表現の自由、公共の福祉、民主主義のどれであっても、それにどんな価値があるかを自分の言葉で語れなければ、守る価値はないと言い切る人々を説得して考えを変えさせることはできない、という長い条件文です。三つの理念の並列、what value each idea has という説明内容、people who say ... という批判者、persuade them to change their minds という二段階の働きかけを整理する必要があります。主語は一般のweを補い、一文が重ければ条件と結果を二文に分けても構いません。まずIf we cannot explain ..., we cannot persuade ...という最小の骨格を書きます。次にexplainの目的語へ、what each idea means、why it matters、how it helps peopleを入れます。この三点が「いかなる価値」を内容のある説明へ変えます。理念の名前を知っているだけでは足りないという原文なので、単にThey are importantと繰り返さないでください。三つの理念はwhether we speak of freedom of expression, the public good, or democracyと同じ形で並べます。公共の福祉が出にくければwhat is good for people in society as a wholeと説明できます。「自分の言葉」は自分の使用言語ではないためmy languageではなくin our own wordsです。後半の批判者はpeople who firmly say that ...と発言内容で修飾します。worthの後ろはto protectではなくprotectingです。最後の翻意は一語の難語を探さず、reconsider what they believe and change their mindsと二つの動作に開いてください。説得は相手を強制することではなく、価値の理由を示して考え直してもらうことです。thereforeやthenで条件と結果の順番を見えるようにすると、長文でも読み手が迷いません。
表現の自由にしろ,公共の福祉にしろ,民主主義にしろ,それにいかなる価値があるのかを自分の言葉で語ることができなければ,「そんなものは守るに値しない」と言い切る人たちを説得して翻意させることはできない。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。表現の自由、公共の福祉、民主主義の三つを同じ形で並べ、意味・重要な理由・人々への働きのどれかを自分の言葉で説明してください。その説明ができないという条件から、守る価値はないと言う人を説得できないという結果へつなげます。三つの理念は説明の対象、説得されるのはその価値を否定する人です。役割を取り違えず、相手の発言をpeople who say that ...で示してください。worthの後ろの動名詞、persuadeの後ろの人と不定詞、change their mindsの所有格を確認すれば、文法面も安定します。公共の福祉が出にくい場合はwhat is good for people as a wholeと節に開いて構いません。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
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一文の骨格は If we cannot explain ..., we cannot persuade people ... です。まず条件と結果だけを書き、その中に三つの理念、説明内容、反対者の発言を順に入れます。「翻意」は難語を探さず change their minds で十分です。公共の福祉は public welfare でもよいですが、the well-being of society / what is good for the public と説明すれば高校範囲の語で書けます。
Whether we are speaking of freedom of expression, what is good for the public, or democracy, if we cannot explain in our own words what value each idea has, why it matters, and how it protects people's lives, we cannot persuade those who firmly say that such things are not worth protecting to reconsider what they believe and change their minds.
If we cannot use our own words to explain what freedom of speech, the public good, and democracy mean and why we should value them, we will never be able to change the minds of people who declare, 'None of these ideas deserves to be protected.'
expressions on facesは表情です。ここでは意見や考えを表す自由なのでfreedom of expressionです。
公共の福祉は全員が常に幸福な状態という断定ではありません。社会全体にとって何がよいかという考えです。
原文が挙げた公共の福祉が消えています。列挙はfreedom, public good, democracyの三つを確認します。
whetherの後ろで名詞と文が混ざっています。三つとも名詞にするか、whether we speak of ...でまとめます。
how valuableの後ろに主語と動詞がなく、何が価値を持つか不明です。how valuable each idea isとします。
my languageは自分の使用言語、たとえば日本語を意味します。自分で考えた表現ならin our own wordsです。
worthの後ろには名詞または動名詞を置きます。受け身の意味でもprotectingの形です。
人に行動を促すときはpersuade 人 to Vです。that節の関係詞にもなっていません。
our mindsでは説得する側の考えを変える意味です。考えを変えるのは相手なのでtheir mindsとします。
原文は説明できることが説得の前提です。この文は相手が先に考えを変えれば説明できるという逆の因果です。
Whether we are speaking of freedom of expression, what is good for the public, or democracy, if we cannot explain in our own words what value each idea has, why it matters, and how it protects people's lives, we cannot persuade those who firmly say that such things are not worth protecting to reconsider what they believe and change their minds.
全61語です。大きな骨格は if we cannot explain ..., we cannot persuade ... です。三つの理念を whether節で並べ、公共の福祉だけを what is good for the public と平易に開きました。価値の中身も what value each idea has、why it matters、how it protects people's lives の三方向から説明しています。反対者は those who say ...、翻意は reconsider what they believe and change their minds としました。how節1個、what節3個で抽象語の中身を見える形にしています。
We often use important words such as freedom of speech, the good of society, and democracy. However, naming them is not enough. Unless we can say in our own words what they mean, how they help ordinary people, and what would be lost without them, we cannot answer someone who says they have no value. To persuade such a person, we must show why these ideas deserve protection and help the person understand what makes them important.
