「文字の成立と記憶の役割」を扱う和文英訳です。差がつくのは、文字を letters ではなく writing とすること、文化を進めるを help culture grow と動詞で表すこと、そして失ったものを what we have lost と開くことです。日本語の抽象名詞を英単語一語に置き換えるだけでは、因果や対比が見えなくなります。how節・what節に開き、誰がどう感じるのか、何が何を生むのかを明示します。各文の時制と主語をそろえ、原文にある強弱も落とさない答案を目指してください。
文字が文化を進めるのに大きなはたらきをするのはたしかであるが,文字があらわれたために失ったものもある。そのひとつが,記憶力である。文字がないと,大事なことは,記録して保存するということができない。すべては頭の中へ刻み込まれ,記憶として保持される。記憶はきわめて重要な保存の手段,唯一の方法であった。
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アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます文字が文化を進めるのに大きなはたらきをするのはたしかであるが,文字があらわれたために失ったものもある。
この部分では「文字の成立と記憶の役割」のうち、文字を letters ではなく writing とすることが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
It is true that writing has done much to develop culture, but there are also things that we have lost because writing came into use.
We know how greatly written words have helped culture grow.
how 節の主語と動詞が一致していません。この問題では「文字を letters ではなく writing とする」点が問われており、主語の単数・複数を確かめて動詞だけを直すと、その関係を正確に示せます。
使役の make の後ろは「人+動詞の原形」です。to だけを除けば、「文字の成立と記憶の役割」が人に考えさせるという今回の意味が正確になります。
そのひとつが,記憶力である。
この部分では「文字の成立と記憶の役割」のうち、文化を進めるを help culture grow と動詞で表すことが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
One of them is how much we can remember.
However, when writing appeared, people also lost something: the power to remember.
understand の目的語になる how 節では、do や does を前に出しません。「文化を進めるを help culture grow と動詞で表す」点を守るためにも、how の後ろを普通の文の語順にしてください。
can の後ろに understanding は置けません。動詞の原形 understand に直せば、「文字の成立と記憶の役割」の示され方を how 節で受ける自然な英文になります。
文字がないと,大事なことは,記録して保存するということができない。
この部分では「文字の成立と記憶の役割」のうち、失ったものを what we have lost と開くことが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
Without writing, people cannot record and keep what is important.
If there are no written words, people cannot make a record of what matters and save it.
explain は explain 人 物 の形を取りません。この問題の「失ったものを what we have lost と開く」点を説明するときも、人の前に to を置けば正しい骨格になります。
although と but を同じ一文で重ねると接続語が二つになります。「大事なことを what is important で受ける」点を明確にするため、although だけで対比を作ると読みやすくなります。
すべては頭の中へ刻み込まれ,記憶として保持される。
この部分では「文字の成立と記憶の役割」のうち、記憶力を how much we can remember と具体化することが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
Everything has to be fixed in the mind and kept as what a person remembers.
They must put everything into their minds and keep it there.
助動詞 can の直後は動詞の原形です。余分な to だけを除けば、「記憶力を how much we can remember と具体化する」点を what 節で正しく示せます。
information は数えない名詞なので単数扱いです。この題では「頭に刻むを be fixed in the mind とする」点を述べるため、are だけを is に直してください。
記憶はきわめて重要な保存の手段,唯一の方法であった。
この部分では「文字の成立と記憶の役割」のうち、「文字がないと」を Without writing で簡潔に置くことが中心です。日本語の語順を保とうとせず、まず誰が何をするかを決めます。その後、名詞のかたまりを what または how の節に開き、前後との因果・対比を接続語で結んでください。難しい一語を探すより、意味を二つの短い要素に分けるほうが安定します。
Memory was therefore not only a very important way to keep information but also the only way people had.
This shows what memory once meant: it was the one and only means of keeping important information.
because で理由を始めたら、主節の前に so は置きません。「「文字がないと」を Without writing で簡潔に置く」という因果を見せる語は一つに絞ってください。
discuss は目的語を直接取るため about は不要です。「唯一の方法だったという過去時制を守る」点を how 節で受け、余分な前置詞だけを除きます。
It is true that writing has done much to develop culture, but there are also things that we have lost because writing came into use. One of them is how much we can remember. Without writing, people cannot record and keep what is important. Everything has to be fixed in the mind and kept as what a person remembers. Memory was therefore not only a very important way to keep information but also the only way people had.
標準解は全78語です。how節1個、what節2個を実測しました。「文字の成立と記憶の役割」という抽象的な内容を、誰が何を感じ、何がどう働くかまで節で説明しています。原文の対比・因果・時制を落とさず、使う語は高校範囲に抑えました。長い日本語を一度に訳さず、各文の主語と動詞を決めてから接続関係を戻す順番を、まずはここを目標にしてください。
We know how greatly written words have helped culture grow. However, when writing appeared, people also lost something: the power to remember. If there are no written words, people cannot make a record of what matters and save it. They must put everything into their minds and keep it there. This shows what memory once meant: it was the one and only means of keeping important information.
説明を足した解は全67語です。how節1個、what節2個です。標準解と同じ内容を別の骨格で表し、「文字の成立と記憶の役割」の中心がどこにあるかを読み手に見えるようにしました。一語の訳語が思い出せないときでも、平易な動詞の後ろに節を置けば意味を守れます。表現の格好よさより、原文の各要素が答案のどこにあるかを一文ずつ照合してください。

名詞を内容のある節に開く
抽象名詞を一語で探すより、何を指すのかを主語と動詞で示すと、この問題の論理が読み手に伝わります。「文字の成立と記憶の役割」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
状態や方法を節で示す
「あり方」「程度」「仕組み」を how 節にすると、難しい名詞を使わずに意味を正確に置けます。「文字の成立と記憶の役割」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
理由を結果につなぐ
この題材では出来事を並べるだけでなく、なぜその結果になるのかを接続詞で見せる必要があります。「文字の成立と記憶の役割」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
二つの面を対応させる
対比される二項を同じ文法の形にそろえると、長い日本語でも関係が崩れません。「文字の成立と記憶の役割」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
場面や条件を先に置く
具体的な場面を節で示してから主文へ進むと、一般論と例のつながりが明確になります。「文字の成立と記憶の役割」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
平易な動詞で説明する
show、see、know、understand のような高校語の後ろに節を置けば、難語に頼らず答案を組み立てられます。「文字の成立と記憶の役割」を扱う今回も、語句より関係を先に決めるのがコツです。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| writing | 文字・書く仕組み | 今回の「文字の成立と記憶の役割」では writing をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| develop | 発展させる | 今回の「文字の成立と記憶の役割」では develop をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| come into use | 使われ始める | 今回の「文字の成立と記憶の役割」では come into use をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| remember | 覚えている | 今回の「文字の成立と記憶の役割」では remember をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| record | 記録する | 今回の「文字の成立と記憶の役割」では record をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| keep | 保存する | 今回の「文字の成立と記憶の役割」では keep をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| mind | 頭・心 | 今回の「文字の成立と記憶の役割」では mind をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
| means | 手段 | 今回の「文字の成立と記憶の役割」では means をこの意味で使います。前置詞・単複・語形を丸ごと確認し、単語だけを孤立して覚えないでください。 |
阪大の文学部以外では、文化・歴史・言語を扱う説明文をまとまりごと英訳させる年があります。2015年文学部以外の歴史論も、身近な語を定義し直す文章でした。2016年は文字の利点だけでなく、文字以前の記憶の働きまで追う必要があり、対比と時制の管理が得点差になります。
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