登山隊長の口語的で長い発言から、留学生に必要な情報だけを約60語で伝える要約問題です。雲行きが悪いという観察、途中で激しい雷雨に遭う危険、ここで天候を見るという現在の判断、回復すれば出発し、二時間たっても悪ければ翌朝まで延ばすという条件分岐が採点の中心です。「えーと」「どうでしょう」のような話し言葉は捨て、時系列と if の対応を崩さないことが差になります。
次の文章は、ある大学の登山隊の隊長( the team leader ) が出発予定日の朝に隊員たちに向かって発した言葉である。この内容について英語圏から来た留学生の隊員に質問されたと仮定し、その要点を60語程度の英語で述べよ。 ちょっと聞いてください。えーとですね、出発の時間になりましたけれども、ご覧の通り、どうも雲行きが怪しくなってきました。それで、このまま出発すると途中で激しい雷雨に見舞われる危険性があるんですね。そこで、どうでしょう、ここでしばらく様子を見てですね、それで天気が回復するようなら出発、2時間ぐらいたってもまだぐずついているようなら、出発は明朝に延期ということにしたいと思います。
約60語の英語
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます雲行きと雷雨の危険を示す
The leader says we should wait because dark clouds may bring a severe thunderstorm on our way.
しばらく天候を見る方針を述べる
We will watch how the weather changes and decide what we should do.
回復した場合の行動を示す
If it improves, we will leave today.
二時間後も悪ければ翌朝へ延期する
If it is still bad in two hours, we will wait until tomorrow morning. This shows how he plans to keep us safe.
第1段:雲行きと雷雨の危険を示す
発言の冒頭には呼びかけや言いよどみがありますが、留学生が知りたいのは「なぜ今すぐ出ないのか」です。dark clouds may bring a severe thunderstorm とすれば、観察と予測を一文で結べます。危険を大げさに断定せず may を使うと原文の「危険性がある」に合います。
The leader says we should wait because dark clouds may bring a severe thunderstorm on our way.
The team leader wants us to stay here for now since the weather may become dangerous during the climb.
unusualだけでは待機するほどの危険が伝わらず、隊長の判断理由が弱くなります。設問が求める情報と照らし、読み手がどこで誤解するかまで確かめてください。
原文は危険性を述べる予測であり、必ず起こると断定していません。一見それらしく見えても、この問題の採点点を一つ落としてしまいます。
原文にない好みを理由にすると、安全判断の要約ではなくなります。受験生が急いで書くと起こりやすいので、最後に主語と動詞を見直してください。
第2段:しばらく天候を見る方針を述べる
「様子を見る」を see the situation と直訳すると対象がぼやけます。この場面では天候の変化を見るので、watch how the weather changes が自然です。その観察が次の判断につながることを decide what we should do で補うと、待機が単なる時間つぶしではないと伝わります。
We will watch how the weather changes and decide what we should do.
For a while, we will stay here and see whether the sky becomes safer.
situationでは何を観察するのか不明なので、天候の変化を明示します。この一文だけを直せば、ほかの部分を変えずに論理が通ります。
同時にできない行動をandで並べると計画が矛盾します。この一文だけを直せば、ほかの部分を変えずに論理が通ります。
第3段:回復した場合の行動を示す
原文は回復を条件に出発すると述べています。if節に improves、主節に will leave today を置けば十分です。回復の程度を勝手に perfect weather まで強めず、安全に出られる程度の改善として短くまとめてください。
If it improves, we will leave today.
If the weather gets better, the team will start the climb today.
原文の第一の条件分岐と反対の行動になっています。受験生が急いで書くと起こりやすいので、最後に主語と動詞を見直してください。
未来の条件でもif節では現在形を使います。一見それらしく見えても、この問題の採点点を一つ落としてしまいます。
第4段:二時間後も悪ければ翌朝へ延期する
最後は二時間という基準と翌朝という延期先の両方が必要です。どちらかを落とすと計画が変わります。if it is still bad in two hours と具体的に書き、wait until tomorrow morning で閉じます。最後の一文は、隊長が安全を守るための計画だと短く整理します。
If it is still bad in two hours, we will wait until tomorrow morning. This shows how he plans to keep us safe.
