冒頭の問いかけを Have you ever had this experience? と自然に始め、一人の寂しさと長時間一緒にいる煩わしさを while / yet で対比します。第三文の「生物学的に決まっている」は biologically fixed / programmed とし、原文の主張を勝手に科学的に修正しません。「自然なことではない」は不可能ではなく、自然に自動でできるわけではないという意味です。最後は what kinds of ways humans have found to live together と開き、次段落への問いを保ちます。
こんな経験はないだろうか。独りでいると寂しいのに,あまり長い時間,皆で一緒にいると,どこか鬱陶しくなる。人類の場合,社会を作ることが生物学的に決まっているわけではないので,集団を作って共に生きることは自然なことではない。そのために人類はどのような工夫をしているのだろうか。
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アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できますこんな経験はないだろうか。
「ないだろうか」を I wonder if とすると筆者の独り言に寄ります。ここでは読者にも覚えがあるはずだと問いかけているため、Have you ever noticed how ...? と次文の内容を how 節で取り込むこともできます。
Have you ever had an experience that made you wonder how you can feel lonely when alone but uncomfortable after spending too much time with other people?
Have you ever noticed what happens to your feelings when you move between being alone and staying with a group for a long time?
experience 自体が「経験」という名詞なので thing は不要です。読者への経験問いは Have you ever had ...? が自然です。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
do の後ろは原形 have ですが、これまでの経験には Have you ever had を使います。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
独りでいると寂しいのに,あまり長い時間,皆で一緒にいると,どこか鬱陶しくなる。
人そのものを annoying と評価する文章ではありません。一緒にいる時間が長くなると、自分がどこか落ち着かなくなるという変化です。feel lonely と begin to feel uncomfortable の主語を we にそろえます。
We feel lonely when we are alone, yet when we spend too much time together with everyone else, we somehow begin to feel uncomfortable and want to know what space we can keep for ourselves.
Being alone can make us feel lonely, while being with a group for too long can make us tired of company. This contrast shows how difficult it is to balance what we need from others with time for ourselves.
alone は一人の状態、lonely は寂しい感情です。lonely people と目的補語のようには置きません。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
everyone だけで「皆」を表すので people を重ねません。誤りを直す際は別の難しい表現を足さず、修正文のように高校範囲の語で意味を一本に通すのが安全です。
原文は皆が嫌な人になるのではなく、話者が煩わしく感じ始めることです。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
人類の場合,社会を作ることが生物学的に決まっているわけではないので,集団を作って共に生きることは自然なことではない。
原文は「人間は社会を作らない」とは言っていません。実際には作るが、それが生物学的に自動で決まっているわけではないため、共同生活には工夫がいる、という論理です。not impossible ではなく not automatic と読むと次文へつながります。
In the case of human beings, we are not biologically programmed simply to form societies, so living together in groups does not come naturally without any effort or rules about how we should treat one another.
For humans, biology alone does not decide how we organize a society. Therefore, forming a group and sharing our lives is not something that happens naturally without thinking about what each person needs.
mankind は通常冠詞なしですが、平易な human beings / humans が安全です。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
副詞は biologically です。綴りが不安なら biology alone does not decide と開けます。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
人が決心していない意味になります。生物学的に組み込まれていないなら not programmed / not fixed です。誤りを直す際は別の難しい表現を足さず、修正文のように高校範囲の語で意味を一本に通すのが安全です。
not nature は名詞の誤用で、環境の話にも聞こえます。come naturally と能力・傾向を表します。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
そのために人類はどのような工夫をしているのだろうか。
「工夫」は便利な道具一つではなく、距離、規則、礼儀、役割など共同生活の仕組み全体です。具体例を勝手に本文へ足さず、what ways / how humans manage という開いた問いのまま訳します。
What kinds of ways, then, have humans found to manage how we live together, and what arrangements help us balance life in a group with our need to be alone?
How, then, have human beings learned to live in groups? What have we created to make shared life possible while giving each person the space they need?
工夫は機械ではなく方法や仕組みです。ways / arrangements を使います。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
疑問詞が目的語の場合も have を主語の前に出します。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
Have you ever wondered how we can feel lonely when we are alone, yet somehow uncomfortable when we spend too much time with everyone else? Human beings are not biologically programmed simply to form societies, so living together in groups does not automatically come naturally. How, then, have humans learned to make life in groups work, and what helps us balance group life with time for ourselves?
全67語です。how we can feel ... で二つの感情を一つの問いにし、what kinds of ways、how we live together、what helps us balance で最後の「工夫」を開いています。not biologically programmed と does not automatically come naturally を分け、人間が社会を作らないのではなく、自動的・無条件に共同生活できるわけではないという原文の論理を保ちました。
Have you ever noticed what happens when you are alone for a long time or when you stay with a group for too long? The first can make you lonely, but the second can make you uncomfortable. For humans, biology alone does not decide how we live in society. So what have we created, and how have we learned to make life together possible?
全64語です。wondered が出なくても Have you ever noticed what happens で問いかけられます。what happens、how we live、what have we created、how have we learned の節と疑問で、感情の対比から社会的工夫へ進みます。第三文を biology alone does not decide と基本語にほどき、科学用語を増やしていません。

経験と疑問を導入する
読者への問いと次の内容を一文にできます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
状況と感情を結ぶ
alone と lonely のような状態・感情の区別を保てます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
逆向きの状況を加える
一人の寂しさと集団の煩わしさを強く対比できます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
生物学的傾向を示す
決められているを予定や意思と混同せず表せます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
自然にはできない
自然環境の nature でなく、能力や行動が自動でないことを示せます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
工夫を開いた問いにする
device 一語に限定せず、長く見つけてきた方法を尋ねられます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| alone | 一人で | 状態であり寂しい感情とは限りません 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| lonely | 寂しい | feel lonely と感情を表します 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| uncomfortable | 居心地が悪い | 人を annoying と評価せず自分の感覚にできます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| human being | 人間 | 複数一般なら human beings です 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| biologically | 生物学的に | 綴りが不安なら biology alone と開けます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| program | 組み込む | be programmed to V の受け身で使えます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| form | 形成する | form a group / society と使います 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| naturally | 自然に | come naturally のまとまりを覚えます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| arrangement | 仕組み、取り決め | 物だけでない社会的工夫を表せます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
阪大全学部の和文英訳は、2018年の孤独と集団生活、2019年の宇宙から見た地球、2020年の哲学者から学ぶ教訓、2021年の学びと好奇心へと、身近な感覚から人間・自然・知識の一般論へ広げる素材が続きます。2018年には失敗経験を書く条件英作文も別にありました。全学部の和文英訳では、日常語の対比を保ちながら、生物学的決定や社会形成のような抽象概念を平易な節へ開く力が中心です。
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