第一文は読書を宝探しにたとえた前文を受けます。別の道を歩き、石につまずき、倒れた場所で宝を見つけるという出来事を、while、trip over、find の順に整理します。第二文では比喩から助言へ移り、「少しでも興味」「当面は役立たない」「まず手に取る」の三条件を落としません。keep our minds open enough to pick up a book とすれば、「心を開く」を open one's heart の感情表現に限定せず、新しい分野を試す態度として表せます。
いつもと違う道を歩いていて,石ころに蹴躓いて倒れたら,そこに宝が落ちていたなんてこともあるかもしれない。それゆえ,少しでも興味のある分野の本なら,当面の仕事や勉強に役に立たなくても,まずは手に取ってみるくらいに「心を開いていること」が大切です。
次の日本文の下線部の意味を英語で表しなさい。 自分が読みたい本を読む,これが私の読書の鉄則ですが,その際に,間口をできるだけ広くしておいた方がいいと思っています。本との出会いは,ある種,宝物を掘り出すようなものです。宝はどこに埋まっているかわかりません。___下線部___いつもと違う道を歩いていて,石ころに蹴躓いて倒れたら,そこに宝が落ちていたなんてこともあるかもしれない。それゆえ,少しでも興味のある分野の本なら,当面の仕事や勉強に役に立たなくても,まずは手に取ってみるくらいに「心を開いていること」が大切です。___下線部___
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アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できますいつもと違う道を歩いていて,石ころに蹴躓いて倒れたら,そこに宝が落ちていたなんてこともあるかもしれない。
この文では直訳的な景色を保つことが大切です。ただし日本語の接続をすべて and で結ばず、While walking ... we may trip ... and fall, only to find ... と順序を作ります。only to は難しければ and then find で十分です。
While walking along a path we do not usually take, we may trip over a stone and fall, only to discover what looks like treasure lying where we fell and how chance led us to it.
If we choose a different road, we might stumble over a small stone and fall down. Then we may find treasure right there, showing us what an unexpected turn can bring and how a mistake can lead to something valuable.
原文は普段と違う道を選んだからこそ思わぬ発見があるという比喩です。our usual path では偶然性の出発点が逆になります。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
道に沿って歩くなら walk along / down a road が自然です。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
物につまずくは trip over です。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
一般的な比喩上の可能性なので may / might を残します。誤りを直す際は別の難しい表現を足さず、修正文のように高校範囲の語で意味を一本に通すのが安全です。
財宝・価値ある発見の総体を表す treasure は不可算なので many を直接付けられません。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
それゆえ,少しでも興味のある分野の本なら,当面の仕事や勉強に役に立たなくても,まずは手に取ってみるくらいに「心を開いていること」が大切です。
open our hearts は人への感情を受け入れる響きが強いため、読書の選択には keep an open mind が合います。さらに何に開かれるかを be willing to pick up the book と説明し、実際の行動まで書きます。
That is why it is important to keep an open mind and pick up a book in any field that interests us even a little, even if we do not yet know how it will help our work or studies or what we may learn from it.
Therefore, when a subject makes us curious, we should be willing to try a book about it, whether or not it seems useful for what we are doing now. Openness means giving ourselves a chance to discover how the book may change what we know.
前文の比喩から結論を導くため、対比の However でなく Therefore / That is why です。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
be interested in が決まった形です。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
原文は今のところ役立たない可能性で、将来も永遠に役立たないとは言いません。誤りを直す際は別の難しい表現を足さず、修正文のように高校範囲の語で意味を一本に通すのが安全です。
用途には useful for our studies が自然です。人に役立つなら useful to us です。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
物理的に持つ命令だけになります。試しに読む含みは pick up / try a book で表します。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
人への感情表現に聞こえ、前置詞も不自然です。keep an open mind / be willing to try が合います。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
While walking along a path we do not usually take, we may trip over a stone and fall, only to discover treasure in what seemed an unlikely place. That is why we should keep an open mind and pick up a book in any field that interests us, even if we do not yet know how it will help our work or studies or what we may learn from it.
全70語です。what looks like treasure で偶然の発見、how it will help と what we may learn で未知の価値を節にしました。a path we do not usually take は「いつもと違う道」、any field that interests us は「少しでも興味のある分野」です。比喩と読書の助言を That is why で結び、心を開くことを keep an open mind and pick up a book という行動にしています。
If we choose a different road, we might stumble over a small stone and fall down, but then find treasure beside us. In the same way, a book may give us what we did not expect. We should therefore try books about subjects that make us curious, whether or not we can see how they will help what we are doing now.
全62語です。only to が難しければ but then find で出来事をつなげられます。In the same way で比喩から読書へ移り、what we did not expect、how they will help、what we are doing の節で未知の価値と当面の仕事・勉強を説明しました。open mind を使わなくても try books という行動で「心を開く」を表せます。

いつもと違う対象
different 一語でなく、普段の行動との差を説明できます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
つまずいて転ぶ
出来事を正しい前置詞と順序で書けます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
予想外のもの
名詞 surprise に頼らず、何を予想しなかったかに開けます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
例から助言へ進む
比喩や具体例の教訓を次の行動へつなげられます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
今は不明でも行動する
役立ち方が未確定という譲歩を節で示せます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
〜かどうかにかかわらず
役立つと分かる場合だけに限定しない態度を表せます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| path | 小道、進む道 | walk along a path と使います 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| trip over | 〜につまずく | over を忘れません 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| treasure | 宝 | この意味では不可算が基本です 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| discover | 発見する | find より発見の驚きを出せます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| field | 分野 | field that interests us と説明できます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| curious | 興味を持つ | be curious about の形も使えます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| useful | 役に立つ | 用途には useful for を使います 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| pick up | 手に取る | 本を試すという比喩にも使えます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| open mind | 開かれた心、先入観のない態度 | keep an open mind と冠詞を付けます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
阪大文学部以外の和文英訳は、2019年の本との偶然の出会い、2020年の歴史を書く立場、2021年の価値を自分の言葉で守ること、2022年の撤退する勇気のように、比喩や具体例から判断へ進む文章が続きます。同年度の文学部は言葉と個性、外国語学部は職場で一人の時間を使う随筆です。文学部以外では、石や宝の比喩を生かしつつ、最後に筆者が勧める現実の行動を明確に訳す力が問われます。
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