東京大学のロゴ 第2問(A) 条件英作文 東京大学 2019
東京大学 2019年度 前期日程 · 英語

第2問(A) 条件英作文
解答と解説

この問題では、地域の困り事を一緒に解決する日を中心に、短い指定語数で主張と根拠を結びます。差がつくのは、一般的な評価語を並べず、how節とwhat節で理由の中身を開くところです。さらに「residents can repair a playground and shop for an older neighbor」という一場面を置き、例が冒頭の答えを本当に支えるか確かめます。最後に別の話を足さず、最初と同じ方向へ戻れば、短くても筋の通った答案になります。

難易度 ★★★★★ 目安 20分 条件英作文 テーマ 地域で助け合う祝日
1

問題

第2問(A) 設問の条件に従って英文を書きなさい。

新たに祝日を設けるとしたら、あなたはどのような祝日を提案したいか。その祝日の意義は何か。また、なぜそのような祝日が望ましいと考えるのか。60~80語の英語で説明しなさい。なお、この場合の祝日は、国民のための祝日でもよいし、国内外の特定の地域、もしくは全世界で祝うようなものでもかまわない。

60~80語の英語
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この問題で見られている力

  • 地域の困り事を一緒に解決する日を冒頭で明確に選べるか
  • how節で仕組みを説明できるか
  • what節で内容を具体化できるか
  • 「residents can repair a playground and shop for an older neighbor」を理由と結べるか
  • 指定語数内で四つの役割をそろえられるか
  • 最後まで立場を変えずに書けるか
2

答案の組み立て

第1段

設問へ直接答える

I would create Community Help Day, when people work together on one local need.

第2段

理由を節に開く

In the morning, residents could discuss what their area needs and how they can help.

第3段

具体例で支える

Some might repair a playground, while others shop for an older neighbor.

第4段

同じ主張へ戻る

The holiday would show people what they can do together. It is desirable because neighbors who have met through useful work can support one another after the day ends.

第 1 文

第1段:設問へ直接答える

つまずきやすいところ
  • 「地域の困り事を一緒に解決する日」を一つに決め、冒頭で読み手へ示します
  • 東大の短い語数では、一文に一つの役割だけを持たせます
  • 例の登場人物と動作が理由を本当に支えるか確かめます
  • how/what 節の中は疑問語順にしないでください
  • 指定語数を実測し、上限と下限の両方を満たすまで調整します
発想の切り替え

背景説明を長く置かず、地域の困り事を一緒に解決する日と最初に決めます。この選択を早く示すと、後の文をすべて「なぜそう言えるか」に使えます。問いの語を写すだけではなく、自分が扱う範囲も具体的にしてください。

訳例
標準

I would create Community Help Day, when people work together on one local need.

別解

My new holiday would be a yearly Day for Our Neighbors.

この文でやりやすい誤り

地域で助け合う祝日:設問への答えを二つ並べて中心を決めない

減点 大
My holiday is both a day for local help and a separate day for private travel.
I would create a holiday when neighbors solve one local problem together.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。中心が一つに定まらず、後の理由を評価できません。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

この文の言いかえ
中心の主張
a day when neighbors solve a local problem togetherこの問題の「地域で助け合う祝日」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
what matters here is a day when neighbors solve a local problem together少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
a claim with no clear position話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
第 2 文

第2段:理由を節に開く

つまずきやすいところ
  • 直前の主張との因果を明示し、話題を地域で助け合う祝日から広げません
  • ここが山場です。抽象語を how/what 節へ開き、誰が何を知るかまで書きます
  • 例の登場人物と動作が理由を本当に支えるか確かめます
  • how/what 節の中は疑問語順にしないでください
  • 指定語数を実測し、上限と下限の両方を満たすまで調整します
発想の切り替え

「大切だから」「役立つから」で止めず、地域で助け合う祝日が人の判断や行動をどう変えるかを書きます。how と what の節を使えば、難しい名詞を探さず、意味を平易な動詞でほどけます。

訳例
標準

In the morning, residents could discuss what their area needs and how they can help.

別解

Each town would choose what problem to solve, such as a dirty park or an older resident who needs help.

