パリ留学が決まった娘のため、父が船を手配し、古い案内書を開いて毎晩寄港地を説明する場面です。父が説明したことと、その父を娘が「もういいよ」とあしらったことの主語を取り違えないのが第一の山場です。長い一文はwhen節のあと、was delighted、asked a friend、brought out、explainedと父の行動を時間順に並べます。最後はalthoughやeven thoughを使い、娘の冷たい言葉にもかかわらず父が続けたという関係を明確にします。留学が決まったことはit was decided that、父が知人に頼んだことはask a friend to V、毎晩の習慣はwould Vでそれぞれ処理します。「寄港地」が出なければplaces where the ship would stopと節に開いて大丈夫です。父は単に場所の名前を列挙したのではなく、古い旅行案内書を見ながら各地がどんな所かを説明したので、what each place was likeを使えます。末尾の「〜ながら」は同時進行ではなく、娘に冷たくあしらわれたのに父が続けたという譲歩です。whileだけでつなぐよりeven thoughの方が場面の温度差が伝わります。
私がはじめてパリに留学することになったとき、父は大よろこびで、さっそく知人にたのんで船の手配をしてくれ、古い旅行案内書をとりだしてきては、毎晩のように寄港地の説明をした。もういいよ、パパが行くんじゃないんでしょう、と冷たく私にあしらわれながら。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。書き始める前に、留学する娘、喜ぶ父、手配する知人、説明する父、冷たく答える娘と主語を並べてください。次に、父の四つの動作を時系列に置き、最後の発言をeven thoughでつなぎます。添削では、ask a friend to Vの役割、過去の習慣を示すwould、what each place was likeの語順、娘の発言者が逆になっていないかを確認できます。「寄港地」が出なくても説明に開いた答案で十分です。さらに、父の喜びをhow節、船旅の方法をhow節、各地の様子をwhat節にして、同じ名詞を重ねず場面を具体化してみてください。直接話法ではThat's enoughが「もう十分聞いた」という意味になっているか、the one who is goingが旅行者の対比を示しているかも確認します。最後に全文の過去時制を見直し、娘の回想として統一できれば完成です。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます私がはじめてパリに留学することになったとき、父は大よろこびで、さっそく知人にたのんで船の手配をしてくれ、古い旅行案内書をとりだしてきては、毎晩のように寄港地の説明をした。
父の行動を一つの長い名詞句にせず、動詞を順に並べます。船そのものではなく船旅の手配なのでarrange my trip by shipと説明し、寄港地はthe places where the ship would stopとwhere節へ開けば難語を避けられます。
When it was decided that I would study in Paris for the first time, my father was delighted. He immediately asked a friend to arrange my trip by ship, and almost every night he would bring out an old travel guide and explain what each place where the ship would stop was like.
When I first got the chance to study in Paris, my father was very happy. He soon had a friend make the ship arrangements for me, and night after night he opened an old guidebook and told me about the towns we would visit on the way.
study abroadは副詞表現なので都市を直接置けません。study in Parisとします。
funnyはおかしいという意味です。喜んだならhappyやdelightedを使います。
ask to Vでは父自身が依頼されたように読めます。知人を目的語に置きます。
arrange objectsは物を並べる意味です。ここは旅行の手配だと示します。
本はguidebookまたはtravel guideです。manを足すと人になります。
one nightでは一晩だけになり、毎晩のように繰り返した内容が落ちます。
原文で案内書を出して説明したのは父です。主語を変えると場面が逆になります。
abroadは副詞で、留学という出来事を表す名詞にはできません。study in Parisを動詞として置き、初めてはその行動にかけます。
もういいよ、パパが行くんじゃないんでしょう、と冷たく私にあしらわれながら。
日本語では主語が省かれていますが、「私」が父に言い、父が冷たくあしらわれています。受け身を直訳するより、although I would say to him coldlyと娘を主語にすれば、会話の向きが明確です。
He did this even though I would say to him coldly, ‘That's enough, Dad. You are not the one who is going, are you?’
He kept on explaining, although I brushed him off by saying, ‘Enough, Dad. It is not you who will be making the trip.’
not enoughは足りないという正反対の意味です。もう聞かなくてよいならThat's enoughです。
nowを入れると今は行かないだけに聞こえます。今回の旅行者は父ではないと示します。
answeredを修飾するには副詞coldlyが必要です。
冷たく「もういい」と言ったのは娘で、父はその言葉を受けた側です。主語を父にすると、家族のやり取りが逆になります。
When it was decided that I would study in Paris for the first time, I saw how delighted my father was. He immediately asked a friend to arrange my trip by ship, and almost every night he would bring out an old travel guide and explain what each place where the ship would stop was like and what I might see there. He did this even though I would say to him coldly, ‘That's enough, Dad. You are not the one who is going, are you?’
