天気のよい日が少ないという観察から、家にこもりがちな生活を経て、演劇が発達した理由かもしれないという推測へ進む文章です。「数えるほどしかない」と「一日中快晴はまずない」の違い、bad weather の結果として室内にいる傾向、歴史的な因果を断定しない may be one reason を正確に置く必要があります。what the weather is like、how few sunny days there are、what people can do indoors と節に開くと、短い原文の論理が見えやすくなります。
冬のロンドンでは天気のよい日は数えるほどしかない。それも一日中快晴という日はまずないといってよいぐらいである。従ってどうしても家の中にこもりがちになる。イギリスで芝居が発達したのは、あるいはそんな所にも理由があるのかもしれない。ともかくロンドンの冬の夜長を過ごすには、芝居が最適である。(太田朗「私のグランド・ツアー」より)
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。晴天の少なさ、一日中晴れる日の少なさ、室内生活という三つを区別し、その結果が演劇の発達に結びつく可能性を may で表してください。最後は歴史の説明から実際の冬の夜の楽しみへ話を戻します。断定の強さと接続語を見直してから、Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます冬のロンドンでは天気のよい日は数えるほどしかない。
There are only a few sunny days と存在構文にすれば、数の少なさを主役にできます。how few sunny days there are と節に開く別解も持っておくと便利です。weather を数えようとせず、数えられる day を中心に組み立てるのが発想の出発点です。「数えるほど」は実際に指で数える動作ではなく、晴天日が少ないという評価なので only a few だけで十分です。
There are only a few sunny days in London in winter, which shows how uncertain the weather is.
Anyone who spends a winter in London soon learns how few days of fine weather there are.
weather は通常不可算名詞で、数える対象にはできません。この形では複数の「天気」を数えることになり、原文の、冬の期間中に晴れた日が何日あるかという基準が表せません。days of good weather と数える単位を補います。
can count は日数を数える能力があるというだけで、晴天日が少ないとは限りません。百日あっても数えることはできるため、冬のロンドンでは晴れた日がごく少ないという中心の量が伝わりません。
それも一日中快晴という日はまずないといってよいぐらいである。
A day that stays clear from morning to night is very rare と結果まで説明できます。標準解では簡潔な it is hardly ever sunny all day を使います。第1文は晴れた日の総数、第2文はその少ない日でさえ朝から夜まで晴れ続けないという追加です。What is more を置き、all day を sunny にかければ、同じ少なさの繰り返しではなく条件の絞り込みだと伝わります。
What is more, it is hardly ever sunny all day.
In fact, a day that stays clear from morning to night is very rare.
every day は冬の各日、all day は一日の朝から夜までという意味です。この文では「毎日晴れることは少ない」だけになり、一度晴れた日でも終日快晴はほぼないという、原文のさらに厳しい条件が消えます。
but は前後が予想に反する関係だと示します。しかし原文は、晴天日が少ないうえ、その日も終日快晴ではないと悪条件を重ねています。逆接にすると、一日中晴れないことが前文に反する意外な事実のようになります。
従ってどうしても家の中にこもりがちになる。
must stay home では強制になります。天候のため自然にそうなりやすい、という傾向なので naturally tend to stay indoors が合います。「どうしても」も義務ではなく、外出しにくい天候から避けにくく生じる結果です。So を先に置き、前二文の天候が室内生活の理由になっていることを明示します。
So we naturally tend to stay indoors and think about what we can do there.
As a result, people often spend much of their time inside their homes.
indoors は「屋内で」という場所を含む副詞なので、前に in を置くと場所を示す要素が重複します。家の中にいる傾向は stay indoors だけで表せます。
must は規則や危険のため家にいなければならない義務を表します。原文は悪天候の結果、外へ出る気になりにくく自然に室内で過ごしがちになるという傾向なので、ロンドンに外出禁止の決まりがあるような意味に変えてはいけません。
イギリスで芝居が発達したのは、あるいはそんな所にも理由があるのかもしれない。
悪天候が唯一の原因だとは述べていません。This may be one reason why ... とすれば、複数ありうる理由の一つとして提示できます。「そんな所」は、長い時間を室内で過ごす生活全体を受けています。weather だけを直接原因にせず、what people did during those long hours inside のように間の行動を補うと、芝居が楽しまれ発達したという推測に無理がありません。
This may be one reason why the theater developed so strongly in Britain and why people learned how to enjoy long evenings indoors.
Perhaps what people did during those long hours inside helped drama grow in Britain.
