提示文への考えを書きながら、understand と pain をそれぞれ一回しか使えない語句制限を守る問題です。ここでは提示文に同意し、病気の感じ方や喪失の意味は本人と同じには分からないと説明します。その後、注意深く聞き、どんな助けが必要か尋ねることはできる、と実践的な結論へ進みます。how an illness feels、what a loss means、what kind of help is wanted の三節により、同じ禁止語を繰り返さず内容を深めます。
次の英文を読み、その内容について思うところを50~60語の英語で記せ。ただし、understandとpainは、それぞれ一回しか用いてはならない。 It is not possible to understand other people's pain.
50~60語の英語(understand と pain は各1回まで)
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます立場と制限語を一度だけ置く
I agree that we cannot completely understand another person's pain.
分からない中身を二つに開く
We cannot know exactly how an illness feels or what a loss means to someone else.
それでもできる行動を書く
Still, we can listen carefully and ask what kind of help is wanted.
完全な共有と孤立防止を区別する
We may never share the same feeling, but careful attention can keep a suffering person from being alone.
第1段:立場と制限語を一度だけ置く
二語を数えながら書く負担を減らすため、最初の一文に一度ずつ置き、後は別の平易な表現に切り替えます。 この部分が他者の苦しみを理解する限界と寄り添いという中心にどう結びつくかを意識してください。情報を日本語で箇条書きにし、必要な主語と動詞を決めてから英語にすると、語数を使いすぎずに筋を通せます。
I agree that we cannot completely understand another person's pain.
I do not think we can fully understand another person's pain.
指定された二語をそれぞれ複数回使っており、明確な条件違反です。
good や important だけでは、他者の苦しみを理解する限界と寄り添いの何を評価しているのか伝わりません。how や what の節で、誰が何をし、何が変わるかまで開いてください。
第2段:分からない中身を二つに開く
「完全には分からない」を繰り返さず、本人にしか直接経験できない二つの内容を挙げます。 この部分が他者の苦しみを理解する限界と寄り添いという中心にどう結びつくかを意識してください。情報を日本語で箇条書きにし、必要な主語と動詞を決めてから英語にすると、語数を使いすぎずに筋を通せます。
We cannot know exactly how an illness feels or what a loss means to someone else.
We cannot feel how the same event affects that person or know what memories it brings back.
「別の人の感情」なので person を所有格にします。another person’s feelings とすれば、誰の感情かが正しくつながります。
how / what が導く部分は文中の名詞節なので、疑問文の語順にはしません。助動詞や be 動詞を主語の前に出すと明確な文法ミスです。
第3段:それでもできる行動を書く
限界の確認だけでは感想が浅くなるため、聞くことと必要な助けを尋ねることへ視点を移します。 この部分が他者の苦しみを理解する限界と寄り添いという中心にどう結びつくかを意識してください。情報を日本語で箇条書きにし、必要な主語と動詞を決めてから英語にすると、語数を使いすぎずに筋を通せます。
Still, we can listen carefully and ask what kind of help is wanted.
However, we can listen without judging and ask what support would help.
なぜそう言えるのかが見えません。相手が望む助けを聞く行動まで書くと、主張と現実の場面がつながります。短い答案ほど一つの動作や結果が有効です。
二つの出来事を並べただけで、前者がどう後者を生むのかが見えません。同じ感覚を持てなくても本人に必要な支援を尋ねるという中間の動きを入れると論理を追えます。
第4段:完全な共有と孤立防止を区別する
「分からないから何もできない」という飛躍を避け、完全な理解と実際の支援は別だとまとめます。 この部分が他者の苦しみを理解する限界と寄り添いという中心にどう結びつくかを意識してください。情報を日本語で箇条書きにし、必要な主語と動詞を決めてから英語にすると、語数を使いすぎずに筋を通せます。
We may never share the same feeling, but careful attention can keep a suffering person from being alone.
Careful attention can still make someone feel less alone.