父の行動をwas delighted、asked、would bring out、explainの順に置きました。冒頭のhow delighted my father wasで、娘が父の喜びを目の前で見たことを示します。what each place was likeとwhat we might see thereで、父が案内書から寄港地の様子や見どころまで語った場面を開きました。船の手配は父自身が行ったのではなく、知人に頼んだのでask a friend to arrangeと役割を分けています。almost every nightとwould bring outの組み合わせは、一度だけでなく何度も案内書を開いた熱心さを伝えます。最後はwho is goingで父ではなく娘が行くという対比を明示しました。娘の冷たい発言があっても父は説明したのでeven thoughを使っています。how節1個、what節2個です。
When I first learned that I could go to Paris to study, I saw how happy the news made my father. He asked someone he knew to find out how I could travel there by ship. Then, nearly every evening, he took out an old guidebook and told me what I would see at each stop. He continued even when I answered coldly, ‘Dad, that is enough. You know that I am the one who is going, not you.’
こちらはarrangeやport of callを避け、find out how I could travel、what I would see at each stopと説明に開きました。父の喜び、旅の方法、寄港地で見るものが順に見えるため、長くても読み手は迷いません。娘の言葉もI am the one who is goingと主語をはっきりさせています。

予定が決まった背景を置く
自分の意思だけでなく、機会や予定が決定したことを表せます。
人に行動を頼む
頼んだ人と実際に行動する人を分けられます。
過去の繰り返しを描く
昔よくしていた行動を、思い出の場面として表します。
場所の様子を説明する
appearanceのような名詞を使わず、どんな所かをwhat節にできます。
場所の中身を節で示す
難しい場所名が出なくても、そこで何が起こるかで説明できます。
反対の事情にもかかわらず続ける
期待と逆の反応があっても行動が続いたことを一文で示せます。
手配した人と実行した人を分ける
本人が直接行わず、別の人に頼んで実現した出来事に使います。haveは動詞の原形、askは人の後ろにto不定詞を置く違いに注意してください。
行動する人を強く対比する
誰が実際の当事者かを一文で明確にします。会話文で主語が省かれた日本語を英語へ直すとき、人物関係を保つ助けになります。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| study in | 〜で学ぶ | 都市や学校の前にinを置きます |
| delighted | 大喜びした | 人を主語にしてbe delightedとします |
| arrange | 手配する | 何を手配するか目的語を置きます |
| by ship | 船で | 交通手段には原則として冠詞を置きません |
| guidebook | 旅行案内書 | 人のguideと区別できます |
| stop | 立ち寄る場所 | 名詞なら寄港地を平易に表せます |
| night after night | 来る夜も来る夜も | 繰り返しを強く感じさせます |
| coldly | 冷たく | 動詞を修飾する副詞です |
| the one who | 〜する人 | 人を対比するときに便利です |
京大の和文英訳では1994年や1996年にも、家族や日常の場面を長い一文で語る問題があります。単語の難しさより、誰が頼み、誰が説明し、誰が冷たく応じたかという役割を英語の主語で固定することが重要です。この年は父の喜びと娘の照れを対照的に描けるかが中心です。最初に、留学するのは娘、喜ぶのは父、船を実際に手配するのは父の知人、寄港地を説明するのは父、冷たく答えるのは娘、と五つの役割を確認してください。ここを一つでも逆にすると、英文が文法的でも場面は別物になります。「してくれ」は娘にとってありがたい行動ですが、英語で特別な受益表現を無理に足さず、for meを船旅の手配に添えれば十分です。毎晩のように案内書を出した習慣はwould bring outで表せます。末尾の日本語は断片ですが、英文でも断片にする必要はありません。He continued even though I said ...と前文へ戻し、娘にあしらわれても父が説明を続けたという譲歩を完成させます。父の熱意を笑う文章ではなく、喜びが少し先走った温かな家族の場面なので、coldlyは娘の言葉にだけかけてください。さらに、寄港地という語が出なくてもplaces where the ship would stopと説明すれば減点を避けられます。古い案内書から場所の様子を語る父の姿まで描くと、娘の「行くのはパパじゃない」という言葉が自然につながります。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。書き始める前に、留学する娘、喜ぶ父、手配する知人、説明する父、冷たく答える娘と主語を並べてください。次に、父の四つの動作を時系列に置き、最後の発言をeven thoughでつなぎます。添削では、ask a friend to Vの役割、過去の習慣を示すwould、what each place was likeの語順、娘の発言者が逆になっていないかを確認できます。「寄港地」が出なくても説明に開いた答案で十分です。さらに、父の喜びをhow節、船旅の方法をhow節、各地の様子をwhat節にして、同じ名詞を重ねず場面を具体化してみてください。直接話法ではThat's enoughが「もう十分聞いた」という意味になっているか、the one who is goingが旅行者の対比を示しているかも確認します。最後に全文の過去時制を見直し、娘の回想として統一できれば完成です。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く iOS · Android · Web で使えます問題文と模範解答をまとめた質問文を用意しました。いつも使っている AI を選ぶと、質問文がコピーされた状態でそのサービスが開きます。
添削そのものは Boost アプリのほうが得意です。AI には「なぜこの訳になるの?」のような、解説の追加質問を投げるのがおすすめです。