味覚・視覚・触覚・聴覚・嗅覚という五感を列挙し、それらが一見個人の身体の働きに見えて、実は文化と歴史にも形づくられていると反転する文章です。最後は柔らかさ、街の音、食べ物の味を例に、何をどのように感じるかが育った社会・文化・時代によって異なるとまとめます。感覚名を正確に並べるだけでなく、how soft or hard something feels、what sounds we notice、how food tastes のように、感覚の内容を節に開いて論理を見せることが大切です。解答ではまず五感の列挙を完成させ、次にmay seem ... but actually ...で第一印象と筆者の主張を分け、最後に三つの具体例から社会・文化・時代の差へ進んでください。文化が感覚を所有するのではなく、何に注意を向け、どう分類し、どう言葉にするかを形づくるという関係です。そのためbe owned byではなくbe shaped byやaffect what we noticeを使います。また身体的作用を否定しているわけではありません。alsoを入れ、身体の働きであると同時に文化的・歴史的でもあるという両面を残してください。柔らかさ・音・味の一つでも落とすと、筆者が異なる感覚を横断して示した広がりが弱くなります。列挙を訳した後、touch、hearing、tasteの三領域がそろっているか指で確認すると安全です。
私たちは普段,味覚や視覚,また触覚や聴覚,嗅覚といった五感を駆使して生活している。これら五感は、一見,個々人の主観的・身体的作用のようだが,実は文化的・歴史的なものでもある。何かに触れた時に感じる柔らかさや硬さ,街の中で聞こえてくる音,食べ物の味など,何をどう感じ取るかは,生まれ育った社会や文化によって,また時代によって異なるのだ。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。五感を正しい名詞で列挙した後、個人の身体だけに見えるという第一印象と、文化・歴史にも形づくられるという筆者の主張を対比してください。柔らかさ、街の音、味の三例と、育った社会・文化・時代の三要因が残っているか確認すると訳し漏れを防げます。身体性を否定せずalsoで両面を保つことも大切です。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます私たちは普段,味覚や視覚,また触覚や聴覚,嗅覚といった五感を駆使して生活している。
五感を一つずつ訳す正確さが必要ですが、「駆使する」を難しくする必要はありません。We use our five senses in our daily lives と骨格を先に作り、ダッシュやsuch asで項目を足します。感覚の順番は原文に合わせれば、訳し漏れの確認もしやすくなります。
In our daily lives, we make full use of our five senses—taste, sight, touch, hearing, and smell—to understand what is happening around us and how we should respond.
We usually live by using all five senses: what we taste, what we see, what we touch, what we hear, and what we smell.
senseは五つ全体をまとめる上位語です。列挙にもう一つsenseを足すと六項目になり、原文とずれます。
listenは意識して聞く動詞で、感覚の名称ではありません。tasteなどの名詞と並べるならhearingを使います。
drive sensesとは言いません。原文は五感を十分に使うという意味なので、make full use ofで表せます。
これら五感は、一見,個々人の主観的・身体的作用のようだが,実は文化的・歴史的なものでもある。
原文は、五感が身体の働きではないと言っているのではなく、それだけではないと述べています。but they are also shaped by ... とすれば、個人の身体と文化・歴史の両方を残せます。「作用」を functions と一語で置くより、how each person feels things / how the body works と節にすると読みやすくなります。
At first, these senses may seem to depend only on how each person feels things and how the body works, but they are actually shaped by culture and history as well.
The five senses may look like personal and physical matters, yet culture and history also affect what we notice and how we experience it.
四つを並べるだけでは、個人の身体だけに見えるが文化・歴史にも左右される、という発見の流れが消えます。
belong toでは所有関係になり、文化や歴史が感覚を持つように聞こえます。形づくられる、影響を受けると書きます。
何かに触れた時に感じる柔らかさや硬さ,街の中で聞こえてくる音,食べ物の味など,何をどう感じ取るかは,生まれ育った社会や文化によって,また時代によって異なるのだ。
長い主語をそのまま英語の前に積むと崩れます。For example で三つの例を先に置き、What we sense and how we sense it can differ ... を結論として別文にして構いません。「生まれ育った」は the society and culture in which we were born and raised と関係詞で書けます。時代は the time in which we live とすれば、age の多義性を避けられます。
For example, how soft or hard something feels when we touch it, what sounds we notice in a city, and how food tastes to us are not the same for everyone. What we sense and how we sense it differ according to the society and culture in which we were born and raised, as well as the time in which we live.
