東京大学のロゴ 第2問(A) 条件英作文 東京大学 2021
東京大学 2021年度 前期日程 · 英語

第2問(A) 条件英作文
解答と解説

この問題では、徒歩で店や診療所へ行けることを中心に、短い指定語数で主張と根拠を結びます。差がつくのは、一般的な評価語を並べず、how節とwhat節で理由の中身を開くところです。さらに「an older person can reach a clinic and a child can walk to a library」という一場面を置き、例が冒頭の答えを本当に支えるか確かめます。最後に別の話を足さず、最初と同じ方向へ戻れば、短くても筋の通った答案になります。

難易度 ★★★★★ 目安 20分 条件英作文 テーマ 歩いて必要な場所へ行ける街
1

問題

第2問(A) 設問の条件に従って英文を書きなさい。

あなたにとって暮らしやすい街の、最も重要な条件とは何か。理由を添えて、60~80語の英語で述べよ。

60~80語の英語
答案を書くようすすめる Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます

この問題で見られている力

  • 徒歩で店や診療所へ行けることを冒頭で明確に選べるか
  • how節で仕組みを説明できるか
  • what節で内容を具体化できるか
  • 「an older person can reach a clinic and a child can walk to a library」を理由と結べるか
  • 指定語数内で四つの役割をそろえられるか
  • 最後まで立場を変えずに書けるか
2

答案の組み立て

第1段

設問へ直接答える

For me, the most important condition for a comfortable city is that people can walk to the places they need.

第2段

理由を節に開く

This decides how easily they can buy food, visit a doctor, and meet friends.

第3段

具体例で支える

For example, an older person can reach a clinic and a child can walk to a library.

第4段

同じ主張へ戻る

When we know what is nearby and how to get there safely, daily life becomes easier for everyone.

第 1 文

第1段:設問へ直接答える

つまずきやすいところ
  • 「徒歩で店や診療所へ行けること」を一つに決め、冒頭で読み手へ示します
  • 東大の短い語数では、一文に一つの役割だけを持たせます
  • 例の登場人物と動作が理由を本当に支えるか確かめます
  • how/what 節の中は疑問語順にしないでください
  • 指定語数を実測し、上限と下限の両方を満たすまで調整します
発想の切り替え

背景説明を長く置かず、徒歩で店や診療所へ行けることと最初に決めます。この選択を早く示すと、後の文をすべて「なぜそう言えるか」に使えます。問いの語を写すだけではなく、自分が扱う範囲も具体的にしてください。

訳例
標準

For me, the most important condition for a comfortable city is that people can walk to the places they need.

別解

I would choose easy access to daily services as the most important condition.

この文でやりやすい誤り

歩いて必要な場所へ行ける街:設問への答えを二つ並べて中心を決めない

減点 大
Good trains and many parks are equally the single most important condition for a city.
For me, being able to walk to shops and clinics is the central point.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。中心が一つに定まらず、後の理由を評価できません。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

この文の言いかえ
中心の主張
being able to walk to shops and clinicsこの問題の「歩いて必要な場所へ行ける街」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
what matters here is being able to walk to shops and clinics少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
a claim with no clear position話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
第 2 文

第2段:理由を節に開く

つまずきやすいところ
  • 直前の主張との因果を明示し、話題を歩いて必要な場所へ行ける街から広げません
  • ここが山場です。抽象語を how/what 節へ開き、誰が何を知るかまで書きます
  • 例の登場人物と動作が理由を本当に支えるか確かめます
  • how/what 節の中は疑問語順にしないでください
  • 指定語数を実測し、上限と下限の両方を満たすまで調整します
発想の切り替え

「大切だから」「役立つから」で止めず、歩いて必要な場所へ行ける街が人の判断や行動をどう変えるかを書きます。how と what の節を使えば、難しい名詞を探さず、意味を平易な動詞でほどけます。

訳例
標準

This decides how easily they can buy food, visit a doctor, and meet friends.

別解

A good city shows residents how they can reach shops, schools, parks, and hospitals on foot.

この文でやりやすい誤り

歩いて必要な場所へ行ける街:抽象的な評価を繰り返して理由にする

減点 大
A walkable city is good because walking near one's home is very good and important.
This matters because it changes how people act in a clear situation.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。評価語が循環し、意味が一段も深まりません。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

歩いて必要な場所へ行ける街:how節を疑問文の語順にする

減点 中
This shows how do older residents reach a nearby clinic.
This shows how people make their choice.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。間接疑問の中で倒置しているため、英文の語順が崩れています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

歩いて必要な場所へ行ける街:語数を同じ内容の反復で埋める

減点 小〜中
Walking is useful. It is helpful. It is good. It has value. It is important for a city.
It is useful because it helps people see what they can do next.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。同義の評価を重ねても説明や例は増えず、論証になりません。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

