第一文は「受け入れ、考えず、伝えるのでは意味がない」という長い条件を一つの主語にまとめる必要があります。reading has little meaning if ... と骨格を先に決めると迷いません。第二文では「振り返って吟味し」「さらには見直す」という段階を、look back on、ask how sound they are、reconsider how we should live と動詞で並べます。著者の主張を否定するのではなく、自分の読み方を能動的に変える文章だと捉えることが大切です。
本を読む時も,著者の考えをそのまま無批判に受け入れ,その内容について自分では考えないで他の人に伝えるのでは本を読む意味はありません。 大切なことは,読書を通じて,自分のそれまで持っていた考えや生き方を振り返って吟味し,さらには,自分の生き方を見直すということです。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます本を読む時も,著者の考えをそのまま無批判に受け入れ,その内容について自分では考えないで他の人に伝えるのでは本を読む意味はありません。
日本語の長い条件を前から逐語訳すると、最後まで主節が決まりません。まず「そのような読み方には意味がない」を置き、if 以下に悪い読み方の三段階を並べます。「無批判」は難しい副詞にせず、正しいかを自分に問わない、と説明すれば十分です。
Reading a book has little meaning if we simply accept what the author thinks without asking whether it is right, do not consider for ourselves what the book says, and only pass that content on to other people.
There is no real point in reading if we take in everything the writer says, never ask what we ourselves think about it, and then tell others about it as if it were our own understanding.
mean はここでは動詞で、「意味」という名詞は meaning です。has little meaning の形にします。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
特定の本の著者なので the author とします。what 節の中でも冠詞は必要です。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
without は前置詞なので、後ろは criticizing のような動名詞です。ただしこの問題では without asking whether ... の方が意味を明確にできます。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
consider は目的語を直接取るため about は不要です。think about と混ぜないようにします。誤りを直す際は別の難しい表現を足さず、修正文のように高校範囲の語で意味を一本に通すのが安全です。
tell 人 内容の順なら tell other people the content です。pass the content on to others も安全です。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
原文が否定しているのは、無批判に受け売りする読み方です。どんな読書にも意味がないとは述べていません。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
大切なことは,読書を通じて,自分のそれまで持っていた考えや生き方を振り返って吟味し,さらには,自分の生き方を見直すということです。
この文は同じ「生き方」が二度出ますが、役割が違います。前半はこれまでの生き方を振り返る対象、後半は今後どう生きるかを考え直す対象です。時の向きを how we have lived と how we should live で分けると、単なる繰り返しになりません。
What matters is that, through reading, we look back on the ideas we have held and how we have lived, examine how sound they are, and even reconsider how we should live from now on.
The important thing is to use books as a chance to ask what we used to believe, why we lived as we did, and what kind of life we want to lead in the future.
throughout は読書している時間の最初から最後までという意味になりやすい語です。手段なら through reading を使います。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
look back は対象を置くとき on または at が必要です。ここでは look back on がまとまりとして自然です。誤りを直す際は別の難しい表現を足さず、修正文のように高校範囲の語で意味を一本に通すのが安全です。
living way は「生き方」の自然な表現ではありません。the way we have lived または how we have lived と節にします。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
lived は過去、from now on は未来で時間がぶつかっています。これまでの振り返りと今後の見直しを分けます。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
ここでは特定の「大切なこと」を示すので The important thing または What matters を使います。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
Reading a book has little meaning if we simply accept what the author thinks without asking whether it is right, do not consider for ourselves what the book says, and only pass that content on to other people. What matters is that, through reading, we look back on the ideas we have held and how we have lived, examine how sound they are, and even reconsider how we should live from now on.
全73語です。第一文は reading has little meaning if ... を骨格にして、受け入れる、考えない、伝えるという三つの動作を並べました。第二文は What matters is that で主張へ切り替えています。what the author thinks、what the book says、how we have lived、how sound they are、how we should live と節に開き、抽象的な「考え」「生き方」「吟味」の中身を読み手が追える形にしています。
There is no real point in reading if we take in everything the writer says and pass it on without asking what we ourselves think about it. A book becomes valuable when it makes us look back at what we believed before, notice how those beliefs shaped our life, and think again about how we want to live in the future.
全61語です。無批判という一語が出なくても、without asking what we ourselves think と説明できます。後半は「考え」と「生き方」の関係を notice how those beliefs shaped our life で補い、最後に将来の生き方へ進みます。原文の二段階を保ちながら、take in、pass on、look back、think again という基本動詞だけで組み立てた逃げ道です。

条件付きで価値を否定する
全面否定を避け、どんな場合に意味が薄いのかを正確に示せます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
考えや内容を節にする
idea や content の一語で曖昧になるとき、誰が何を考えるかまで開けます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
〜せずに
同時に行われない動作を簡潔に加えられます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
受け取ったものを伝える
情報や考えを次の人へ回す場面に使えます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
大切な点を節で示す
抽象名詞を避け、主張の中身をそのまま文にできます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
過去から今後へ進む
振り返りと見直しを二つの動詞で分けると、時間の向きが明確になります。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| author | 著者 | 特定の本なら the author とします 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| accept | 受け入れる | 考えを目的語に直接置けます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| whether | 〜かどうか | ask whether it is right の形で使います 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| content | 内容 | 不可算扱いが基本で、what the book says にも開けます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| pass on | 伝える | pass A on to B の語順を確認します 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| through | 〜を通じて | 手段を示し throughout と区別します 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| examine | よく調べる | 物だけでなく考えの妥当性にも使えます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| reconsider | 考え直す | consider again より短く書けます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| the way | 〜の仕方 | the way we live と後ろから説明します 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
阪大文学部の和文英訳は、2019年の言葉と個性、2020年の読書と自己吟味、2021年の登山家にとっての表現、2022年の会話の危うさのように、言葉・読書・表現をめぐる随筆が続きます。同年度の全学部は哲学者から学ぶ教訓、文学部以外は歴史を書く傲慢さを扱いました。文学部では長い一文の中で筆者の評価と動作の順序を保ち、抽象的な日本語を人が何をするかへ開く力が特に問われます。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く iOS · Android · Web で使えます問題文と模範解答をまとめた質問文を用意しました。いつも使っている AI を選ぶと、質問文がコピーされた状態でそのサービスが開きます。
添削そのものは Boost アプリのほうが得意です。AI には「なぜこの訳になるの?」のような、解説の追加質問を投げるのがおすすめです。