提示文は完全な理解の限界を述べていますが、聞くことや助けることまで否定していません。
結論で別の論点を出すと、それまでの他者の苦しみを理解する限界と寄り添いの説明が未完成に見えます。本文の理由を短く受けて中心へ戻ってください。
I agree that we cannot completely understand another person's pain. We cannot know exactly how an illness feels or what a loss means to someone else. Still, we can listen carefully and ask what kind of help is wanted. We may never share the same feeling, but careful attention can keep a suffering person from being alone.
全57語です。どちらも50~60語で、understand と pain は各1回です。 冒頭から結論まで「完全には分からなくても注意深く支えられる」という中心を保っています。how節1個、what節2個を使い、抽象的な名詞を平易な説明に開きました。各節は普通の語順で、冠詞・時制・主述の一致も一文ずつ確認しています。まずはこの構成を目標にしてください。
No one can fully understand another person's pain because we cannot feel how the same event affects that person or know what memories it brings back. However, we can ask what support would help and listen without judging. Complete knowledge is impossible, but careful attention can still make someone feel less alone.
全52語です。どちらも50~60語で、understand と pain は各1回です。 標準解と同じ中心を保ち、判断せずに聞くという支援行動をより明確にしています。 難しい単語で短く見せるより、誰が何をするかを一つずつ書いています。語数を数え直し、英文としても一文ずつ確認しています。

前半で示した考えと結論が逆になっています。他者の苦しみを理解する限界と寄り添いについて最初に決めた中心線を保たないと、理由を評価できません。
主張だけで終わり、設問が求める説明を支える材料がありません。指定範囲の下限まで、限界の具体例、聞く行動、孤立を減らす結論を足してください。

最初に答案の中心を決める
他者の苦しみを理解する限界と寄り添いのように短い語数で考えを示す問題では、冒頭で中心を決めると後の文がぶれません。書き終えたら、すべての理由がこの一文を支えているか確認してください。
主張の直後に理由を置く
意見と理由の関係を読み手に迷わせない型です。that の後ろには主語と動詞を備えた文を置き、抽象語だけで止めずに中身を書いてください。
理由を目に見える場面にする
他者の苦しみを理解する限界と寄り添いについて一般論だけで終わりそうなときに役立ちます。人、行動、結果のうち二つ以上を入れると、短い一文でも理由の信頼性が上がります。
方法や状態を節に開く
「方法」「あり方」のような硬い名詞を探さず、how の後ろに普通の語順を置いて説明できます。疑問文の語順にしない点も確認してください。
内容を具体的に示す
「こと」「もの」「内容」を平易に表せる型です。what 自体が節の中で役割を持つため、直後に不必要な名詞を重ねないようにしてください。
本文を受けて中心へ戻る
最後に新しい理由を足さず、すでに説明した内容をまとめます。冒頭と同じ単語を全部繰り返さなくても、立場が同じだと伝われば十分です。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| fully | 完全に | completely と言いかえられ、制限語の回数には影響しません |
| loss | 喪失 | 人や物を失った経験を幅広く指せます |
| feeling | 感情、感じ | share the same feeling では可算名詞です |
| listen | 耳を傾ける | 相手を続けるなら listen to 人です |
| support | 支援 | 名詞にも動詞にも使えます |
| judge | 決めつける、評価する | without judging で「決めつけずに」と表せます |
| attention | 注意、心配り | pay attention のほか、careful attention で注意深い心配りを表せます |
| alone | 一人で、孤独で | lonely は寂しい感情、alone は一人の状態です |
東大の第2問では、短い語数で意見、想像、会話の要約を切り替えて書かせます。2015年は相反することわざの比較、2013年は自分の学び、2012年は仮定の結果、2007年と2006年は長い会話の要約が出ました。題材は変わっても、設問の条件を先に拾い、平易な文で因果関係を示す力が一貫して求められています。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く iOS · Android · Web で使えます問題文と模範解答をまとめた質問文を用意しました。いつも使っている AI を選ぶと、質問文がコピーされた状態でそのサービスが開きます。
添削そのものは Boost アプリのほうが得意です。AI には「なぜこの訳になるの?」のような、解説の追加質問を投げるのがおすすめです。