東京大学のロゴ 第2問(B) 条件英作文 東京大学 2007
東京大学 2007年度 前期日程 · 英語

第2問(B) 条件英作文
解答と解説

一枚のイラストを見て、その状況を自由に解釈し、40〜50語で説明する問題です。絵には、机で「All About UFOs」という本を笑顔で読んでいる男の子と、その後ろで口を開けて驚き、窓の外を指さしている女子生徒が描かれています。そして窓の向こうには、本物の円盤が浮かんでいます。この絵の面白さは一点に尽きます。UFO をいちばん知りたがっている人が、目の前に来た本物の UFO に気づいていない、というずれです。ここを言葉にできれば、あとは平易な英語で並べるだけで答案になります。山場は、本の中の小さな円盤の絵と、窓の外の本物の UFO を書き分けるところです。両方とも絵に描かれているので、どちらを指しているかがはっきりしないと、読み手にはずれが伝わりません。

難易度 ★★★★★ 目安 20分 条件英作文 テーマ 二人が別々のものを見ている、というずれを書く
1

問題

第2問(B) 40〜50語の英語

下の絵に描かれた状況を自由に解釈し、40〜50語の英語で説明せよ。

40〜50語の英語
窓の外のUFOを指さす女子生徒と、UFOの本に見入って気づかない男の子を描いた白黒イラスト
図1

白黒の線画(漫画風のイラスト)。手前で男の子が机に向かい、開いた本を両手で持って読んでいます。本の右ページには「All About UFOs」と手書き風の文字、左ページには宇宙人の顔と小さな円盤の絵があります。男の子は笑顔で本に見入っています。その後ろに立つセーラー服姿の女子生徒が、口を開けて驚いた表情で、右手を上げて背後の窓を指さしています。窓の左側のガラス越しに円盤形の飛行物体(UFO)が浮かんでいますが、男の子はそちらを見ていません。文字は本のタイトルのみで、数値はありません。

図から読み取ること

  • 手前の男の子が机に向かい、開いた本を両手で持って笑顔で読んでいます。本の右ページに「All About UFOs」と手書き風の文字、左ページに宇宙人の顔と小さな円盤の絵があります。
  • 男の子の後ろに、セーラー服姿の女子生徒が立っています。口を大きく開けた驚いた表情で、右手を上げて背後の窓を指さしています。
  • 窓は二枚に分かれていて、左側のガラスの向こうに円盤形の飛行物体が浮かんでいます。
  • 男の子は本のほうを向いていて、窓のほうは見ていません。二人が見ているものが違う、というのがこの絵の要点です。
  • 台詞の吹き出しはありません。文字は本のタイトルだけです。
答案に引用してよい値
  • All About UFOs
  • UFO
  • window
  • book
  • girl
  • boy
読み違えやすいところ
  • 本の左ページにも小さな円盤の絵があります。窓の外に浮かんでいる本物の UFO と取り違えないでください。書き分けないと、ずれが読み手に伝わりません。
  • 驚いているのは女子生徒のほうです。男の子は笑顔のままで、まだ何も気づいていません。逆に書くと絵の面白さが消えます。
  • 女子生徒は指さして声を上げているだけで、男の子の体を引っぱったり、本を取り上げたりはしていません。
  • 宇宙人は本の絵の中にいるだけで、部屋にも窓の外にも描かれていません。
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この問題で見られている力

  • 男の子・女子生徒・窓の外の UFO という三つの要素を選び出す
  • 本の中の円盤の絵と、窓の外の本物の UFO を書き分ける
  • notice を使って「気づいていない」を書く
  • how 節・what 節で、ずれの面白さを一文にまとめる
  • 40〜50語の中に、状況と自分の解釈の両方を収める
2

答案の組み立て

第1文

手前の男の子が何をしているかを書く

A boy is reading a book called All About UFOs.

第2文

後ろの女子生徒と、窓の外の UFO を書く

Behind him, a girl is pointing at the window and shouting, because a real UFO is flying outside.

