「コンピュータは間違えない」という言葉をそのまま肯定するのではなく、誤りの原因は扱う人間にあると読み替える文章です。「要するに」を what it really means is that ... と開き、人間の相手が how you meant to do it を推察できるという内容を落とさず訳します。最後は命令形の強さを保ちつつ、「肝に銘じる」を難しい熟語にせず remember this well と書くのが安全です。コンピュータと人間の対比を but だけに任せず、何ができて何ができないかまで節で示すことが得点につながります。決まり文句の computers は一般論の複数形、対話相手として想定する a computer は単数形として使い分けます。第2文の引用は逐語訳せず、「どこで間違えたか」と「何をするつもりだったか」の二点に分けると、推察の中身が明確です。最後の doubt yourself は人格を疑えという意味ではなく、自分の入力や操作に誤りがなかったか確認せよという忠告です。説明を足した解では check what we ourselves did として、この実際の意味まで見えるようにしました。初心者だけを特に名指す in particular の位置にも注意し、利用者全員への原則と初心者への強い勧めを分けて読みます。
「コンピュータは間違えません。」という決まり文句があるが,それは要するに扱う人間が間違えることが多いということだ。相手が人間の場合,「あ,ここはこうするつもりだが間違えたんだな。」と推察してくれるかもしれないが,コンピュータはなかなかそうはいかない。コンピュータを疑う前にまず自分を疑え,特に初心者はこれを肝に銘じておいたほうがいいだろう。
この問題では、引用をそのまま移すより「人間は何を理解できるのか」を節に開くことが大切です。外側の決まり文句、本当の意味、人間なら推察できる内容、最後の忠告を四段に分けてください。what we meant to do と how we made a mistake が両方あり、a computer cannot easily do so の so が understand を受けているかも確認します。解説を見ずに what と how の内容をもう一度書き分け、命令文まで通してみてください。Boost アプリでは、対比の訳抜けや動詞の形も答案ごとに確認できます。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます「コンピュータは間違えません。」という決まり文句があるが,それは要するに扱う人間が間違えることが多いということだ。
表面の言葉と本当の意味を対比する文です。that means だけでも通じますが、what it really means is that とすれば「要するに」の読み替えがはっきりします。「扱う」を handle 一語にせず、who use them と書けば高校範囲の語だけで正確に伝えられます。
There is a common saying, “Computers never make mistakes,” but what it really means is that the people who use them often make mistakes.
People often say that computers do not make mistakes, but what this shows is how often their users make mistakes.
数えられる computer を単数で使うなら a が必要です。一般論なので複数形にすると最も自然です。
fixed word は「固定された一語」のように聞こえ、広く言われる表現という意味になりません。
that の後ろは疑問文ではなく、説明内容を置く節です。do users ... と倒置せず、users often make ... の平叙文語順にします。
handled では過去の動詞が二つ並び、people を説明できません。関係代名詞 who が必要です。
相手が人間の場合,「あ,ここはこうするつもりだが間違えたんだな。」と推察してくれるかもしれないが,コンピュータはなかなかそうはいかない。
引用を逐語訳すると不自然な独り言になります。人間が理解するのは「どこで間違え、何をするつもりだったか」ですから、how we made a mistake and what we meant to do と二つの節に開きます。do so は直前の understand を受け、コンピュータがまったく不可能だとは断定せず easily を残します。
When we are dealing with another person, they may understand how we made a mistake and what we meant to do, but a computer cannot easily do so.
A human may guess what we wanted to do and see where we went wrong, while it is hard for a computer to understand what we intended.
opponent は試合や争いの相手です。ここはやり取りをする相手なので another person とします。
mean はこの形で名詞を直接取れません。「〜するつもり」は mean to do です。
also によって人間と同じく理解できる文になり、原文の対比が逆転しています。
コンピュータを疑う前にまず自分を疑え,特に初心者はこれを肝に銘じておいたほうがいいだろう。
忠告の中心は「機械より先に自分の入力や操作を疑う」という順序です。Before A, B の形を使えば順序を落としません。後半は beginners should ... と対象を明示し、would be better のように長くせず should keep this in mind と穏やかな忠告にします。
Before you doubt the computer, first doubt yourself. Beginners, in particular, should remember what this advice means and how important it is.
