「歴史的事実と立場の違い」を扱う和文英訳です。差がつくのは、歴史という語を hear the word history で受けること、わかった気がするを tend to feel that we know と弱めること、そして過去の事実を facts about what happened と開くことです。日本語の抽象名詞を英単語一語に置き換えるだけでは、因果や対比が見えなくなります。how節・what節に開き、誰がどう感じるのか、何が何を生むのかを明示します。各文の時制と主語をそろえ、原文にある強弱も落とさない答案を目指してください。
「歴史」と言われると,われわれはだれしも,なにか,わかったという気がする。歴史は過去にあった事実だ,と考えるのがふつうだ。しかし,そう考えておしまいにしないで,もう一歩踏みこんで,それでは「過去にあった事実」というものの正体は,いったいなにか,と考えてみる。そうすると,これがなかなか簡単には決まらない。人によって意見や立場が違うので,過去の事実はこうだった,いや,そうではなかったと,言い争いになりやすい。
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アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます「歴史」と言われると,われわれはだれしも,なにか,わかったという気がする。
この部分では「歴史的事実と立場の違い」のうち、歴史という語を hear the word history で受けることが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
When we hear the word “history,” all of us tend to feel that we know what it means.
The word “history” makes us think we understand what it is.
how 節の主語と動詞が一致していません。この問題では「歴史という語を hear the word history で受ける」点が問われており、主語の単数・複数を確かめて動詞だけを直すと、その関係を正確に示せます。
understand の目的語になる how 節では、do や does を前に出しません。「わかった気がするを tend to feel that we know と弱める」点を守るためにも、how の後ろを普通の文の語順にしてください。
歴史は過去にあった事実だ,と考えるのがふつうだ。
この部分では「歴史的事実と立場の違い」のうち、わかった気がするを tend to feel that we know と弱めることが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
We usually think that history is made up of facts about what happened in the past.
We commonly say that it means facts from the past.
explain は explain 人 物 の形を取りません。この問題の「過去の事実を facts about what happened と開く」点を説明するときも、人の前に to を置けば正しい骨格になります。
使役の make の後ろは「人+動詞の原形」です。to だけを除けば、「歴史的事実と立場の違い」が人に考えさせるという今回の意味が正確になります。
しかし,そう考えておしまいにしないで,もう一歩踏みこんで,それでは「過去にあった事実」というものの正体は,いったいなにか,と考えてみる。
この部分では「歴史的事実と立場の違い」のうち、過去の事実を facts about what happened と開くことが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
But let us go one step further instead of stopping there and ask what we really mean by “facts about the past.”
Yet if we do not stop at that answer and ask what such a fact actually is, we see how hard the question becomes.
助動詞 can の直後は動詞の原形です。余分な to だけを除けば、「もう一歩踏み込むを go one step further とする」点を what 節で正しく示せます。
because で理由を始めたら、主節の前に so は置きません。「正体は何かを what we really mean by で問い直す」という因果を見せる語は一つに絞ってください。
そうすると,これがなかなか簡単には決まらない。
この部分では「歴史的事実と立場の違い」のうち、もう一歩踏み込むを go one step further とすることが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
We then find how difficult it is to decide what those facts really are.
People look at the past from different positions, so they often argue over what happened and how it should be understood.
although と but を同じ一文で重ねると接続語が二つになります。「簡単には決まらないを how difficult it is to decide と表す」点を明確にするため、although だけで対比を作ると読みやすくなります。
can の後ろに understanding は置けません。動詞の原形 understand に直せば、「歴史的事実と立場の違い」の示され方を how 節で受ける自然な英文になります。
人によって意見や立場が違うので,過去の事実はこうだった,いや,そうではなかったと,言い争いになりやすい。
この部分では「歴史的事実と立場の違い」のうち、正体は何かを what we really mean by で問い直すことが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
Because people have different views and stand in different positions, they easily disagree about how an event happened and what should count as a fact about the past.
The word “history” makes us think we understand what it is.
information は数えない名詞なので単数扱いです。この題では「意見と立場を views and positions と分ける」点を述べるため、are だけを is に直してください。
discuss は目的語を直接取るため about は不要です。「言い争いを disagree about how/what で具体化する」点を how 節で受け、余分な前置詞だけを除きます。
When we hear the word “history,” all of us tend to feel that we know what it means. We usually think that history is made up of facts about what happened in the past. But let us go one step further instead of stopping there and ask what we really mean by “facts about the past.” We then find how difficult it is to decide what those facts really are. Because people have different views and stand in different positions, they easily disagree about how an event happened and what should count as a fact about the past.
標準解は全98語です。how節2個、what節5個を実測しました。「歴史的事実と立場の違い」という抽象的な内容を、誰が何を感じ、何がどう働くかまで節で説明しています。原文の対比・因果・時制を落とさず、使う語は高校範囲に抑えました。長い日本語を一度に訳さず、各文の主語と動詞を決めてから接続関係を戻す順番を、まずはここを目標にしてください。
The word “history” makes us think we understand what it is. We commonly say that it means facts from the past. Yet if we do not stop at that answer and ask what such a fact actually is, we see how hard the question becomes. People look at the past from different positions, so they often argue over what happened and how it should be understood.
説明を足した解は全66語です。how節2個、what節3個です。標準解と同じ内容を別の骨格で表し、「歴史的事実と立場の違い」の中心がどこにあるかを読み手に見えるようにしました。一語の訳語が思い出せないときでも、平易な動詞の後ろに節を置けば意味を守れます。表現の格好よさより、原文の各要素が答案のどこにあるかを一文ずつ照合してください。

名詞を内容のある節に開く
抽象名詞を一語で探すより、何を指すのかを主語と動詞で示すと、この問題の論理が読み手に伝わります。「歴史的事実と立場の違い」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
状態や方法を節で示す
「あり方」「程度」「仕組み」を how 節にすると、難しい名詞を使わずに意味を正確に置けます。「歴史的事実と立場の違い」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
理由を結果につなぐ
この題材では出来事を並べるだけでなく、なぜその結果になるのかを接続詞で見せる必要があります。「歴史的事実と立場の違い」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
二つの面を対応させる
対比される二項を同じ文法の形にそろえると、長い日本語でも関係が崩れません。「歴史的事実と立場の違い」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
場面や条件を先に置く
具体的な場面を節で示してから主文へ進むと、一般論と例のつながりが明確になります。「歴史的事実と立場の違い」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
平易な動詞で説明する
show、see、know、understand のような高校語の後ろに節を置けば、難語に頼らず答案を組み立てられます。「歴史的事実と立場の違い」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| history | 歴史 | 今回の「歴史的事実と立場の違い」では history をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| be made up of | 〜から成る | 今回の「歴史的事実と立場の違い」では be made up of をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| the past | 過去 | 今回の「歴史的事実と立場の違い」では the past をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| go one step further | もう一歩進む | 今回の「歴史的事実と立場の違い」では go one step further をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| mean by | 〜で意味する | 今回の「歴史的事実と立場の違い」では mean by をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| decide | 決める | 今回の「歴史的事実と立場の違い」では decide をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| view | 見方 | 今回の「歴史的事実と立場の違い」では view をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| disagree | 意見が合わない | 今回の「歴史的事実と立場の違い」では disagree をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
阪大文学部以外の問題では、歴史・文字・文化のような身近に見える概念を問い直す文章が続きます。2016年は文字と記憶、2015年は歴史的事実の定義が素材でした。この系統では、最初の常識、問い直し、意見の対立という論の順序を英語でも崩さないことが重要です。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
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