第3文

二人のずれを、自分の解釈として言い切る

The boy does not notice it. It is funny how he misses what is happening while he studies what the book says.

第 1 文

第1文:手前の男の子が何をしているかを書く

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。本のタイトルまで書けるかどうかで、絵を見たことが伝わります
  • 「〜という本」は a book called ... の形で書けます
  • 本の中身が UFO であることを落とすと、あとのずれが効きません
  • 男の子は笑顔です。夢中になっている様子まで書けると理想的です
発想の切り替え

この絵で最初に書くべきなのは、手前にいる男の子です。彼が読んでいる本の表紙には「All About UFOs」と書かれていて、絵の中で唯一の文字です。ここを引用すれば、絵を見て書いたことが一読で伝わります。「〜という本」を英語にするとき、a book which title is ... のような書き方をしてしまう人がいますが、a book called ... と過去分詞を後ろから当てるだけで済みます。call は「A を B と呼ぶ」という形をとる動詞なので、受け身にすると「B と呼ばれている A」になります。同じ形で a movie called ...、a village called ... とどこでも使えます。もう一つ大切なのが、彼が夢中になっているという点です。絵では笑顔で本に見入っていて、後ろで何が起きているかまったく気にしていません。ここを書いておくと、次の文で女子生徒が叫んでも、彼が気づかない理由が読み手に届きます。逆に「男の子が本を読んでいる」だけで済ませると、あとに続くずれが唐突になります。夢中を表す語としては be interested in が最も平易で、be absorbed in や be lost in も使えます。ただし絵の説明では、難しい語を探すより、he does not look up のような具体的な動きで書くほうが伝わります。40〜50語という条件なので、ここで使えるのは15語ほどです。本のタイトルと「夢中」の二つに絞ってください。

訳例
標準

A boy is reading a book called All About UFOs.

別解

A boy is looking at a book about UFOs, and he looks very excited.

この文でやりやすい誤り

「〜という本」を関係代名詞で書こうとして崩れる

減点 中
A boy is reading a book which name is All About UFOs.
A boy is reading a book called All About UFOs.

which は所有を表せないので、名詞の前に置いて「その名前が」という意味にはなりません。whose name is とするか、a book called ... とします。後者なら関係詞を使わずに済み、短くもなります。この一項目では「〜という」の言い方だけを直しています。

本の中身に触れず、あとのずれが効かなくなる

減点 大
A boy is sitting at a desk and reading a book with a smile on his face.
A boy is sitting at a desk and reading a book about UFOs with a smile on his face.

英語としては正しいのですが、その本が UFO の本であることが落ちています。この絵の面白さは「UFO の本を読んでいる子が本物の UFO に気づかない」という点にあるので、本の中身を書かないと、あとで窓の外の UFO を出しても解釈がつながりません。この一項目では情報の落としだけを直しています。

図に無い人物を足して、宇宙人を部屋に出す

減点 大
A boy is reading a book, and an alien is standing next to him.
A boy is reading a book with a picture of an alien in it.

宇宙人は本の左ページに絵として描かれているだけで、部屋にはいません。絵に無い登場人物を足すと、そのあとの説明がまるごと絵とずれます。この一項目では登場人物だけを直しています。

この文の言いかえ
「〜という本」
a book called All About UFOscall の受け身を後ろから当てるだけで書けます。関係詞が要らないので短く済みます。第一候補です。
a book titled All About UFOstitle を動詞として使った形。called と同じように使えます。
a book whose title is All About UFOs文法的には正しい形ですが、語数が増えます。40〜50語の答案では called のほうが得です。
a book which name is All About UFOswhich は所有を表せません。whose にするか、called を使ってください。
夢中になっている
is very interested in it高校で最初に習う形で、確実に伝わります。第一候補です。
does not look up from it「本から顔を上げない」。動きで書くと絵の様子がそのまま伝わります。
is absorbed in it「没頭している」。知っていれば使えますが、覚える必要はありません。
is crazy the bookcrazy は about を取ります。前置詞を落とすと文がつながりません。
第 2 文