文化が発達する develop は自動詞でよく、itself を目的語にすると演劇が意図的に自分自身を育てたような意味になります。人々の室内生活を背景に自然に発達したという原文には developed だけを使います。
原文は「あるいは」「かもしれない」と、室内生活も複数ある理由の一つかもしれないと推測しています。the reason とすると天候だけが演劇発達を生んだ唯一の原因になり、歴史についての控えめな思いつきを確定した説明へ変えてしまいます。
ともかくロンドンの冬の夜長を過ごすには、芝居が最適である。(太田朗「私のグランド・ツアー」より)
the best と唯一の最善を断定してもよい文脈ですが、one of the best ways to spend ... とすれば自然な評価になります。芝居を見るので seeing a play と動名詞を主語にします。「ともかく」は原因の推測を打ち切り、話者自身の冬の楽しみ方へ戻る合図です。In any case を文頭に置けば、演劇史の説明と実用的な結論を混ぜずに済みます。
In any case, seeing a play is one of the best ways to spend a long winter evening in London.
Whatever the reason, a play is just what we need to enjoy one of London's long winter nights.
spend はまず evening などの時間を目的語にし、その後に seeing a play という過ごし方を置きます。この文では時間がなく、「芝居を見ることを費やす」という不完全な意味になって夜長をどう過ごすかを表せません。
spend の主語は時間を過ごす人であり、芝居そのものではありません。この文では演目が冬の夜を過ごす意味になり、芝居を見ることが人にとって最適だという評価が表せません。
There are only a few sunny days in London in winter, which shows how uncertain the weather is. What is more, it is hardly ever sunny all day. So we naturally tend to stay indoors and think about what we can do there. This may be one reason why the theater developed so strongly in Britain and why people learned how to enjoy long evenings indoors. In any case, seeing a play is one of the best ways to spend a long winter evening in London.
晴天の少なさ、一日中晴れる日の少なさ、室内生活、演劇の発達、芝居のすすめという五段階を順に置きました。how uncertain、What is more、what we can do、how to enjoy の四つを使い、天候や室内での過ごし方を名詞に固めず説明しています。may be one reason によって、天候だけが演劇発達の唯一の原因だとは断定していません。
Anyone who spends a winter in London soon learns how few days of fine weather there are. Even on those days, we rarely know what it is like to have a clear sky from morning to night. Because of this, people often remain inside and look for ways to enjoy what can be a very long evening. Perhaps this helps explain how drama grew in Britain. Whatever its history may be, going to see a play is an excellent way to pass a long winter night in London.
only a few が出なければ how few days ... と数の少なさを節にできます。「一日中快晴」も from morning to night と時間を説明しました。演劇史との関係は helps explain how drama grew とし、可能性の域を越えません。最後は pass a long winter night という平易な言い方で、実際の過ごし方へ戻しています。

少数を存在構文で示す
「数えるほどしかない」を簡潔に表せます。
ほとんどない頻度
天候や状態がめったに成立しないことを示します。
〜しがちな傾向
義務や必然ではなく、よくそうなる傾向を表せます。
原因を断定せず提示する
複数の原因のうち一つかもしれない、という慎重な推論に使えます。
最適な方法の一つ
唯一の方法と強く断定せず、高い評価を自然に示します。
原因の議論から結論へ戻る
原因が確定していなくても、その不確かさを残したまま、確実に言える評価や行動へ話を進められます。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| sunny | 晴れた | weather を数えず、日を数えるときは a sunny day とします。sunny weather は不可算です |
| hardly ever | めったに〜ない | hardly ever 自体に「めったにない」という否定の意味があります。not を重ねると意味が反転するので避けます |
| indoors | 屋内で | 副詞なので in indoors とはしません |
| tend to | 〜しがちだ | 後ろは動詞の原形です。must のような義務ではなく傾向なので、家にこもりがちには tend to stay を使います |
| the theater | 演劇、劇場文化 | a theater は個別の劇場を指しやすい語です。the theater は文脈により演劇文化全体を表せます |
| develop | 発達する | 文化が発達するなら自動詞で developed とし、developed itself と再帰代名詞を足さないでください |
| spend | 時間を過ごす | 主語は時間を過ごす人です。spend + 時間 + doing の順にし、芝居を主語にして時間を過ごさせないでください |
| all day | 一日中 | every day は毎日です。朝から夜まで晴れが続く時間幅と混同しないでください |
| one reason why | 〜である理由の一つ | the reason とせず、天候以外の理由がありうる余地を残します |
| in any case | ともかく | 原因の推測を終え、冬の夜の過ごし方へ話を戻す合図です |
2005年前期は社会制度や健康管理を論理的に説明し、2006年後期の二問は天候と文化、インターネットと書物という因果を扱いました。京大は身近な観察から一段広い結論へ進む接続を重視します。この問題では therefore、may、after all の強さを使い分けることが鍵です。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。晴天の少なさ、一日中晴れる日の少なさ、室内生活という三つを区別し、その結果が演劇の発達に結びつく可能性を may で表してください。最後は歴史の説明から実際の冬の夜の楽しみへ話を戻します。断定の強さと接続語を見直してから、Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
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