「傲慢」を難しい一語に置き換えるより、writing about historical facts can make us act as if we know everything と行動に開くと安全です。第二文は、その評価の理由を because で受け、書き手が結末を知る位置にいることと、実際には見ていないことを目撃者のように書くことを区別します。already knows how everything ended、what they never actually saw、as if they had seen it という三つの節が、原文の批判を支える中心です。
歴史上の事実について書くのは傲慢なことだ。ペンを持つ人間は,既にすべてが終わっている特権的な場所から,実際には見ていないことを,まるで見てきたように書くのだから。
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傲慢に対応する一語が思いつかなくても問題ありません。何が傲慢なのかは次文に説明されています。すべてを知る立場にいるかのように振る舞う、と先回りして節に開けば、高校範囲の語で評価を保てます。
Writing about historical facts is an act of pride, because writers may behave as if they know what really happened and how every event should be understood.
It is too proud of us to write about the facts of history as though we knew what each event meant and how the people living then experienced it.
history はそのまま fact を前から修飾しにくいため historical facts とします。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
proud は通常、人の気持ちや態度を表します。行為なら an act of pride または makes writers act proudly とします。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
ペンを持つ人間は,既にすべてが終わっている特権的な場所から,実際には見ていないことを,まるで見てきたように書くのだから。
日本語の比喩を二つとも解きます。ペンを持つ人は writers、場所は position です。その特権は結末を知っていることなので、who already know how everything ended と説明します。最後は実際には見なかった過去よりさらに前の仮想経験を had seen で表します。
Writers look back from a position where they already know how everything ended, and they describe what they never actually saw as if they had seen it with their own eyes.
People who write history have the advantage of knowing what happened in the end. From that later point, they tell us how events took place even though they were not there, as though they had watched everything themselves.
own pens では筆記具を所有する人一般になり、歴史を書く人という比喩が消えます。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
high place は物理的な高所に読まれます。結果を後から知る立場を position where they know the end と説明します。誤りを直す際は別の難しい表現を足さず、修正文のように高校範囲の語で意味を一本に通すのが安全です。
間接疑問の how 節では疑問文の倒置をせず、how everything ended の語順です。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
actually が describe を修飾すると「実際に描写する」になります。見なかった事実を強めるため never actually saw と置きます。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。
過去の出来事を見ていないのに見たように書く反事実なので had seen が合います。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
own の前には誰の目かを示す their が必要です。誤りを直す際は別の難しい表現を足さず、修正文のように高校範囲の語で意味を一本に通すのが安全です。
look forward は先を楽しみにする意味です。終わった過去を振り返るなら look back on を使います。この形を避けるだけでなく、修正文で日本語のどの部分を回収したかまで確認すると、同じ誤りを別の問題でも防げます。
Writing about historical facts is an act of pride. Writers look back from a position where they already know how everything ended, and they describe what they never actually saw as if they had seen it with their own eyes. In doing so, they may seem to know what really happened and how every event should be understood.
全58語です。act of pride は少し直訳寄りですが、その後に傲慢さの中身を説明しています。how everything ended が結果を知る立場、what they never actually saw が未経験の内容、as if they had seen が事実に反する見せ方です。最後の what really happened と how every event should be understood も含め、名詞の塊を節に開いています。
We act too proudly when we write about the facts of history as though we knew what each event meant. People who write later know how the story ended, but they were not there. Even so, they often tell readers what happened and how it happened as if they had watched the events themselves.
全54語です。privileged position が出なくても、people who write later know how the story ended, but they were not there と二文に分ければ意味を落としません。as though と as if はどちらも使えます。見ていないという事実を過去形、見たかのような仮想を had watched とし、時間関係も保ちました。

despite の後ろには名詞が必要で、ここは傲慢と評価する理由なので because 節を使います。原文の主語・時間・対象を修正文と一つずつ照合すると、この一か所だけを直す理由がはっきりします。
原文は歴史を書く立場の傲慢さを批判していますが、全員の故意の嘘だとは述べていません。採点では単語の近さより文全体の意味が見られます。修正文を声に出し、前後の論理までつながるか確認してください。

実際とは違う態度を示す
傲慢などの評価語を、どんな振る舞いかに開けます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
抽象的な立場を説明する
物理的な場所でない「場所」を where 節で具体化できます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
結果や方法を節にする
何を知るかを名詞一語でなく文として示せます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
未経験の内容を表す
実際に見ていないことを what 節で一まとまりにできます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
過去の反事実を示す
実際にはしなかった過去の経験を、したかのように扱う場面で使います。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
自分で直接見る
伝聞でなく直接見たことを強調できます。 一つ目の例でこの問題への使い方を、二つ目で別の話題にも移せることを確かめてください。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| historical | 歴史上の | historic は歴史的に重要な、historical は歴史に関するです 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| pride | 誇り、思い上がり | 文脈により良い意味にも悪い意味にもなります 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| writer | 書き手 | この文脈では歴史を書く人を指します 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| position | 立場 | 物理的な位置だけでなく社会的・時間的な立場にも使えます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| ending | 結末 | know the ending のように特定なら the を付けます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| actually | 実際に | never actually saw の位置で saw を修飾します 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| describe | 描写する | 目的語に what 節を置けます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| as if | まるで〜のように | 事実に反する過去なら had + 過去分詞を使います 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
| look back | 振り返る | 対象には on を続けます 単語だけでなく、この形のまま短い例文にして覚えると使いやすいです。 |
阪大の文学部以外向け和文英訳は、2019年の読書と偶然の発見、2020年の歴史を書く立場、2021年の価値を自分の言葉で語る必要、2022年の撤退の判断のように、身近な比喩から社会的な判断へ進む文章が目立ちます。同年度の文学部は読書による自己吟味、全学部は哲学者の教訓です。この区分では比喩を直訳せず、筆者が批判している行動を人と動詞で説明する力が問われます。
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