第2文:後ろの女子生徒と、窓の外の UFO を書く

つまずきやすいところ
  • ここが山場です。指さしている先が「窓の外」であることを落とさないでください
  • point at +場所で「〜を指さす」を表せます
  • 本の絵の円盤と区別するために、real を一語足します
  • 驚いているのは女子生徒のほうです。表情の主を取り違えないでください
発想の切り替え

二番目に書くのは、男の子の後ろに立っている女子生徒です。彼女は口を大きく開け、右手を上げて背後の窓を指さしています。ここで英語にすべきことは三つあります。彼女がどこにいるか(男の子の後ろ)、何をしているか(窓を指さして声を上げている)、そして窓の外に何があるか(円盤形の飛行物体)です。「指さす」は point で足ります。point at は「一点を指す」、point to は「方向を指す」で、どちらでも通じます。前置詞を落として point the window とは書けないので、そこだけ注意してください。窓の外の UFO を書くときに一語だけ足したいのが real です。というのも、この絵には UFO が二つ出てくるからです。ひとつは本の左ページに描かれた小さな円盤の絵、もうひとつは窓の向こうに浮かんでいる本物です。a real UFO と書けば、読み手はどちらの話かを間違えません。たった一語ですが、この絵ではいちばん効く一語です。もう一つ気をつけたいのが、驚いている人が誰かという点です。絵で口を開けているのは女子生徒で、男の子は笑顔のままです。ここを取り違えると、次の文で書く「ずれ」が成り立たなくなります。絵の説明では、表情がどちらの人物のものかを毎回確かめる習慣をつけておくと安全です。

訳例
標準

Behind him, a girl is pointing at the window and shouting, because a real UFO is flying outside.

別解

A girl behind him is pointing at the window, because there is a real UFO in the sky.

この文でやりやすい誤り

図の関係を取り違え、男の子が UFO を指さしていることにする

減点 大
A boy is pointing at the window and shouting, because a real UFO is flying outside.
A girl is pointing at the window and shouting, because a real UFO is flying outside.

指さして声を上げているのは、後ろに立っている女子生徒のほうです。男の子は本を見たままで、窓のほうを向いてもいません。人物を入れ替えると、この絵の要点である「気づいていない人がいる」という構図が消えてしまいます。この一項目では動作の主だけを直しています。

point の前置詞を落とす

減点 中
A girl points the window and shouts.
A girl points at the window and shouts.

point は自動詞なので、指す対象の前に at か to が要ります。前置詞が無いと「窓を尖らせる」という別の他動詞の使い方に読まれてしまい、意味が通りません。この一項目では前置詞だけを直しています。

本の中の円盤と窓の外の UFO を区別しない

減点 大
A girl points at the window, because there is a UFO in the picture.
A girl points at the window, because there is a real UFO outside.

in the picture と書くと、本のページに描かれた円盤の絵を指しているように読めます。彼女が指しているのは窓の外に実際に浮かんでいるほうです。a real UFO / outside the window のどちらかを入れて区別してください。この一項目では指す対象だけを直しています。

驚きの表情を男の子のものとして書く

減点 大
The boy opens his mouth in surprise and points at the window.
The girl opens her mouth in surprise and points at the window.

絵で口を開けて驚いているのは女子生徒です。男の子は笑顔で本を見ています。表情の主を取り違えると、絵の読み取りができていないと判断されます。この一項目では表情の持ち主だけを直しています。

この文の言いかえ
〜を指さす
points at the windowat は一点を指すときに使います。絵の説明ではこれが第一候補です。
points to the windowto は方向を指すときの形。どちらでも通じます。
points the window前置詞が無いと「窓を尖らせる」という別の意味になります。at か to を必ず置いてください。
窓の外に浮かんでいる
is flying outsideoutside を副詞として使えば前置詞が要りません。短く済むので第一候補です。
is in the sky outside the window場所をはっきり書きたいときに。語数に余裕があるならこちらでも。
is flying outside of the windowoutside はそれだけで前置詞として使えます。of を足すと冗長です。
声を上げる
shouts一語で「大声を出す」。絵の口の開き方に合います。第一候補です。
calls out to him「呼びかける」。誰に向かってかを示せます。
criescry は「泣く」とも読めます。絵は泣いている場面ではないので避けてください。
第 3 文

