「書く前・話す前に考えを組み立てる方法」を扱う和文英訳です。差がつくのは、文章では多方面からメモを取り、会話では質問と確認を重ねるという対応関係を保ちながら、考えが深まりまとまっていく過程を自然な英語にすることです。日本語の抽象名詞を英単語一語に置き換えるだけでは、原文の因果や対比が見えなくなります。そこで、how節・what節を使い、誰が何を感じ、何がどのように変わるのかを具体的にします。標準解では平易な語を選び、原文の限定・推量・時制も残しました。各segmentで日本語と英語を対応させ、最後に訳し落としがないかを一文ずつ確かめてください。
文章を書く場合,多くの人がメモをとるだろう。何も考えずに書き出すと,よほど書き慣れた人でないかぎり,考えが深まらなかったり,まとまらなかったりするのは目に見えている。考えるべき問題について,多方面からメモをとっておく必要がある。それと同じように,会話する場合も自分の主張を本格的に語る前に,人に質問をしたり,出来事を確認したりする。つまり探りを入れながら,だんだんと自分の意見をまとめていくわけだ。
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この部分では「書く前・話す前に考えを組み立てる方法」の流れのうち、「多くの人が〜だろう」を many of us probably で弱く述べることが中心です。日本語の名詞を一語ずつ置き換えるのでなく、まず誰が何をするのかを決め、よほど書き慣れた人でないかぎりを unless で組む形へ組み直します。さらに、neither A nor B で深まらない・まとまらないを並べる点も落とさないでください。標準解と別解の主語や接続語を比べると、同じ内容でも二通りの安全な組み方が見えてきます。
When we write something, many of us probably take notes.
Many people make notes before they write.
この英文では「「多くの人が」を almost people とする」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「「多くの人が〜だろう」を many of us probably で弱く述べる」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
何も考えずに書き出すと,よほど書き慣れた人でないかぎり,考えが深まらなかったり,まとまらなかったりするのは目に見えている。
この部分では「書く前・話す前に考えを組み立てる方法」の流れのうち、よほど書き慣れた人でないかぎりを unless で組むことが中心です。日本語の名詞を一語ずつ置き換えるのでなく、まず誰が何をするのかを決め、neither A nor B で深まらない・まとまらないを並べる形へ組み直します。さらに、多方面からを from many sides とする点も落とさないでください。標準解と別解の主語や接続語を比べると、同じ内容でも二通りの安全な組み方が見えてきます。
If we start writing without thinking first, it is easy to see how our ideas will neither grow deeper nor come together unless we are very used to writing.
Unless we have a great deal of writing experience, starting at once without thinking will keep us from seeing how to develop our ideas or how to organize them.
この英文では「unless 節に否定を重ねる」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「よほど書き慣れた人でないかぎりを unless で組む」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
この英文では「neither と or を組み合わせる」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「neither A nor B で深まらない・まとまらないを並べる」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
この英文では「used to と be used to を混同する」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「よほど書き慣れた人でないかぎりを unless で組む」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
考えるべき問題について,多方面からメモをとっておく必要がある。
この部分では「書く前・話す前に考えを組み立てる方法」の流れのうち、neither A nor B で深まらない・まとまらないを並べることが中心です。日本語の名詞を一語ずつ置き換えるのでなく、まず誰が何をするのかを決め、多方面からを from many sides とする形へ組み直します。さらに、文章と会話の対応を In the same way で示す点も落とさないでください。標準解と別解の主語や接続語を比べると、同じ内容でも二通りの安全な組み方が見えてきます。
We need to take notes from many sides about what we should consider.
We should note what can be said from several different sides.
この英文では「「多方面から」を many directionsへ移動すると訳す」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「多方面からを from many sides とする」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
この英文では「what 節を疑問文語順にする」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「考えるべき問題を what 節で受ける」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
それと同じように,会話する場合も自分の主張を本格的に語る前に,人に質問をしたり,出来事を確認したりする。
この部分では「書く前・話す前に考えを組み立てる方法」の流れのうち、多方面からを from many sides とすることが中心です。日本語の名詞を一語ずつ置き換えるのでなく、まず誰が何をするのかを決め、文章と会話の対応を In the same way で示す形へ組み直します。さらに、探りを入れる過程を質問・確認という具体動作で表す点も落とさないでください。標準解と別解の主語や接続語を比べると、同じ内容でも二通りの安全な組み方が見えてきます。
In the same way, before we fully state our view in a conversation, we ask people questions and check what happened.
Conversation works in much the same way: before we clearly give our opinion, we ask questions and make sure what took place.
