東京大学のロゴ 第2問(A) 条件英作文 東京大学 1999
東京大学 1999年度 前期日程 · 英語

第2問(A) 条件英作文
解答と解説

活動名を一つ挙げるだけでなく、そこで自分が何をし、なぜ参加したいのかを40〜50語で説明する問題です。ここでは病院の子どもに本を読む活動を選びます。子どもが楽しい時間を持てるという相手側の利益と、どんな物語が笑顔を生み、どう話せば安心してもらえるかを学ぶという自分側の成長をつなぎます。「人を助けたい」の反復を避け、読む・話す・笑うという見える動作で理由を支えるのがポイントです。

難易度 ★★★★★ 目安 15分 条件英作文 テーマ 入院中の子どもへの読み聞かせ
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問題

第2問(A) 参加したいボランティア活動と理由を40〜50語で述べなさい。

A 大学では、カリキュラムの一環として、ボランティア活動への参加をとりいれている。あなたがA大学に入学して、何らかのボランティア活動を行うとすれば、どのような活動に参加したいか、それはなぜかを40~50語程度の英語で述べよ。文の数に制限はない。(内容よりも作文能力を問う問題であることに注意せよ。)

40~50語の英語
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この問題で見られている力

  • 活動の対象・場所・行動を一文で具体化する力
  • what stories make them smileで相手の反応を開く力
  • how to speakで自分が学ぶ内容を示す力
  • 相手への利益と自分の学びを両立させる力
  • 40〜50語を守りながら理由を一場面で支える力
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答案の組み立て

第1段

活動を具体的に提案する

I would read books to children in a hospital as a volunteer.

第2段

子どもの反応から学ぶ

I could learn what stories make them smile.

第3段

安心できる話し方を学ぶ

I could also learn how to speak so that they feel at ease.

第4段

双方への意義をまとめる

The work would show me how small acts can help others while giving sick children an enjoyable break.

第 1 文

第1段:活動を具体的に提案する

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。children in a hospitalとread booksを置き、誰に何をするかを明示します。
  • Iから始め、段の役割を読み手に早く伝えます
  • 名詞だけを並べず、how節またはwhat節で中身を見せます
  • 主語と動詞の対応を一つずつ確認します
  • 次の段との因果・対比・具体化の関係を接続語で示します
発想の切り替え

children in a hospitalとread booksを置き、誰に何をするかを明示します。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。書き終えたら「活動の対象・場所・行動を一文で具体化する力」が英文のどの語に現れているか、指で示せるか確認してください。入院中の子どもへの読み聞かせでは、この対応が曖昧だと内容点を失いやすくなります。

訳例
標準

I would read books to children in a hospital as a volunteer.

別解

I would volunteer to read stories aloud to children staying in a hospital.

この文でやりやすい誤り

活動を特定しない

減点 大
I would do some volunteer work because helping people is good.
I would read books to children in a hospital.

some workでは活動の種類に答えていません。設問が求める情報と照らし、読み手がどこで誤解するかまで確かめてください。

readの目的語を落とす

減点 大
I would read children in a hospital.
I would read books to children in a hospital.

read childrenでは子ども自体を読む意味になります。設問が求める情報と照らし、読み手がどこで誤解するかまで確かめてください。

hospitalの冠詞を落とす

減点 中
I would help children in hospital near my university.
I would help children in a hospital near my university.

特定されていない一病院なのでaが必要です。一見それらしく見えても、この問題の採点点を一つ落としてしまいます。

仮定のwouldを崩す

減点 中
I would join, and I will read there every day.
I would join and read there every week.

仮定の提案なのでwouldを軸にします。この一文だけを直せば、ほかの部分を変えずに論理が通ります。

この文の言いかえ
参加する
join a volunteer programこの問題の「参加する」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
take part in a program語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
participate to a programここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
読み聞かせる
read books to childrenこの問題の「読み聞かせる」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
read stories aloud語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
read children booksここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
入院中の子ども
children staying in a hospitalこの問題の「入院中の子ども」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
children in a hospital語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
hospitalized little patientsここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
第 2 文

第2段:子どもの反応から学ぶ

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。what stories make them smileで、ただ本を読む以上の観察を示します。
  • Iから始め、段の役割を読み手に早く伝えます
  • 名詞だけを並べず、how節またはwhat節で中身を見せます
  • 主語と動詞の対応を一つずつ確認します
  • 次の段との因果・対比・具体化の関係を接続語で示します
発想の切り替え

what stories make them smileで、ただ本を読む以上の観察を示します。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。

訳例
標準

I could learn what stories make them smile.

別解

The children would teach me what kinds of stories give them joy.

この文でやりやすい誤り

理由をgoodだけで終える

減点 中〜大
I would join because volunteering is good.
I would join because stories can help sick children relax.

活動固有の価値がありません。この一文だけを直せば、ほかの部分を変えずに論理が通ります。

同じ理由を繰り返す

減点 中
Helping children is good. It is good for children. Children will have a good time because it is good.
Stories can help children relax, and I can learn how to support them.

goodの反復では理由が深まりません。受験生が急いで書くと起こりやすいので、最後に主語と動詞を見直してください。

この文の言いかえ
笑顔にする話
what stories make them smileこの問題の「笑顔にする話」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
stories that give them joy語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
stories make smileここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
第 3 文

第3段:安心できる話し方を学ぶ

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。how to speak so that they feel at easeと目的までつなぎます。
  • Iから始め、段の役割を読み手に早く伝えます
  • 名詞だけを並べず、how節またはwhat節で中身を見せます
  • 主語と動詞の対応を一つずつ確認します
  • 次の段との因果・対比・具体化の関係を接続語で示します
発想の切り替え

how to speak so that they feel at easeと目的までつなぎます。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。

訳例
標準

I could also learn how to speak so that they feel at ease.