第3文:二人のずれを、自分の解釈として言い切る

つまずきやすいところ
  • ここが解釈の見せ場です。単なる説明で終わらせないでください
  • notice を使えば「そこにあるのに気づかない」を一語で表せます
  • It is funny how S V で、書き手の受け取り方を示せます
  • while で二つの行動を対比させると、ずれが一文に収まります
発想の切り替え

最後の文が、この答案でいちばん差のつくところです。設問は「自由に解釈し」と言っているので、描かれている物を並べただけでは条件を満たしません。この絵をどう受け取ったかを、はっきり言葉にしてください。受け取り方はもう絵の中に用意されています。UFO のことをいちばん知りたがっている男の子が、目の前に来た本物の UFO に気づいていない。この一点です。まず「気づいていない」を英語にします。notice がぴったりで、does not notice it と書けば「そこにあるのに目に入っていない」を表せます。know や find では、この「目の前にあるのに」という含みが出ません。次に、ずれを一文にまとめます。ここで how 節と what 節が効きます。It is funny how ... と書き出せば、「〜なのがおかしい」という書き手の判断を示せます。that ではなく how を使うと、「そのありさまが」という感じが出て、絵の説明にはよく合います。そして while でつなぐと、二つの行動を対比させられます。he misses what is happening while he studies what the book says と書けば、「本に書いてあることを勉強している間に、実際に起きていることを見逃している」という構図がそのまま英語になります。miss は「取り逃がす」で、この場面にちょうど合う動詞です。この一文で how が1つ、what が2つ入るので、標準解の how 節・what 節はここでほぼそろいます。書き終えたら語数を数えてください。40〜50語という条件は上限も下限もあります。

訳例
標準

The boy does not notice it. It is funny how he misses what is happening while he studies what the book says.

別解

She is trying to tell him, but he does not look up from the book.

この文でやりやすい誤り

図の説明で終わり、自分の解釈が無い

減点 大
There are a boy, a girl, a book, a desk, a window and a UFO in this picture. The boy is reading and the girl is pointing.
The boy does not notice the real UFO. It is funny how he misses what is happening outside.

描かれている物を数え上げただけで、この状況をどう受け取ったかが書かれていません。設問は「自由に解釈し」と求めているので、一文でよいので自分の読み取りを足す必要があります。この一項目では解釈の欠落だけを直しています。

「気づかない」を know で書いてしまう

減点 中
The boy does not know the UFO outside the window.
The boy does not notice the UFO outside the window.

know は「知識として知っている」なので、「目の前にあるのに目に入っていない」という状況が表せません。この絵では、彼が UFO を知らないのではなく、来ていることに気づいていないのです。notice を使うと、この違いが出せます。この一項目では動詞の選び方だけを直しています。

図に無い展開を書き足して、その後の話にしてしまう

減点 中
Later the boy runs to the window and takes a picture of the UFO with his camera.
The boy is still looking at his book, and he does not notice the UFO.

絵に描かれているのは、男の子がまだ気づいていない瞬間だけです。そのあと何が起きたかは描かれていないので、走った・写真を撮ったは絵に無い出来事になります。カメラも絵にはありません。この一項目では絵に無い展開だけを直しています。

この文の言いかえ
気づいていない
does not notice it「そこにあるのに目に入っていない」を一語で表せます。第一候補です。
has no idea what is happening「何が起きているか分かっていない」。what 節に開ける言い方です。
does not know itknow は知識の有無を表すので、目の前の出来事に気づかない状況には合いません。
〜なのがおかしい
It is funny how S Vhow 節で「そのありさまが」という感じが出せます。絵の解釈の締めに便利です。第一候補です。
The funny thing is that S V「おかしいのは〜という点だ」。言いたいことを後ろに置けます。
It is ironic that S V「皮肉なことに」。この絵にはよく合いますが、無理に狙う必要はありません。
見逃す
misses what is happeningmiss は「取り逃がす」。what 節と組み合わせると、何を見逃したかまで書けます。第一候補です。
does not see the real onethe real one で「本物のほう」を指せます。短くまとめたいときに。
loses what is happeninglose は「持っていたものを失う」です。もともと見ていないものには使えません。
3