この英文では「会話との対応を反対関係にする」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「文章と会話の対応を In the same way で示す」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
この英文では「ask の目的語を前置詞なしで置く」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「探りを入れる過程を質問・確認という具体動作で表す」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
この英文では「happen を受け身にする」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「出来事を確認するを check what happened とする」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
つまり探りを入れながら,だんだんと自分の意見をまとめていくわけだ。
この部分では「書く前・話す前に考えを組み立てる方法」の流れのうち、文章と会話の対応を In the same way で示すことが中心です。日本語の名詞を一語ずつ置き換えるのでなく、まず誰が何をするのかを決め、探りを入れる過程を質問・確認という具体動作で表す形へ組み直します。さらに、「多くの人が〜だろう」を many of us probably で弱く述べる点も落とさないでください。標準解と別解の主語や接続語を比べると、同じ内容でも二通りの安全な組み方が見えてきます。
In other words, while we find out how others see the matter, we gradually decide what we ourselves want to say.
By doing so, we slowly work out what our own point is.
この英文では「「だんだんまとめる」を突然決める意味にする」という一つの欠陥が実際に現れています。そのままだと、この問題で必要な「だんだんと自分の意見をまとめていく過程を gradually で示す」という関係が崩れるか、原文より意味が強く・狭くなります。修正例では狙い以外の語順や時制は動かさず、この一点だけを直しています。答案では修正後の形を声に出して、主語から動詞、節の終わりまで確認してください。
When we write something, many of us probably take notes. If we start writing without thinking first, it is easy to see how our ideas will neither grow deeper nor come together unless we are very used to writing. We need to take notes from many sides about what we should consider. In the same way, before we fully state our view in a conversation, we ask people questions and check what happened. In other words, while we find out how others see the matter, we gradually decide what we ourselves want to say.
標準解は全94語です。how節2個、what節3個を実測しました。文章では多方面からメモを取り、会話では質問と確認を重ねるという対応関係を保ちながら、考えが深まりまとまっていく過程を自然な英語にすることを、難しい名詞に頼らず節と平易な動詞で表しています。冠詞、時制、主語と動詞の一致を文ごとに確認し、原文の内容がどの箇所に対応するかも照合しました。まずはこの形を目標にしてください。
Many people make notes before they write. Unless we have a great deal of writing experience, starting at once without thinking will keep us from seeing how to develop our ideas or how to organize them. We should note what can be said from several different sides. Conversation works in much the same way: before we clearly give our opinion, we ask questions, make sure what took place, and slowly work out what our own point is.
こちらは全77語で、how節2個、what節3個です。標準解とは骨格を変えながら、「書く前・話す前に考えを組み立てる方法」の内容を落とさず説明しました。一語の訳語が出ない場合も、人・行動・理由を短い節で補えば正確に伝えられます。書いた後は、原文の限定や対比を強めすぎていないかも確認してください。

様子や程度を節に開く
「多くの人が〜だろう」を many of us probably で弱く述べるとき、抽象名詞を探すより how の後ろに主語と動詞を置くと内容が見えます。疑問文と違い、節の中では普通の語順にしてください。
内容を名詞節で示す
よほど書き慣れた人でないかぎりを unless で組むときに使えます。「もの」「こと」を thing で受けず、何を指すかまで一つの節にすると、今回の中心である書く前・話す前に考えを組み立てる方法が明確になります。
条件や時の関係を先に示す
neither A nor B で深まらない・まとまらないを並べる場合、先に条件や時点を置くと長い日本語を二つに整理できます。if 節で単純な条件を述べるときは、未来の内容でも現在形を基本にします。
理由と結果を一度だけ結ぶ
多方面からを from many sides とする理由を示すときに便利です。because を使ったら主節の前に so を重ねず、どちらが原因でどちらが結果かを読み返してください。
対比と並列を使い分ける
文章と会話の対応を In the same way で示すためには、反対関係なら not A but B、同じ向きの要素なら A and B を選びます。日本語の読点だけを見ず、二つの内容の関係を確かめてください。
長い和文を安全に組み立てる順番
この問題では探りを入れる過程を質問・確認という具体動作で表す点が最後の確認になります。まず各文の中心動詞を置き、how / what 節で中身を補い、最後に because や however を戻すと、訳し漏れを防げます。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| take notes | メモを取る | note はこの形では複数形にするのが普通です |
| be used to V-ing | 〜することに慣れている | to は前置詞なので、後ろは ing 形です |
| come together | まとまる | 考えの各部分が一つになる感じを平易に表せます |
| from many sides | 多方面から | 視点の多さを表し、物理的な方向の話ではありません |
| state one’s view | 自分の主張を述べる | say より「はっきり提示する」感じがあります |
| check what happened | 出来事を確認する | happen は自動詞なので was happened としません |
| gradually | だんだんと | 意見が一度にできるのでなく整っていく過程を示します |
| work out | 考えて答えを出す | 運動する意味もありますが、ここでは考えをまとめる意味です |
阪大文学部の和文英訳は、随筆の長い段落を通して人の考え方や表現の働きを説明させる傾向があります。2013年は自己と過去、2014年は書くことと会話、2015年は芸術の作り手と受け手が題材です。この問題では「書く前・話す前に考えを組み立てる方法」の展開を文ごとに追い、抽象語を一語で置き換えず、誰が何をするかまで節に開くことが得点につながります。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
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