Ask yourself what you may have done wrong before you think the computer is at fault. Those who are new to computers should always keep this advice in mind.
doubt はここでは他動詞なので about を付けず、対象を直接置きます。
first と before が重なり、英語のつながりが壊れています。first は主節の動作に付けます。
物理的に心を彫るような不自然な比喩です。覚えておくという意味を普通の動詞で表します。
There is a common saying, “Computers never make mistakes,” but what it really means is that the people who use them often make mistakes. When we are dealing with another person, they may understand how we made a mistake and what we meant to do, but a computer cannot easily do so. Before you doubt the computer, first ask yourself what you may have done wrong. Beginners, in particular, should remember how important this advice is.
表面の決まり文句を what it really means で読み替え、人間が補える内容を how we made a mistake と what we meant to do に開きました。最後も what you may have done wrong として、ただ「自分を疑う」より具体的にしています。what 3回、how 2回を使っていますが、語はすべて基本的です。computer は一般論では複数、個々の相手としては a computer と使い分けています。
People often say that computers do not make mistakes. What this saying really tells us, however, is how often users make mistakes. A human may guess what we wanted to do and see where we went wrong, while a computer has trouble understanding our intention. So, before blaming a computer, we should check what we ourselves did. People who have just started using computers should keep in mind how useful this rule is.
長い引用を避け、決まり文句・説明・対比・忠告を短文で順に並べた版です。intention が出なければ what we wanted to do のままで構いません。「なかなかそうはいかない」は has trouble understanding と説明しています。命令形を we should に変えても忠告の内容は保てますので、本番で引用の処理に迷ったときの安全な逃げ道です。

言葉の本当の意味を説明する
表面の表現を受け、その中身を that節で言い直せます。ことわざや発言を説明する問題で特に使いやすい形です。
人を行動で説明する
日本語の「〜する人」を一語で探さず、who節に開けます。専門的な職業名が出ないときにも安全です。
過程と意図を二つの節で示す
相手が何を理解するのかを、方法・様子の how と内容の what に分けて具体化できます。
容易にできないと説明する
cannot で完全に否定せず、難しさがあるという程度を表せます。後ろは動名詞です。
行動の順序を忠告する
先に避ける行動を置き、その後にすべきことを命令形で示します。助言文を短く強くまとめられます。
大切な点を覚えておく
日本語の強い比喩を直訳せず、忘れないでほしい内容を自然に示せます。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| saying | 決まり文句、ことわざ | say は動詞ですが saying は名詞です。common saying の形で使います |
| mean | 意味する、〜するつもりである | mean that ... と mean to do の二つの形を区別してください |
| user | 利用者 | use に人を表す -er が付いた語です。一般論なら複数形 users にします |
| deal with | 〜を相手にする、扱う | この文では人とやり取りする意味です。後ろに相手を置きます |
| guess | 推察する | 確実に知るのではなく、状況から判断するときに使います |
| intention | 意図 | 難しければ what we meant to do と節に開いて書けます |
| doubt | 〜を疑う | 他動詞なので doubt about the computer とはしません |
| beginner | 初心者 | beginner at ... / people who have just started と言い換えられます |
1999年後期(2)の携帯電話、2000年後期(1)のテレビゲームと同じく、この時期の京大は新しい機器が日常や人の行動をどう変えるかを題材にしています。この問題では技術用語ではなく、決まり文句の本当の意味と、人間同士なら補える意図を英語で説明する力が問われています。
この問題では、引用をそのまま移すより「人間は何を理解できるのか」を節に開くことが大切です。外側の決まり文句、本当の意味、人間なら推察できる内容、最後の忠告を四段に分けてください。what we meant to do と how we made a mistake が両方あり、a computer cannot easily do so の so が understand を受けているかも確認します。解説を見ずに what と how の内容をもう一度書き分け、命令文まで通してみてください。Boost アプリでは、対比の訳抜けや動詞の形も答案ごとに確認できます。
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添削そのものは Boost アプリのほうが得意です。AI には「なぜこの訳になるの?」のような、解説の追加質問を投げるのがおすすめです。