模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×1 / what節 ×250語

A boy is reading a book called All About UFOs. Behind him, a girl is pointing at the window and shouting, because a real UFO is flying outside. The boy does not notice it. It is funny how he misses what is happening while he studies what the book says.

標準解は全50語で、「40〜50語」の上限ちょうどです。上限のある問題では、書き終えたら必ず数えてください。構成は、男の子(事実)→ 女子生徒と窓の外の UFO(事実)→ 二人のずれ(解釈)の三つです。絵の中で唯一の文字である All About UFOs を引いているので、絵を見て書いたことが一読で伝わります。a real UFO の real は一語ですが、本のページに描かれた円盤の絵と区別するために欠かせません。how 節・what 節は how he misses / what is happening / what the book says の3か所です。「本に書いてあること」「実際に起きていること」はどちらも英語の名詞で言おうとすると難しくなりますが、what 節に開けば中学で習う語だけで書けます。最後の一文で while を使って二つの行動を並べているので、ずれが一文の中で見えるようになっています。

解釈を控えめにした解

オチが思いつかないとき47語

A boy is looking at a book about UFOs, and he looks very excited. A girl behind him is pointing at the window, because there is a real UFO in the sky. She is trying to tell him, but he does not look up from the book.

こちらは全47語です。最後をどうまとめるか思いつかないときは、無理に気のきいた一文をひねらず、絵に描かれている動きをそのまま最後まで書き切ってください。この解では「彼女が伝えようとしているのに、彼は本から顔を上げない」という動きを書いています。解釈という言葉を使っていなくても、この二つを並べた時点で、読み手には「気づいていない」というずれがはっきり伝わります。標準解との違いは、ずれを自分の言葉で言い切っているかどうかだけです。時間が残っていたら、最後に It is funny how ... の一文を足すと締まります。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

語数条件を外し、50語を超えて書く

減点 大
In this picture, a boy who is very interested in space is sitting at a desk in his room and reading a big book called All About UFOs, and behind him a girl in a school uniform is standing and pointing at the window with her right hand, because a real flying saucer has just appeared in the sky outside the window, but the boy is so interested in the book that he does not notice it at all.
A boy is reading a big book called All About UFOs and smiling. Behind him, a girl is pointing at the window and shouting, because a real UFO is flying outside. He does not notice it, and she is the only one who sees it.

実測79語で、条件の50語を大きく超えています。一文に説明を足し続けると、こうなりがちです。制限のある答案では、部屋・制服・右手のような、絵の要点に関わらない細部から先に落としてください。この一項目では分量だけを直しています。

説明ではなく、台詞の書き起こしにしてしまう

減点 中
The girl says, "Look! There is a UFO!" and the boy answers, "I am reading now."
The girl is probably telling him that there is a UFO outside.

設問は絵に描かれた状況を説明せよと求めているので、台詞を並べただけでは説明になりません。しかもこの絵に吹き出しは無く、文字は本のタイトルだけなので、引用符でくくると「絵にそう書いてある」ように読まれます。二人が何と言ったかを想像するなら、probably などを添えて自分の解釈だと分かる形にしてください。この一項目では答案の形式だけを直しています。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
a book called ...最重要

「〜という本」を関係詞なしで書く型

「〜という名前の」を関係代名詞で書こうとすると whose が必要になり、語数も増えます。call の過去分詞を後ろから当てるだけで済ませられます。本でも町でも人でも、同じ形がそのまま使えます。

A boy is reading a book called All About UFOs.
We stayed in a small town called Hakuba.
S does not notice it最重要

