初めて会う相手がどんな人か分からず、重苦しい空気の中で緊張と不安を覚えるものの、互いに笑顔を交わせば意思が通じた気持ちになり、会話への安心が生まれるという心の流れです。「どんな人か」を what kind of person ...、「重苦しい雰囲気」を the air between us feels heavy と節や文に開きます。最後は実際に意思疎通が完了したとは断定せず、begin to feel that ...、can imagine how easily ... と「ような気」「そうに思う」の主観性を残すことが重要です。答案の後半に prove、fully、certainly が入っていたら、原文より確実にしすぎていないか立ち止まってください。小さな笑顔が不安を和らげる心理を述べるのであって、相手の考えを完全に読み取る話ではありません。また laugh at each other は互いを笑いものにする意味にもなるため、ここでは必ず smile の方向で考えます。
初対面の時には相手が一体どんな人か分からない。何となく重苦しい雰囲気で、緊張しているし、多少とも不安である。そんな時、お互いにニコッと笑い合えたら、それで意思が通じ合えたような気になり、安心して話せそうに思えてくる。
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アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます初対面の時には相手が一体どんな人か分からない。
When we meet someone for the first time を条件にし、we do not know what kind of person they are を主節にします。what kind of person の後ろは疑問文の are they ではなく、間接疑問の they are です。someone を単数の they で受けると性別を勝手に決めずに済みます。原文の「一体」は未知の大きさを示しますが、難しい強調句を足さなくても do not know の内容で十分に伝わります。
When we meet someone for the first time, we do not know what kind of person they are or how they may feel about us.
At a first meeting, it is hard to tell what the other person is like and what they may be thinking.
first face という言い方はなく、顔を初めて見る物理的な場面にも聞こえます。
opponent は試合や議論で争う相手です。初対面の人一般には the other person / someone を使います。
know の目的語になる間接疑問では、主語+動詞の they are の語順です。
何となく重苦しい雰囲気で、緊張しているし、多少とも不安である。
The air between us somehow feels heavy とまず場の状態を述べ、and we are tense and at least a little worried と人の状態を続けます。日本語では雰囲気、緊張、不安が読点で並びますが、英語では何が heavy で誰が tense なのかを主語で分ける必要があります。somehow は原因を特定できない「何となく」、at least a little は量を抑えた「多少とも」に対応します。
The air between us somehow feels heavy, and we are tense and at least a little worried.
There is a rather uncomfortable silence between us, so we feel nervous and cannot completely free ourselves from worry.
人が雰囲気を所有するとは通常言いません。二人の間の空気が重く感じられる、とします。
exciting は他人をわくわくさせる側です。また原文は期待より緊張を述べています。
原文は「多少とも」で、小さくても不安があるという程度です。very は強めすぎます。
そんな時、お互いにニコッと笑い合えたら、それで意思が通じ合えたような気になり、安心して話せそうに思えてくる。
At such a time, if we can smile at each other と条件を置きます。結果は二段階で、we begin to feel that we know what is in each other's mind、and we begin to think that we may be able to talk easily after that です。feel that を入れることで、本当に意思疎通が済んだとは言い切りません。may be able to も、会話が確実に成功するのではなく「話せそう」という見込みを表します。
At such a time, if we can smile at each other, we begin to feel that we know what is in each other's mind, and we begin to think that we may be able to talk easily after that.