全76語です。一文を無理に保たず、理念を挙げることと価値を説明することは違う、と二文で導入しました。what they mean、how they help ordinary people、what would be lost の三点で「いかなる価値」を具体化しています。最後は相手を打ち負かすのではなく、なぜ守る価値があるかを示して理解を促す、と説得の中身を説明しました。原文の条件と結果を保っていれば、このように文章を分けても問題ありません。三理念は同じ文法の形で列挙し、どれか一つを主語にして他を従属させないでください。公共の福祉だけ難しい語に感じても、what is good for people as a wholeと節に開けます。「そんなもの」は理念を軽んじる人の言い方なのでsuch thingsで受け、訳者自身の評価としてworthlessと断定しないようにします。説得の目的語は人、変えるのはその人の考えです。persuade them to change their mindsと代名詞をそろえてください。最後に、説明できなければ説得できないという否定条件が、説明できれば必ず説得できるという保証ではない点にも注意が必要です。原文の強さを越えないようcannotの範囲を保ちます。

複数の対象に共通する条件を示す
三つ以上の例を同じ議論の対象として並べられます。
価値の中身を二方向に開く
valueという名詞だけで終えず、どんな価値か、なぜ重要かを説明できます。
自分で理解して説明する
引用や暗記ではなく、自分で組み立てた説明だと示せます。
する価値がある
worthの後ろは動名詞です。受け身の意味でもprotectingやreadingを使います。
特定の主張をする人を修飾する
反対者を単にopponentsとせず、何と言っている人かを節で示せます。
説得から考えの変化へ
persuadeの後ろに人とto不定詞を置き、誰の考えが変わるか所有格もそろえます。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| freedom of expression | 表現の自由 | expressionはここでは表情ではなく考えの表現です |
| public welfare | 公共の福祉 | what is good for the publicと説明できます |
| democracy | 民主主義 | 理念一般なら通常不可算です |
| value | 価値 | what value it hasの形で内容を問えます |
| worth | 〜する価値がある | 後ろには名詞か動名詞を置きます |
| protect | 守る | 権利や理念を守る意味にも使えます |
| persuade | 説得する | persuade 人 to Vの語順です |
| reconsider | 考え直す | consider againと言い換えても構いません |
阪大文学部以外では、具体例から社会的な判断へ進む文章が多く出ますが、2021年は理念をめぐる直接的な議論です。2022年は登山の撤退を進路・仕事へ広げ、2023年は五感を文化・歴史へ広げ、2024年は報道の不完全さから批判の必要性へ進みました。どの年も、抽象的な名詞を知っているだけでは足りず、その価値・理由・影響が何かを自分の文で説明する必要があります。この年はまさにその力自体を題材にしており、if節の条件からcannot persuadeの結果まで論理を切らないことが重要です。試験本番では長い一文を見たら、条件部と結果部の境界に線を引いてください。条件部は、三つの理念のどれについても、自分の言葉で価値を語れないことです。結果部は、守る価値がないと言う人を説得して考えを変えさせられないことです。三つの理念は説明対象であって、説得される相手ではありません。相手はpeople who say ...です。この役割分担を保つと、長くても主語と目的語を取り違えません。価値の説明には、意味、重要な理由、人々への働きの三つを使えます。たとえば自由が何を可能にするか、公共の福祉が誰を守るか、民主主義で人々がどう意思決定に関わるか、という方向です。ただし原文にない政治的主張を長く足す必要はありません。what value each idea hasとwhy it mattersで十分です。翻意も相手を負かすことではなく、こちらの説明を受けて相手自身がwhat they believeを考え直すことです。persuade、reconsider、change their mindsの主体と所有格が相手にそろっているか確認してください。worth protectingの動名詞も頻出なので、この問題を通して形ごと身につけられます。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。表現の自由、公共の福祉、民主主義の三つを同じ形で並べ、意味・重要な理由・人々への働きのどれかを自分の言葉で説明してください。その説明ができないという条件から、守る価値はないと言う人を説得できないという結果へつなげます。三つの理念は説明の対象、説得されるのはその価値を否定する人です。役割を取り違えず、相手の発言をpeople who say that ...で示してください。worthの後ろの動名詞、persuadeの後ろの人と不定詞、change their mindsの所有格を確認すれば、文法面も安定します。公共の福祉が出にくい場合はwhat is good for people as a wholeと節に開いて構いません。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
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