別解

I would discover how my voice can help a nervous child relax.

この文でやりやすい誤り

病気を治すと断定する

減点 大
My reading will cure every sick child.
My reading may help sick children feel less worried.

効果を過大にしています。受験生が急いで書くと起こりやすいので、最後に主語と動詞を見直してください。

この文の言いかえ
安心させる
help them feel at easeこの問題の「安心させる」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
help them relax語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
make them easeここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
第 4 文

第4段:双方への意義をまとめる

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。small actsとenjoyable breakで、活動の価値を具体的に回収します。
  • Theから始め、段の役割を読み手に早く伝えます
  • 名詞だけを並べず、how節またはwhat節で中身を見せます
  • 主語と動詞の対応を一つずつ確認します
  • 次の段との因果・対比・具体化の関係を接続語で示します
発想の切り替え

small actsとenjoyable breakで、活動の価値を具体的に回収します。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。

訳例
標準

The work would show me how small acts can help others while giving sick children an enjoyable break.

別解

Reading together would brighten their day and show me what helpful service looks like.

この文でやりやすい誤り

自分の利益だけにする

減点 中
I would volunteer because it would look good on my record.
I would give children an enjoyable break and learn how to help them.

相手への意義がありません。意味のずれを防ぐには、日本語の要点を短くメモしてから英文にすると安全です。

この文の言いかえ
小さな行動
small actsこの問題の「小さな行動」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
simple things we do for others語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
little actions thingsここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
楽しい休み時間
an enjoyable breakこの問題の「楽しい休み時間」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
a pleasant hour away from worry語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
a funny restここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
奉仕の意味
what service meansこの問題の「奉仕の意味」を平易な語で正確に示せる第一候補です。
how helping others changes us語順や文の長さを変えたいときに使える自然な言いかえです。
the meaning about serviceここでは意味または語法がずれるため、答案には使わないでください。
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模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×2 / what節 ×148語

I would read books to children in a hospital as a volunteer. I could learn what stories make them smile and how to speak so that they feel at ease. The work would show me how small acts can help others, while giving sick children an enjoyable break.

全48語です。実測40〜50語で、活動、対象、理由を順に示し、読み聞かせという軸を保っています。 how節2個、what節1個を使い、抽象的な名詞を避けて内容を具体化しました。各文の主語と時制をそろえ、最後まで同じ説明の軸を保っています。まずはこの流れを目標にしてください。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×1 / what節 ×250語

I would volunteer to read stories aloud to children who stay in a hospital. I want to discover how my voice can help them relax and what kinds of books give them hope. Sharing an hour would teach me what service means while making a difficult day easier for them.

全50語です。相手の一日を軽くする効果と、自分が奉仕の意味を学ぶ効果を一場面にまとめました。 標準解と同じ要点を保ちながら、動作や因果関係を一段ずつ示しています。難しい語を探さず、how節とwhat節で説明すれば十分に伝わります。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

対象を途中で変える

減点 大
I would read to children, but my main work would be helping old people.
I would read to children and help them enjoy their stay.

対象が変わると理由が分散します。一見それらしく見えても、この問題の採点点を一つ落としてしまいます。

二つの活動を詰め込む

減点 中〜大
I would read in a hospital and clean beaches because both are useful.
I would read in a hospital because stories can brighten a child’s day.

二案を入れるとどちらの理由も薄くなります。意味のずれを防ぐには、日本語の要点を短くメモしてから英文にすると安全です。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
would + 動詞最重要

仮定の希望を示す

入院中の子どもへの読み聞かせの説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。仮定の希望を示す場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

I would join a reading program.
I would help clean the river.
a program that V最重要

活動を説明する

入院中の子どもへの読み聞かせの説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。活動を説明する場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

a program that reads to children
a club that visits older people
learn what S V最重要

反応を知る

入院中の子どもへの読み聞かせの説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。反応を知る場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

learn what stories make them smile
learn what food visitors prefer
learn how to Vよく使う

方法を学ぶ

入院中の子どもへの読み聞かせの説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。方法を学ぶ場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

learn how to speak gently
learn how to guide visitors
so that S can Vよく使う

目的を示す

入院中の子どもへの読み聞かせの説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。目的を示す場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

speak so that children can relax
write so that everyone can understand
while V-ingよく使う

二つの効果を結ぶ

入院中の子どもへの読み聞かせの説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。二つの効果を結ぶ場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。

help children while learning from them
save money while protecting nature
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この問題の語彙

表現意味ひとこと
volunteerボランティアをするvolunteer to readなら自ら進んで読むことです
program活動、計画具体的な一活動ならa programです
aloud声に出してread aloudで黙読ではないと伝わります
relaxくつろぐhelp them relaxの形が簡単です
at ease安心してfeel at easeで緊張していない状態です
service奉仕what service meansなら冠詞は不要です
pleasant楽しい、心地よいpleasant hourのように時間を修飾できます
brighten明るくするbrighten their dayで一日を楽しくする比喩です
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出題の傾向

東京大学の英作文では、1998年の選挙権への意見、1999年のボランティア提案、2001年の死の恐怖の要約へと、40〜60語ほどで立場・理由・本文要点を明確にする出題が見られます。短いからこそ、設問の指定句や比較の軸を落とさず、平易な文を正確につなぐことが重視されています。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

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