べ物とノートの使用場面から意味を説明するに合っていますが、理由を前の文へつなげないと英文として完結しません。
文法ではなく論証の欠陥です。wasteがなぜ重要なのかが示されず、食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面にもつながりません。how / what 節で中身を一段開いてください。
how 節は子どもがどう無駄を避けるかという内容です。can children では質問になるため、children can の順にします。
第3段:一つの場面で理由を見せる
具体例は話題の飾りではなく、直前の理由を確かめるために置きます。食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面まで場面を狭めると、読み手は因果関係を追えます。固有名詞や細部を増やしすぎず、主張に必要な動作を残してください。
For example, we say it when good food is thrown away or when a usable notebook is left unused.
The word shows how sorry we feel about waste and what should still be used.
英文自体は正しいものの、この答案では辞書的な一語訳ではなく、食べ物とノートの使用場面から意味を説明するという主張の証拠になりません。具体例は、直前の理由が実際に働く場面でなければなりません。
主語は This use という単数です。食べ物や紙の価値を説明する内容には触れず、動詞の一致だけを直します。
直前に候補となる物や行動が複数ある答案で it を続けると、mottainaiとwasteのどちらを指すのか読めません。名詞を一度言い直すだけで解消します。
第4段:設問への答えを回収する
結論は冒頭のコピーではなく、例から何が言えるかを短くまとめます。辞書的な一語訳ではなく、食べ物とノートの使用場面から意味を説明するという答えへ戻れば、約70語でも文章が閉じます。新しい理由をここで始めないことが大切です。
The word therefore asks us to notice what we can still use and to show respect for people, objects, and resources.
It is more than "wasteful" because it also carries respect for the thing and for the work behind it.
場面は具体的ですが、それがwasteについて何を示すのかが書かれていません。最後の一文で設問の語へ戻り、例の意味を言葉にしてください。
The Japanese word mottainai expresses regret when something useful is wasted. It tells us what still has value and how carelessly we may be treating it. For example, we say it when good food is thrown away or when a usable notebook is left unused. The word therefore asks us to notice what we can still use and to show respect for people, objects, and resources.
全66語です。設問の「70語程度」に収まる長さです。辞書的な一語訳ではなく、食べ物とノートの使用場面から意味を説明することを最初に決め、食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面を具体例にしました。how節1個、what節2個で、wasteの中身を名詞だけに押し込めず説明しています。主張と結論が同じ方向を向き、例の各動作にも役割があります。まずはこの密度を目標にしてください。
Mottainai is a word Japanese people use when they see that something with value is being wasted. A parent may say it when a child leaves food, and a student may say it about paper with blank pages. The word shows how sorry we feel about waste and what should still be used. It is more than "wasteful" because it also carries respect for the thing and for the work behind it.
全72語です。こちらも約70語として無理のない範囲です。標準解とは場面の見せ方と動詞を変え、mottainaiを別の角度から説明しました。難しい語で短く見せるより、誰が何をしたかを順番に書いています。how節1個、what節1個が自然に理由と例へ入っています。

理由と食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面は冒頭の立場を支えているのに、最後だけ反対側へ変わっています。反論を加えたのではなく、論の向きが切れてしまっています。
実測21語で、約70語という指定に対して材料が足りません。食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面と、その場面からわかることを足せば、同じ主張を繰り返さずに必要な長さへ近づけます。

立場を早く示す
最初の一文で辞書的な一語訳ではなく、食べ物とノートの使用場面から意味を説明すると決めます。背景を先に広げないため、残りの語を理由と具体例に使えます。
抽象語を内容へ開く
wasteのような抽象語を、何をするか・何が必要かまで開けます。目的語を後ろに重ねないようにしてください。
見え方や方法を示す
方法、程度、見え方を一つの節にできます。節の内部は平叙文の語順です。
理由を場面で確かめる
食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面のように、一人または一場面へ寄せます。例のあとで主張との関係を回収してください。
例の意味を回収する
例が示す意味を言葉にし、wasteへ戻るための型です。動詞は例の働きに合わせて選べます。
70語を四つの役割に配る
約70語なら、各役割に一〜二文を配ります。この問題では「辞書的な一語訳ではなく、食べ物とノートの使用場面から意味を説明する→食べられる物を捨てる場面と、白いページの残るノートを使わない場面→wasteの意味」という順です。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| regret | 残念に思う気持ち | 後悔の動作なら regret doing、ここでは名詞で使います |
| useful | 役に立つ | still useful でまだ使える状態を表せます |
| waste | 無駄、無駄にする | 名詞と動詞の両方で使えます |
| value | 価値 | この意味では不可算で has value とします |
| carelessly | 不注意に | treat it carelessly のように動詞を説明します |
| throw away | 捨てる | food is thrown away と受け身にもできます |
| unused | 使われていない | a usable notebook と unused paper を区別します |
| resource | 資源 | 複数をまとめるときは resources とします |
2012年の誇りや2010年の親の背中と同じく、阪大全学部の短文英作文は身近な概念を外国人にもわかる英語で説明させます。この年は文化語なので、一語訳より使用場面を二つ置く方が伝わります。
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