この文でやりやすい誤り

地域で助け合う祝日:抽象的な評価を繰り返して理由にする

減点 大
Community Help Day is desirable because it is a very desirable and good holiday.
This matters because it changes how people act in a clear situation.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。評価語が循環し、意味が一段も深まりません。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

地域で助け合う祝日:how節を疑問文の語順にする

減点 中
This plan shows how do neighbors choose a local task together.
This shows how people make their choice.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。間接疑問の中で倒置しているため、英文の語順が崩れています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

地域で助け合う祝日:what節を疑問文の語順にする

減点 中
Each town should decide what does its area need most.
We should consider what they need.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。間接疑問の中で倒置しているため、英文の語順が崩れています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

地域で助け合う祝日:語数を同じ内容の反復で埋める

減点 小〜中
The holiday is useful. It is helpful. It is good. It has value. It is important.
It is useful because it helps people see what they can do next.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。同義の評価を重ねても説明や例は増えず、論証になりません。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

この文の言いかえ
理由の中身
how a holiday for helping one's community changes a choiceこの問題の「地域で助け合う祝日」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
what this changes in daily life少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
a reason with no stated effect話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
人が気づくこと
what people may noticeこの問題の「地域で助け合う祝日」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
what we may miss少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
an unexplained thing people notice話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
第 3 文

第3段:具体例で支える

つまずきやすいところ
  • 直前の主張との因果を明示し、話題を地域で助け合う祝日から広げません
  • 東大の短い語数では、一文に一つの役割だけを持たせます
  • 例は「residents can repair a playground and shop for an older neighbor」という一場面に絞ります
  • how/what 節の中は疑問語順にしないでください
  • 指定語数を実測し、上限と下限の両方を満たすまで調整します
発想の切り替え

短い答案でも具体例は論証の中心です。residents can repair a playground and shop for an older neighborという場面なら、理由が現実にどう働くかを見せられます。例だけが面白くても、主張と無関係なら使わないでください。

訳例
標準

Some might repair a playground, while others shop for an older neighbor.

別解

Working in small groups would teach people how much they can change in one day and how different neighbors can help.

この文でやりやすい誤り

地域で助け合う祝日:具体例が理由を支えていない

減点 大
For example, one resident could stay home alone and watch an unrelated television show.
For example, residents can repair a playground and shop for an older neighbor.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。例の行動が選んだ理由と因果で結ばれていません。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

地域で助け合う祝日:設問にない大きな一般論へ広げる

減点 中
One repaired playground proves that every nation must adopt the same holiday by law.
This example supports my answer to this particular question.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。この一例から言える範囲を越え、根拠のない断定へ飛んでいます。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

この文の言いかえ
具体例の導入
For example,この問題の「地域で助け合う祝日」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
For instance,少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
By the way,話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
結果の導入
As a result,この問題の「地域で助け合う祝日」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
This means that ...少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
a result with no stated cause話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
別の見方
how another person may see itこの問題の「地域で助け合う祝日」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
what the same event means to someone else少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
a different eye話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
第 4 文

第4段:同じ主張へ戻る

つまずきやすいところ
  • 直前の主張との因果を明示し、話題を地域で助け合う祝日から広げません
  • 東大の短い語数では、一文に一つの役割だけを持たせます
  • 例の登場人物と動作が理由を本当に支えるか確かめます
  • 最後は「地域の困り事を一緒に解決する日」へ戻り、新しい理由を追加しません
  • 指定語数を実測し、上限と下限の両方を満たすまで調整します
発想の切り替え

結論はここまでの内容を閉じる場所です。地域の困り事を一緒に解決する日という方向を別の平易な表現で言い直します。反対側の新しい議論を始めず、語数の上限も最後に確認します。

訳例
標準

The holiday would show people what they can do together. It is desirable because neighbors who have met through useful work can support one another after the day ends.

別解

The day would matter beyond the holiday because those new ties could make later emergencies less frightening.

この文でやりやすい誤り

地域で助け合う祝日:結論で新しい話題を始める

減点 小〜中
Therefore, I would now like to discuss a new holiday for buying computer games.
Therefore, a shared day of local work would remain useful after the holiday.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。本文で支えていない話を最後に出し、論理の流れを切っています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

この文の言いかえ
結論の導入
Therefore,この問題の「地域で助け合う祝日」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
Thus,少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
Speaking of another matter,話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
立場の再確認
For these reasons, I believe ...この問題の「地域で助け合う祝日」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
This is why I still think ...少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
an unrelated final opinion話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
3

模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×1 / what節 ×270語

I would create Community Help Day, when people work together on one local need. In the morning, residents could discuss what their area needs and how they can help. Some might repair a playground, while others shop for an older neighbor. The holiday would show people what they can do together. It is desirable because neighbors who have met through useful work can support one another after the day ends.

