長い教師同士の会話から、両者の立場と根拠を40〜50語へ圧縮する問題です。Ms. Aは、生徒の英語力に差があるため、能力別なら各水準に合う授業ができると考えます。Mr. Bは、下位クラスほど教材が易しくなる仕組みは差別的で、成績が低くても高度な内容を望む生徒の機会を奪うと反対します。具体例を全部列挙せず、「個別化」と「選択の公平」の対立軸を残すことが最大の難所です。
次の会話は、ある高校の授業に「能力別クラス編成」(ranking system) を導入するかどうかについての教師同士の議論である。このA先生(Ms. A)とB先生(Mr.B)のやりとりの内容について、日本語のわからない英会話の先生から質問されたと仮定し、2人の主張とその根拠を明確に伝えるような形で、議論の要点を40~50語の英語で述べなさい。 A先生:私は基本的に能力別クラス編成に賛成です。そのほうが生徒一人一人の能力に応じたきめ細かい指導ができると思いますよ。本校には英語圏からの帰国子女もたくさんおりますし、たとえば英語の授業でそういう生徒と普通の生徒を一緒にしてしまうと、結局、どちらに合わせればいいかわからなくなって、授業自体が中途半端になってしまいますからね。生徒主体の授業運営をするためにも、能力別にすべきだと思います。 B先生:そうは言ってもですね、能力別という発想自体、そもそも民主主義の原則に反する古い考え方ですよ。だって、英語にかぎらず、上級のクラスでは高度な教材を用いて高度な内容の授業が行われるわけだし、逆にそうでないクラスでは教材も内容もやさしくなるわけでしょう?それはやはり差別なんじゃないですか。成績自体はふるわなくたって、高度な内容を教えてほしいと言い出す生徒がいたらどうします?
40~50語の英語
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アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できますMs. Aの賛成立場
Ms. A supports the ranking system.
水準別に教えられる利点
It lets teachers decide how to teach students at different levels.
Mr. Bの反対立場と根拠
Mr. B opposes it because easier classes may unfairly limit what some students can learn.
対立軸を一文で回収
Their disagreement is about how schools can meet different needs without treating students unequally.
第1段:Ms. Aの賛成立場
supportsを使い、能力別編成への賛成を最初に固定します。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。
Ms. A supports the ranking system.
Ms. A favors grouping students by their level.
会話冒頭の「賛成」を反対にすると要約全体が崩れます。設問が求める情報と照らし、読み手がどこで誤解するかまで確かめてください。
according toが一組の表現です。一見それらしく見えても、この問題の採点点を一つ落としてしまいます。
第2段:水準別に教えられる利点
帰国生の例をhow to teach students at different levelsへまとめます。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。
It lets teachers decide how to teach students at different levels.
Teachers could match lessons to how much each group already knows.
帰国生は能力差の例であり、対象を限定する条件ではありません。一見それらしく見えても、この問題の採点点を一つ落としてしまいます。
教師の負担軽減は原文にない理由です。この一文だけを直せば、ほかの部分を変えずに論理が通ります。
第3段:Mr. Bの反対立場と根拠
easier classes may limit learningとし、単なる民主主義の語だけで終えません。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。
Mr. B opposes it because easier classes may unfairly limit what some students can learn.
Mr. B objects that lower groups may be denied difficult material they want to study.
二人の対立を消すと議論の要約になりません。受験生が急いで書くと起こりやすいので、最後に主語と動詞を見直してください。
評価語だけでは、なぜ差別的なのかという根拠が見えません。意味のずれを防ぐには、日本語の要点を短くメモしてから英文にすると安全です。
B先生が示した反例と正反対です。設問が求める情報と照らし、読み手がどこで誤解するかまで確かめてください。
第4段:対立軸を一文で回収
異なる必要への対応と平等な扱いの両立が争点だと示します。 日本語の情報をすべて一文に押し込まず、この段が担う仕事だけを先に決めます。平易な動詞を中心にして、howやwhatの節で具体的な内容を補えば、短い語数でも採点者が論理を追えます。
Their disagreement is about how schools can meet different needs without treating students unequally.
They differ over how a school can teach mixed levels while giving every student a fair chance.
主張者と根拠の組み合わせが入れ替わっています。この一文だけを直せば、ほかの部分を変えずに論理が通ります。
設問は自分の賛否ではなく会話の要点を求めています。意味のずれを防ぐには、日本語の要点を短くメモしてから英文にすると安全です。
Ms. A supports the ranking system because it lets teachers decide how to teach students at different levels. Mr. B opposes it because easier classes may unfairly limit what some students can learn. Their disagreement is about how schools can meet different needs without treating students unequally.
全47語です。実測40〜50語に収め、賛成と反対を一文ずつ置いたうえで争点を回収しました。 how節2個、what節1個を使い、抽象的な名詞を避けて内容を具体化しました。各文の主語と時制をそろえ、最後まで同じ説明の軸を保っています。まずはこの流れを目標にしてください。
Ms. A favors grouping students by ability, since teachers could choose how difficult each lesson should be. Mr. B argues that this would be unfair: students with low marks might want what advanced classes offer. The debate asks how a school can meet different needs while giving everyone equal chances.
全50語です。こちらも両者を同じ比重で扱い、低い成績と高い学習意欲を区別しました。 標準解と同じ要点を保ちながら、動作や因果関係を一段ずつ示しています。難しい語を探さず、how節とwhat節で説明すれば十分に伝わります。

立場だけで、双方の理由がありません。受験生が急いで書くと起こりやすいので、最後に主語と動詞を見直してください。

賛否を短く対比する
能力別クラス編成の利点と公平性の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。賛否を短く対比する場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
方法の選択を開く
能力別クラス編成の利点と公平性の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。方法の選択を開く場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
内容の範囲を示す
能力別クラス編成の利点と公平性の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。内容の範囲を示す場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
立場と根拠を一文にする
能力別クラス編成の利点と公平性の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。立場と根拠を一文にする場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
二つの立場を対照する
能力別クラス編成の利点と公平性の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。二つの立場を対照する場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
両立条件を示す
能力別クラス編成の利点と公平性の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。両立条件を示す場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| ranking system | 能力別クラス編成 | 問題文指定の語なのでそのまま使えます |
| ability | 能力 | by abilityまたはaccording to abilityで分類基準を示します |
| level | 水準 | at different levelsと複数にするのが自然です |
| returning student | 帰国生 | 説明するならa student who studied abroadが安全です |
| support | 支持する | 他動詞なのでsupport the ideaと前置詞なしで続けます |
| oppose | 反対する | oppose toとはせず、目的語を直接取ります |
| unfairly | 不公平に | limitを修飾して、制限の性質を示せます |
| advanced | 高度な | 人ではなくadvanced materialやadvanced classesを修飾します |
東京大学の条件英作文は、2001年の死の恐怖の要約、2002年の能力別編成の対立整理、2003年のことわざ説明、2004年の登山隊長の発言要約のように、短い語数で複数の指定点を過不足なく並べる問題が続いています。自分の意見を自由に広げるより、設問が指定した要素を先に数え、how節・what節で関係を明示する姿勢が安定します。
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