If the weather remains poor after about two hours, our departure will be put off until the next morning.
延期を決める時点がなくなり、隊長の具体的な計画を要約できていません。意味のずれを防ぐには、日本語の要点を短くメモしてから英文にすると安全です。
延期先を大きく変えると要点の誤読になります。設問が求める情報と照らし、読み手がどこで誤解するかまで確かめてください。
The leader says we should wait because dark clouds may bring a severe thunderstorm on our way. We will watch how the weather changes and decide what we should do. If it improves, we will leave today. If it is still bad in two hours, we will wait until tomorrow morning. This shows how he plans to keep us safe.
全60語です。実測で約60語という条件を満たしています。危険、待機、回復時の出発、二時間後の延期を順番どおりに配置しました。 how節2個、what節1個を使い、抽象的な名詞を避けて内容を具体化しました。各文の主語と時制をそろえ、最後まで同じ説明の軸を保っています。まずはこの流れを目標にしてください。
Because the sky looks dangerous, the team leader does not want us to start now. He explains how a thunderstorm could catch us during the climb. We should remain here and see what happens to the weather. If it clears, we can leave; if not, we will postpone the trip. That is how we will avoid taking an unnecessary risk.
全60語です。こちらも発言の条件分岐を保ち、postpone the tripで延期を明示しました。 標準解と同じ要点を保ちながら、動作や因果関係を一段ずつ示しています。難しい語を探さず、how節とwhat節で説明すれば十分に伝わります。

ためらい表現を残すと約60語を浪費し、必要な二つの条件が入りません。意味のずれを防ぐには、日本語の要点を短くメモしてから英文にすると安全です。

判断の理由を予測で示す
悪天候に備える登山計画の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。判断の理由を予測で示す場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
変化の中身を開く
悪天候に備える登山計画の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。変化の中身を開く場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
次の行動を決める
悪天候に備える登山計画の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。次の行動を決める場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
条件と計画を結ぶ
悪天候に備える登山計画の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。条件と計画を結ぶ場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
一定時間後も続く状態
悪天候に備える登山計画の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。一定時間後も続く状態場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
延期先を明示する
悪天候に備える登山計画の説明で実際に使った形です。日本語の名詞を無理に一語へ置かず、誰が何をするかまで開けます。延期先を明示する場面では、語数を増やすためではなく、論理を読み手に見える形にするために使ってください。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| team leader | 隊長 | leaderだけでも通じますが、初出ではteamを添えると登山隊の役割が明確です |
| thunderstorm | 雷雨 | thunderとstormを合わせた一語で、可算名詞なのでaを付けます |
| on our way | 途中で | on the way to the topのように行き先も続けられます |
| improve | 改善する、回復する | 天候を主語にしてthe weather improvesと使えます |
| delay | 延期する | delay our departureのように目的語を直接置きます |
| departure | 出発 | 動詞はdepartですが、leaveのほうが書きやすいです |
| remain | 〜のままである | remain poorで悪い状態が続くことを表せます |
| risk | 危険 | take a riskで危険を冒す、avoid a riskで避けるという形です |
東京大学の条件英作文は、2001年の死の恐怖の要約、2002年の能力別編成の対立整理、2003年のことわざ説明、2004年の登山隊長の発言要約のように、短い語数で複数の指定点を過不足なく並べる問題が続いています。自分の意見を自由に広げるより、設問が指定した要素を先に数え、how節・what節で関係を明示する姿勢が安定します。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く iOS · Android · Web で使えます問題文と模範解答をまとめた質問文を用意しました。いつも使っている AI を選ぶと、質問文がコピーされた状態でそのサービスが開きます。
添削そのものは Boost アプリのほうが得意です。AI には「なぜこの訳になるの?」のような、解説の追加質問を投げるのがおすすめです。