Consider how we feel the softness of cloth, what we hear while walking through a town, or how a familiar dish tastes. Our answers depend on where and when we grew up and on what our culture taught us to notice.
feelはここでは人が柔らかさを感じる他動詞です。人を主語にしてfeel softness、または物を主語にしてfeels softとします。
街で聞こえるさまざまな音を指すので複数形soundsが自然です。a soundでは一つの音だけになります。
この形では人々自身の味が違うようにも読めます。食べ物を主語にするか、what people tasteを明示します。
grow upは「育つ」という自動詞で、人を育てる意味ではraiseを使います。関係詞でも受け身にします。
our ageは個人の年齢です。原文の「時代」は歴史上の時期なので、the time in which we liveと表します。
In our daily lives, we make full use of our five senses—taste, sight, touch, hearing, and smell—to understand what is happening around us and how we should respond. At first, these senses may seem to depend only on how each person feels things and how the body works, but they are actually shaped by culture and history as well. For example, how soft or hard something feels when we touch it, what sounds we notice in a city, and how food tastes to us are not the same for everyone. What we sense and how we sense it differ according to the society and culture in which we were born and raised, as well as the time in which we live.
全121語です。五感を順に挙げたあと、what is happening と how we should respond で生活の中での働きを説明しました。第二文では一見の印象を how each person feels things / how the body works、実際の要因を culture and history と対比しています。最後は柔らかさ、街の音、味の三例をhow/what節にし、what we sense and how we sense it で総括しました。how節6個、what節3個はすべて原文の名詞的表現を自然に開いたものです。
We use taste, sight, touch, hearing, and smell every day to learn what the world around us is like. We may think that these senses simply show how each person's body reacts. However, culture and history also teach us what to notice and how to understand it. Think about how soft a material feels, what sounds stand out in a town, and how a meal tastes. People from different societies or periods may give different answers because where and when they grew up affects what they feel and how they describe it.
全91語です。「主観的・身体的作用」を how each person's body reacts と説明し、文化・歴史の働きを teach us what to notice と動作で示しました。最後は社会や時代の差を people from different societies or periods と人を主語にして書いています。原文の列挙をすべて残しながら、難しい感覚論の語彙を使っていません。where and when they grew up も、生まれ育った場所と時代を一つの節でまとめる便利な逃げ道です。

能力や資源を十分に使う
「駆使する」を難しくせず表せます。目的語にはsenses、time、skillsなどを置けます。
一見と実際を対比する
第一印象を認めてから、筆者が示す本当の見方へ進めます。AとBの関係を落とさない形です。
感覚の程度を節で表す
柔らかさや明るさのような名詞を、どの程度そう感じるかという節に開けます。
感覚の対象を示す
「音」「印象」を抽象名詞だけで終えず、誰が何を感じ取るかを示せます。
場所と時代の要因をまとめる
社会・文化・時代による違いを、育った場所と時期にまとめて説明できます。
前の要因に別の要因を足す
AだけでなくBも影響する、と補足できます。並列する語の形をそろえてください。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| sense | 感覚 | the five sensesで五感です。feelingは感情にもなります |
| taste | 味覚、味がする | 名詞にも動詞にもなります |
| sight | 視覚 | seeは動詞、sightは感覚の名称です |
| touch | 触覚、触れる | 名詞にも動詞にもなります |
| hearing | 聴覚 | listenは行為、hearingは感覚の働きです |
| smell | 嗅覚、におい | 文脈により名詞・動詞の両方で使えます |
| shape | 形づくる | be shaped byで影響を受けて形づくられる意味です |
| raise | 育てる | be raisedで育てられる。grow upは自動詞です |
阪大の文学部以外では、身近な行為や感覚から社会的な考察へ進む文章が目立ちます。2022年は登山で退く判断を進路や仕事へ広げ、2023年は五感を個人の身体から文化・歴史へ広げ、2024年は報道を作る人間の不完全さから批判の必要性へ進みます。全学部の抽象的随筆や文学部の文学論とは違い、具体例と一般論の橋渡しが中心です。列挙された例を省かず、そこから何が言えるのかを because、but、depending on などで明示する力が問われます。この問題では五感の名称を暗記して終わりではありません。taste、sight、touch、hearing、smellを同じ名詞の形で並べた後、個人の身体だけの作用に見えるという第一印象と、文化・歴史にも影響されるという筆者の修正を明示します。さらに柔らかさ・街の音・味を、触覚・聴覚・味覚の具体例として対応させます。どの社会でいつ育ったかが、注意を向ける対象や感じ方を変えるという結論まで進めて初めて、列挙が論証になります。別解を作る際も三つの感覚例と二つの時間・文化要因を落とさないでください。見直しでは、身体の働きも認めるalsoがあるか、文化と歴史の両方が残っているか、育った社会と時代の両方を示したかを順に確認します。一方を否定して他方だけを正しいとする文章ではないため、butの後でもpersonal and physicalという前半の事実は消えません。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。五感を正しい名詞で列挙した後、個人の身体だけに見えるという第一印象と、文化・歴史にも形づくられるという筆者の主張を対比してください。柔らかさ、街の音、味の三例と、育った社会・文化・時代の三要因が残っているか確認すると訳し漏れを防げます。身体性を否定せずalsoで両面を保つことも大切です。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
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