東京大学のロゴ 第2問(A) 条件英作文 東京大学 1998
東京大学 1998年度 前期日程 · 英語

第2問(A) 条件英作文
解答と解説

賛成・反対のどちらかを選び、指定された句で始める形式です。ここでは賛成を選び、十八歳はすでに進学・就職・将来に関する判断をしていること、選挙を通じて政策が自分の選択へどう影響するかを学べること、社会が若者の声を真剣に聞く姿勢を示せることを理由にします。冒頭で立場を固定し、最後まで賛成側を支えてください。指定句の欠落や語数外は内容以前の失点になるため、書き出しと実測を最優先します。

難易度 ★★★★★ 目安 15分 条件英作文 テーマ 十八歳からの選挙権
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問題

第2問(A) 指定された冒頭句で始め、賛否と理由を40〜50語で述べなさい。

次の英語で示された見解に対して、賛成、反対、いずれかの意見を英語で述べよ。賛成の場合はagree with this ideaで、反対の場合はI disagree with this ideaで書き出し、その語句を含めて40~50語程度にまとめること。文はいくつに分けてもよい。(内容よりも作文能力を問う問題であることに注意せよ。) Young people in Japan should have the right to vote in elections from the age of eighteen.

40~50語の英語(冒頭指定句を含む)
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この問題で見られている力

  • agree with this ideaという指定句を冒頭に正確に置く力
  • 十八歳が自分の将来を選ぶ年齢だと具体化する力
  • how elections affect those choicesで理由を深める力
  • what kind of society they wantで若者の判断内容を示す力
  • 40〜50語で賛成の立場を変えずに結ぶ力
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答案の組み立て

第1段

指定句で賛成を明示する

I agree with this idea.

第2段

十八歳の社会的な選択を示す

Eighteen-year-olds already make choices about school, work, and their future.

第3段

投票と生活の関係を学ぶ理由

They should learn how elections affect those choices and decide what kind of society they want.

第4段

社会が若者の声を聞くとまとめる

Giving them a vote also shows how seriously society listens to young people.

第 1 文

第1段:指定句で賛成を明示する

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。大文字のIを補い、I agree with this ideaで一文目を始めます。
  • Iから始め、段の役割を読み手に早く伝えます
  • 名詞だけを並べず、how節またはwhat節で中身を見せます
  • 主語と動詞の対応を一つずつ確認します
  • 次の段との因果・対比・具体化の関係を接続語で示します
発想の切り替え

大文字のIを補い、I agree with this ideaで一文目を始めます。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。

訳例
標準

I agree with this idea.

別解

I agree with this idea for two main reasons.

この文でやりやすい誤り

指定句を別表現にする

減点 大
I support that opinion because young people are responsible.
I agree with this idea because young people are responsible.

賛成内容が同じでも指定句を使わなければ条件違反です。設問が求める情報と照らし、読み手がどこで誤解するかまで確かめてください。

指定句の前に導入を置く

減点 大
Voting is important. I agree with this idea because eighteen-year-olds are adults.
I agree with this idea because eighteen-year-olds already make important choices.

指定句で書き出す条件なので前置きは置けません。一見それらしく見えても、この問題の採点点を一つ落としてしまいます。

この文の言いかえ
この考えに賛成する
I agree with this ideaこの問題の「この考えに賛成する」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
I support giving them the vote語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
I agree this ideaここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
第 2 文

第2段:十八歳の社会的な選択を示す

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。school、work、futureを並べ、責任ある判断をすでにしていると述べます。
  • Eighteen-year-oldsから始め、段の役割を読み手に早く伝えます
  • 名詞だけを並べず、how節またはwhat節で中身を見せます
  • 主語と動詞の対応を一つずつ確認します
  • 次の段との因果・対比・具体化の関係を接続語で示します
発想の切り替え

school、work、futureを並べ、責任ある判断をすでにしていると述べます。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。

訳例
標準

Eighteen-year-olds already make choices about school, work, and their future.

別解

At eighteen, young people already decide how they will study or work.

この文でやりやすい誤り

理由を年齢の反復で終える

減点 中〜大
They should vote at eighteen because they are eighteen years old.
They should vote because they already make choices about study and work.

年齢を言い直しただけで根拠になっていません。受験生が急いで書くと起こりやすいので、最後に主語と動詞を見直してください。

この文の言いかえ
十八歳の若者
eighteen-year-oldsこの問題の「十八歳の若者」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
young people aged eighteen語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
eighteen years peopleここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
将来を選ぶ
make choices about their futureこの問題の「将来を選ぶ」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
decide how they will live語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
choose about futureここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
第 3 文

第3段:投票と生活の関係を学ぶ理由

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。how elections affect those choicesとwhat kind of societyで抽象的な政治参加を開きます。
  • Theyから始め、段の役割を読み手に早く伝えます
  • 名詞だけを並べず、how節またはwhat節で中身を見せます
  • 主語と動詞の対応を一つずつ確認します
  • 次の段との因果・対比・具体化の関係を接続語で示します
発想の切り替え

how elections affect those choicesとwhat kind of societyで抽象的な政治参加を開きます。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。

訳例
標準

They should learn how elections affect those choices and decide what kind of society they want.

別解

Voting helps them see how public decisions shape what they can do next.

この文でやりやすい誤り

若者全員が政治に詳しいと断定する

減点 中
Every eighteen-year-old knows everything about politics.
Eighteen-year-olds can learn how elections affect their lives.

全員・すべてという過大な主張は支えられません。意味のずれを防ぐには、日本語の要点を短くメモしてから英文にすると安全です。

voteの前置詞を誤る

減点 中
Young people should vote to elections.
Young people should vote in elections.