If we exchange a smile then, that alone can make us feel as if we know what is in each other's mind, and we may soon feel safe enough to start talking.
laugh at 人 は人を笑いものにする意味になりやすく、親しみの笑顔とは反対です。
smile は相手を直接目的語に取らず、smile at each other とします。
原文は「通じ合えたような気」で、理解が証明されたとは述べません。proves と fully は強すぎます。
ここでいう意思は強い意志ではなく、相手の思いや伝えたい内容です。will では意味がずれます。
原文は「話せそうに思えてくる」であり、実際に不安なく話せると保証していません。without any も強すぎます。
When we meet someone for the first time, we do not know what kind of person they are or how they may feel about us. The air between us somehow feels heavy, and we are tense and at least a little worried. At such a time, if we can smile at each other, we begin to feel that we know what is in each other's mind, and we begin to think that we may be able to talk easily after that.
what kind of person they are と how they may feel で、初対面の未知を二つの節に開きました。最後も what is in each other's mind とし、「意思」を抽象名詞のまま置いていません。特に begin to feel と may be able to が重要です。笑顔だけで理解が成立したと断定せず、分かり合えたように感じ、会話できそうだと思うという原文の心理的な距離を保っています。someone を受ける they は単数用法で、動詞は they are とします。
At a first meeting, it is hard to tell what the other person is like or what they think of us. We do not yet know how to act with them, so the silence feels heavy, and we are nervous and somewhat afraid. If we exchange a small smile, however, we may feel as if we already know what is in each other's mind. We then begin to see how we can talk without so much fear.
atmosphere や communicate が出ない場合を想定し、the silence feels heavy、know what is in each other's mind、talk without so much fear と具体的にしました。somewhat afraid で不安の小ささを残し、may feel as if で事実ではなく感覚だと示しています。笑顔を交わす前後で、重い沈黙から会話への見通しへ心が変化する流れを一文ずつ見える形にした答案です。

初対面を出来事で表す
first meeting という名詞に頼らず、誰かに初めて会うと動詞で書けます。meet の前に with は要りません。
どんな人かを尋ねる間接疑問
know、wonder、tell の目的語になります。後ろは疑問文ではなく主語+動詞の語順です。
二人の間の雰囲気を表す
atmosphere という名詞を修飾し続けず、空気がどう感じられるかを一文にできます。
互いに笑顔を向ける
laugh at each other と違い、相手を笑いものにしません。smile の相手には at が必要です。
事実ではない感覚を残す
「〜したような気」を断定せず表します。現実との距離を強くするなら過去形も使えます。
相手の意思を内容へ開く
will や intention の名詞を避け、相手が伝えたいことを what 節で直接示せます。
できそうだという可能性
can より一段控えめに、能力や状況が整う可能性を表します。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| for the first time | 初めて | the first time は接続詞的にも使えますが、meet の後ろなら for を使います |
| the other person | 相手 | opponent は競争相手なので、対面する人一般には使いません |
| somehow | 何となく | 理由を特定せず、どういうわけかと感じるときに使います |
| tense | 緊張した | 文法の時制という名詞の意味もありますが、be tense なら緊張状態です |
| worried | 不安な | be worried about ... なら不安の対象を後ろに置けます |
| smile at | 〜にほほえむ | 相手を直接目的語にせず at を置きます |
| each other | お互い | 二人以上が互いに行う動作を表し、前置詞は動詞に応じて前に置きます |
| as if | まるで〜のように | 事実とは限らない感覚や見え方を表せます |
| safe enough to | 安心して〜できるほど | 形容詞 + enough + to不定詞の語順です |
京大は1993年後期の休刊日の気分、1997年前期の旅人の心の到着のように、日常の小さな場面にある微妙な心の動きを訳させます。feel、seem、begin to feel、may be able to などを使い、事実と本人の感覚を分けることが得点につながります。本問では「分からない→重く感じる→笑顔を交わす→通じた気になる→話せそうになる」という五段階があります。英文を読み返すときは、この順番が保たれ、笑顔の前に安心していたり、笑顔の直後に完全な理解を断定したりしていないか確認してください。心の変化を表す begin to / come to は、こうした随筆で特に役立ちます。さらに「何となく」「多少とも」「ような」「そうに」という弱める表現が一つの短い文章に四つあります。somehow、at least a little、feel that、may be able to を対応させると、原文の慎重な語り口が残ります。難しい心理語より、この確信度の調整を優先してください。
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