この文の言いかえ
理由の中身
how a city where people can walk to daily services changes a choiceこの問題の「歩いて必要な場所へ行ける街」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
what this changes in daily life少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
a reason with no stated effect話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
結果の導入
As a result,この問題の「歩いて必要な場所へ行ける街」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
This means that ...少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
a result with no stated cause話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
第 3 文

第3段:具体例で支える

つまずきやすいところ
  • 直前の主張との因果を明示し、話題を歩いて必要な場所へ行ける街から広げません
  • 東大の短い語数では、一文に一つの役割だけを持たせます
  • 例は「an older person can reach a clinic and a child can walk to a library」という一場面に絞ります
  • how/what 節の中は疑問語順にしないでください
  • 指定語数を実測し、上限と下限の両方を満たすまで調整します
発想の切り替え

短い答案でも具体例は論証の中心です。an older person can reach a clinic and a child can walk to a libraryという場面なら、理由が現実にどう働くかを見せられます。例だけが面白くても、主張と無関係なら使わないでください。

訳例
標準

For example, an older person can reach a clinic and a child can walk to a library.

別解

This matters because children and older people may not drive.

この文でやりやすい誤り

歩いて必要な場所へ行ける街:具体例が理由を支えていない

減点 大
For example, a famous actor can buy an expensive car in the capital.
For example, an older person can reach a clinic and a child can walk to a library.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。例の行動が選んだ理由と因果で結ばれていません。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

歩いて必要な場所へ行ける街:what節を疑問文の語順にする

減点 中
City planners should consider what do children need near their homes.
We should consider what they need.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。間接疑問の中で倒置しているため、英文の語順が崩れています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

歩いて必要な場所へ行ける街:設問にない大きな一般論へ広げる

減点 中
One nearby shop proves that every city in the world must ban all cars at once.
This example supports my answer to this particular question.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。この一例から言える範囲を越え、根拠のない断定へ飛んでいます。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

この文の言いかえ
具体例の導入
For example,この問題の「歩いて必要な場所へ行ける街」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
For instance,少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
By the way,話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
別の見方
how another person may see itこの問題の「歩いて必要な場所へ行ける街」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
what the same event means to someone else少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
a different eye話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
第 4 文

第4段:同じ主張へ戻る

つまずきやすいところ
  • 直前の主張との因果を明示し、話題を歩いて必要な場所へ行ける街から広げません
  • 東大の短い語数では、一文に一つの役割だけを持たせます
  • 例の登場人物と動作が理由を本当に支えるか確かめます
  • 最後は「徒歩で店や診療所へ行けること」へ戻り、新しい理由を追加しません
  • 指定語数を実測し、上限と下限の両方を満たすまで調整します
発想の切り替え

結論はここまでの内容を閉じる場所です。徒歩で店や診療所へ行けることという方向を別の平易な表現で言い直します。反対側の新しい議論を始めず、語数の上限も最後に確認します。

訳例
標準

When we know what is nearby and how to get there safely, daily life becomes easier for everyone.

別解

If people can find what they need close to home and know what route is safe, they can live more freely and meet their neighbors more often.

この文でやりやすい誤り

歩いて必要な場所へ行ける街:結論で新しい話題を始める

減点 小〜中
Therefore, I would now like to discuss the price of houses instead of walking access.
Therefore, easy walking access remains the most important condition.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。本文で支えていない話を最後に出し、論理の流れを切っています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

この文の言いかえ
人が気づくこと
what people may noticeこの問題の「歩いて必要な場所へ行ける街」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
what we may miss少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
an unexplained thing people notice話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
結論の導入
Therefore,この問題の「歩いて必要な場所へ行ける街」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
Thus,少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
Speaking of another matter,話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
立場の再確認
For these reasons, I believe ...この問題の「歩いて必要な場所へ行ける街」を平易な語で具体化できるおすすめの形です。節の中は主語+動詞の順にしてください。
This is why I still think ...少し説明的ですが、難しい一語を使わず同じ内容を保てます。前後の語数に合わせて選んでください。
an unrelated final opinion話題がずれるか、意味が抽象的なままなので、この答案では使わないでください。
3

模範解答

標準解

まずここを目標にhow節 ×2 / what節 ×169語

For me, the most important condition for a comfortable city is that people can walk to the places they need. This decides how easily they can buy food, visit a doctor, and meet friends. For example, an older person can reach a clinic and a child can walk to a library. When we know what is nearby and how to get there safely, daily life becomes easier for everyone.

全69語で、60~80語の英語の条件を満たします。徒歩で店や診療所へ行けることと最初に決め、「an older person can reach a clinic and a child can walk to a library」で支えました。how節2個、what節1個を実測しています。主張から結論まで歩いて必要な場所へ行ける街という中心は変えていません。まずはこの四段構成を目標にしてください。

説明を足した解

書けなかったときの逃げ道how節 ×1 / what節 ×266語

I would choose easy access to daily services as the most important condition. A good city shows residents how they can reach shops, schools, parks, and hospitals on foot. This matters because children and older people may not drive. If people can find what they need close to home and know what route is safe, they can live more freely and meet their neighbors more often.