全70語で、60~80語の英語の条件を満たします。地域の困り事を一緒に解決する日と最初に決め、「residents can repair a playground and shop for an older neighbor」で支えました。how節1個、what節2個を実測しています。主張から結論まで地域で助け合う祝日という中心は変えていません。まずはこの四段構成を目標にしてください。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×2 / what節 ×169語

My new holiday would be a yearly Day for Our Neighbors. Each town would choose what problem to solve, such as a dirty park or an older resident who needs help. Working in small groups would teach people how much they can change in one day and how different neighbors can help. The day would matter beyond the holiday because those new ties could make later emergencies less frightening.

全69語で、60~80語の英語の条件を満たします。how節2個、what節1個です。標準解とは異なる順序で、誰が何をするかを平易な動詞で説明しました。うまい一語が出なくても、動作と結果を順に書けば十分です。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

地域で助け合う祝日:途中で反対の立場へ変わる

減点 中
I propose shared local work, but finally everyone should avoid all contact with neighbors.
For these reasons, I still support the view stated at the beginning.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。冒頭と結論が逆方向になり、答案全体の立場がぶれています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

地域で助け合う祝日:条件を読み落として短く終える

減点 小〜中
I want Help Day. People work. It is good. Towns become better.
I propose Community Help Day because residents could repair a playground and shop for an older neighbor.

この誤答では「地域で助け合う祝日」について狙った欠陥が実際に現れています。指定された範囲へ届かず、理由と具体例も不足しています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
I believe / For me, + 主張最重要

冒頭で立場を固定する

東大の短い答案では「冒頭で立場を固定する」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では地域で助け合う祝日とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

I believe a day when neighbors solve a local problem together.
I believe daily exercise helps students learn.
show + 人 + how S V最重要

変化の仕組みを示す

東大の短い答案では「変化の仕組みを示す」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では地域で助け合う祝日とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

This shows us how a holiday for helping one's community affects a choice.
A map shows us how we can reach the station.
show + 人 + what S V最重要

内容を名詞節に開く

東大の短い答案では「内容を名詞節に開く」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では地域で助け合う祝日とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

The example shows us what people may notice.
Experience teaches us what to check next time.
For example, + 一場面よく使う

理由を具体化する

東大の短い答案では「理由を具体化する」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では地域で助け合う祝日とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

For example, residents can repair a playground and shop for an older neighbor.
For example, a worker can share a task with a partner.
This matters because S Vよく使う

主張と理由を結ぶ

東大の短い答案では「主張と理由を結ぶ」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では地域で助け合う祝日とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

This matters because it supports a day when neighbors solve a local problem together.
This matters because small choices affect everyone.
主張→理由→例→再主張よく使う

指定語数を四役に配る

東大の短い答案では「指定語数を四役に配る」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では地域で助け合う祝日とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

地域の困り事を一緒に解決する日→how/what節→具体例→同じ結論
読書を勧める→理由→図書館の例→価値を再確認
7

この問題の語彙

表現意味ひとこと
claim主張理由と例が最後まで支える中心です。 この問題では地域で助け合う祝日の説明に合わせて使います。
reason理由reason why S V または reason for 名詞で使います。 この問題では地域で助け合う祝日の説明に合わせて使います。
example具体例for example の後は直前の理由を見える一場面にします。 この問題では地域で助け合う祝日の説明に合わせて使います。
notice気づく目や耳で気づく場面に合う動詞です。 この問題では地域で助け合う祝日の説明に合わせて使います。
suggest示す、提案する文脈で「ほのめかす」と「提案する」を分けます。 この問題では地域で助け合う祝日の説明に合わせて使います。
support支えるsupport the idea のように目的語を直接置きます。 この問題では地域で助け合う祝日の説明に合わせて使います。
thereforeしたがって既出の理由から結論へ進むときだけ使います。 この問題では地域で助け合う祝日の説明に合わせて使います。
remainそのままであるremain important のように補語を続けます。 この問題では地域で助け合う祝日の説明に合わせて使います。
8

出題の傾向

東京大学の2(A)は、2017年のキャンパス観察、2019年の祝日の提案、2023年の30年後の移動のように、受験生が具体案を自分で設定する問題を出します。2019年は祝日の名称だけでなく、活動、意義、望ましい理由の三点が必要です。2024年の紙か自転車の二択や2025年の「沈黙は同意か」と違い、提案そのものから作るので、地域・参加者・一日の行動を先に決めると安定します。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

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