「そこにあるのに気づかない」を書く型

notice は「目や耳に入って気づく」です。know(知識として知っている)や find(探して見つける)とは別物なので、絵や写真の説明では notice を選ぶと状況が正確に伝わります。否定文で使うと「気づいていない」が一発で書けます。

The boy does not notice the UFO outside the window.
I did not notice that she had cut her hair.
It is funny how S V最重要

受け取り方を一文で示す型

絵や写真について「思ったこと」を書く場面で使えます。that ではなく how にすると「そのありさまが」という感じが出て、状況全体を受けられます。funny のところを strange / sad / interesting に替えれば、そのまま応用できます。

It is funny how he misses what is happening outside.
It is strange how quiet the town is in the morning.
A while B最重要

二つの行動を対比させる型

「〜している間に、一方では」という対比を一文にまとめられます。絵や写真の説明では、二人が別々のことをしている場面が繰り返し出てくるので、この形を持っておくと語数が節約できます。

He misses what is happening while he studies what the book says.
My brother was sleeping while I was cleaning the room.
point at / point toよく使う

「指さす」を前置詞つきで書く型

point は自動詞なので、必ず at か to を置きます。at は一点を、to は方向を指すときに使いますが、絵の説明ではどちらでも通じます。前置詞を落とすと別の意味に読まれるので、ここだけは覚えておいてください。

A girl points at the window and shouts.
He pointed to the mountain on the other side of the lake.
a real UFO / the real oneよく使う

絵の中の物と本物を書き分ける型

絵や写真の中に、同じものが「絵として」と「実物として」の二重に出てくることがあります。real を一語足すか、the real one と受け直すだけで、読み手はどちらの話かを間違えなくなります。少ない語数で効く工夫です。

A real UFO is flying outside, but he is looking at the picture in his book.
The dog in the poster is cute, but the real one is much bigger.
be so ... that S Vよく使う

「〜すぎて…する」で理由と結果をつなぐ型

夢中になっていて気づかない、疲れていて動けない、といった因果を一文で書けます。so のあとは形容詞か副詞、that のあとは文です。because を使うより、程度まで表せるぶん中身が濃くなります。

He is so interested in the book that he does not look up.
The bag was so heavy that I could not carry it alone.
7

この問題の語彙

表現意味ひとこと
notice〜に気づく目や耳に入って気づくことです。notice that S V の形も取れます。know とは使い分けてください。
point指さす自動詞なので point at / point to の形で使います。目的語を直接は取れません。
shout大声を出す、叫ぶshout at は「怒鳴りつける」に近くなります。呼びかけるなら shout to や call out to のほうが安全です。
miss見逃す、取り逃がす「いなくて寂しい」の miss と同じ語です。目の前の出来事を見逃す意味でも使えます。
real本物の絵や写真の中の物と実物を区別するときに、名詞の前に一語置くだけで効きます。
outside外に、〜の外に副詞としても前置詞としても使えます。outside of the window の of は不要です。
excitedわくわくしている人が主語なら excited、物事が主語なら exciting です。-ed と -ing の使い分けが問われます。
flying saucer空飛ぶ円盤UFO の言いかえとして使えます。二語で一つの名詞なので、a flying saucer と冠詞を付けます。
look up顔を上げるlook up from the book で「本から顔を上げる」。「調べる」の look up と同じ形なので、文脈で読み分けます。
8

出題の傾向

東大の第2問では、絵や写真を見て書かせる出題が繰り返し出ています。2007年と2005年は「絵に描かれた状況を自由に解釈して説明する」形で、語数はそれぞれ40〜50語、30〜40語でした。2013年と2014年は写真の二人の会話を想像する形、2015年は絵の説明に感想を足す形、2016年は写真について思うことを述べる形です。同じ2007年の第2問(A)は、日本語の会話を読んで要点を50〜60語にまとめる問題でした。素材は絵でも会話でも、求められているのは「与えられたものから確かに読み取れることを短い英語で言い切る力」で一貫しています。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

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