全66語で、60~80語の英語の条件を満たします。how節1個、what節2個です。標準解とは異なる順序で、誰が何をするかを平易な動詞で説明しました。うまい一語が出なくても、動作と結果を順に書けば十分です。

4

答案全体で気をつけること

減点されやすい書き方を指さす Boost のキャラクター Boo

歩いて必要な場所へ行ける街:途中で反対の立場へ変わる

減点 中
Walking access matters most, but in conclusion faster trains are the only important condition.
For these reasons, I still support the view stated at the beginning.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。冒頭と結論が逆方向になり、答案全体の立場がぶれています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

歩いて必要な場所へ行ける街:条件を読み落として短く終える

減点 小〜中
A good city has shops. People walk. This is nice for everyone.
I believe walking access matters most because it lets an older person reach a clinic and a child walk to a library.

この誤答では「歩いて必要な場所へ行ける街」について狙った欠陥が実際に現れています。指定された範囲へ届かず、理由と具体例も不足しています。ほかの文法ミスを混ぜず、この一点だけを直してください。

6

他の問題にも使える形

学習のコツを紹介する Boost のキャラクター Boo
I believe / For me, + 主張最重要

冒頭で立場を固定する

東大の短い答案では「冒頭で立場を固定する」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では歩いて必要な場所へ行ける街とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

I believe being able to walk to shops and clinics.
I believe daily exercise helps students learn.
show + 人 + how S V最重要

変化の仕組みを示す

東大の短い答案では「変化の仕組みを示す」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では歩いて必要な場所へ行ける街とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

This shows us how a city where people can walk to daily services affects a choice.
A map shows us how we can reach the station.
show + 人 + what S V最重要

内容を名詞節に開く

東大の短い答案では「内容を名詞節に開く」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では歩いて必要な場所へ行ける街とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

The example shows us what people may notice.
Experience teaches us what to check next time.
For example, + 一場面よく使う

理由を具体化する

東大の短い答案では「理由を具体化する」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では歩いて必要な場所へ行ける街とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

For example, an older person can reach a clinic and a child can walk to a library.
For example, a worker can share a task with a partner.
This matters because S Vよく使う

主張と理由を結ぶ

東大の短い答案では「主張と理由を結ぶ」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では歩いて必要な場所へ行ける街とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

This matters because it supports being able to walk to shops and clinics.
This matters because small choices affect everyone.
主張→理由→例→再主張よく使う

指定語数を四役に配る

東大の短い答案では「指定語数を四役に配る」という役割を決めると、語数を中身へ使えます。この問題では歩いて必要な場所へ行ける街とのつながりを一文ずつ確認してください。難しい表現を狙わず、主語と動作が見える形にします。

徒歩で店や診療所へ行けること→how/what節→具体例→同じ結論
読書を勧める→理由→図書館の例→価値を再確認
7

この問題の語彙

表現意味ひとこと
claim主張理由と例が最後まで支える中心です。 この問題では歩いて必要な場所へ行ける街の説明に合わせて使います。
reason理由reason why S V または reason for 名詞で使います。 この問題では歩いて必要な場所へ行ける街の説明に合わせて使います。
example具体例for example の後は直前の理由を見える一場面にします。 この問題では歩いて必要な場所へ行ける街の説明に合わせて使います。
notice気づく目や耳で気づく場面に合う動詞です。 この問題では歩いて必要な場所へ行ける街の説明に合わせて使います。
suggest示す、提案する文脈で「ほのめかす」と「提案する」を分けます。 この問題では歩いて必要な場所へ行ける街の説明に合わせて使います。
support支えるsupport the idea のように目的語を直接置きます。 この問題では歩いて必要な場所へ行ける街の説明に合わせて使います。
thereforeしたがって既出の理由から結論へ進むときだけ使います。 この問題では歩いて必要な場所へ行ける街の説明に合わせて使います。
remainそのままであるremain important のように補語を続けます。 この問題では歩いて必要な場所へ行ける街の説明に合わせて使います。
8

出題の傾向

東京大学の2(A)は、2019年の新しい祝日、2020年の言葉と人の関係、2021年の暮らしやすい街、2022年の芸術の役割と、身近な問いから一つの基準を選ばせます。2021年は「最も重要」があるため条件を一つに絞ることが特に重要です。2023年の移動予測や2024年の発明二択と同じく、60〜80語で理由と一場面を結び、最後まで選択を変えない力が問われます。

学習の成果を喜ぶ Boost のキャラクター Boo

この問題を解いて添削してもらう

解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。

アプリでこの問題を解く iOS · Android · Web で使えます
アプリで解く
質問文をコピーしました