選挙で投票するはvote in an electionです。設問が求める情報と照らし、読み手がどこで誤解するかまで確かめてください。

投票で必ず政策が変わるとする

減点 中
One young vote will certainly change every national policy.
Young voters can add their views to public decisions.

一票の効果を断定しすぎています。受験生が急いで書くと起こりやすいので、最後に主語と動詞を見直してください。

この文の言いかえ
選挙が影響する仕方
how elections affect their livesこの問題の「選挙が影響する仕方」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
what public decisions change語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
the effect how electionここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
望む社会
what kind of society they wantこの問題の「望む社会」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
the society they hope to build語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
which society they want itここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
第 4 文

第4段:社会が若者の声を聞くとまとめる

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。how seriously society listensを使い、賛成理由を若者と社会の関係へ戻します。
  • Givingから始め、段の役割を読み手に早く伝えます
  • 名詞だけを並べず、how節またはwhat節で中身を見せます
  • 主語と動詞の対応を一つずつ確認します
  • 次の段との因果・対比・具体化の関係を接続語で示します
発想の切り替え

how seriously society listensを使い、賛成理由を若者と社会の関係へ戻します。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。

訳例
標準

Giving them a vote also shows how seriously society listens to young people.

別解

The right to vote would show that society respects what young adults think.

この文でやりやすい誤り

rightの冠詞を落とす

減点 中
They should have right to vote.
They should have the right to vote.

特定の権利を指すのでthe rightとします。一見それらしく見えても、この問題の採点点を一つ落としてしまいます。

societyを複数動詞にする

減点 中
Society listen to young people.
Society listens to young people.

societyはここでは単数なのでlistensです。この一文だけを直せば、ほかの部分を変えずに論理が通ります。

この文の言いかえ
選挙権
the right to voteこの問題の「選挙権」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
a vote in elections語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
the right of voting electionsここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
若者の声
young people’s voicesこの問題の「若者の声」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
what young adults think語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
the voice of youths peopleここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
真剣に聞く
listen seriously toこの問題の「真剣に聞く」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
take their views seriously語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
hear seriously themここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
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模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×2 / what節 ×145語

I agree with this idea because eighteen-year-olds already make choices about school, work, and their future. They should learn how elections affect those choices and decide what kind of society they want. Giving them a vote also shows how seriously society listens to young people.

全45語です。実測40〜50語で指定句を含み、賛成の理由を自己決定と若者の声の二本に絞りました。 how節2個、what節1個を使い、抽象的な名詞を避けて内容を具体化しました。各文の主語と時制をそろえ、最後まで同じ説明の軸を保っています。まずはこの流れを目標にしてください。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×2 / what節 ×246語

I agree with this idea. At eighteen, people decide how they will study, work, and live, so they should also choose what policies will guide society. Voting would teach them how public decisions are made and show what adults can learn by listening to younger voices.

全46語です。こちらも指定句から始め、政策と生活のつながりをより説明的に書いています。 標準解と同じ要点を保ちながら、動作や因果関係を一段ずつ示しています。難しい語を探さず、how節とwhat節で説明すれば十分に伝わります。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

途中で反対へ変わる

減点 大
I agree with this idea, but young people should not vote until they are twenty.
I agree with this idea because eighteen-year-olds can make responsible choices.

冒頭の賛成と結論が矛盾しています。この一文だけを直せば、ほかの部分を変えずに論理が通ります。

40語未満で理由を一語にする

減点 大
I agree with this idea because voting is good for young people and society.
I agree with this idea because young people make choices about their future and should learn how elections affect those choices.

goodだけではなぜ望ましいかが説明されません。意味のずれを防ぐには、日本語の要点を短くメモしてから英文にすると安全です。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
I agree with this idea because ...最重要

指定句から理由へ進む

十八歳からの選挙権の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。指定句から理由へ進む場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

I agree with this idea because they make important choices.
I agree with this idea because the plan saves time.
make choices about 名詞最重要

判断領域を示す

十八歳からの選挙権の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。判断領域を示す場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

make choices about school and work
make choices about health
learn how S V最重要

影響の仕方を開く

十八歳からの選挙権の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。影響の仕方を開く場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

learn how elections affect life
learn how prices are decided
decide what kind of 名詞 S Vよく使う

望む内容を具体化する

十八歳からの選挙権の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。望む内容を具体化する場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

decide what kind of society they want
decide what kind of job fits them
show how + 副詞 + S Vよく使う

程度を示す

十八歳からの選挙権の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。程度を示す場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

show how seriously society listens
show how carefully she works
the right to Vよく使う

権利を表す

十八歳からの選挙権の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。権利を表す場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

the right to vote
the right to express an opinion
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この問題の語彙

表現意味ひとこと
election選挙vote in an electionのようにinを使います
vote投票する、一票動詞と名詞の両方で使えます
right権利the right to voteとto不定詞を続けます
policy政策複数の政策一般ならpoliciesです
affect影響する他動詞なのでaffect their livesと直接目的語を取ります
society社会一般的な社会を指すときは不可算的に使えます
seriously真剣にlisten seriouslyだけでなくtake A seriouslyも便利です
voice意見、声young people’s voicesで若者の意見を比喩的に表せます
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出題の傾向

東京大学の英作文では、1998年の選挙権への意見、1999年のボランティア提案、2001年の死の恐怖の要約へと、40〜60語ほどで立場・理由・本文要点を明確にする出題が見られます。短いからこそ、設問の指定句や比較の軸を落とさず、平易な文を正確につなぐことが重視されています。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

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解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

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