犬やイルカを賢いと思う判断には客観的な基準がなく、実は人間の命令によく従う動物を賢いと見ているだけではないか、と問い直す文章です。最後には人間向けの客観テストも、出題者の指示に従うほど高得点になるのかもしれないと話を広げます。「賢さ」をintelligence一語で繰り返さず、how intelligent an animal isやwhat it can doと節に開き、not because、the more ... the more ...、may simply beという論理を保つことが大切です。第一文の否定は犬やイルカの賢さそのものではなく、判断が客観的な基準に基づくという部分へかかります。第二文は命令に従う程度と賢く見える程度の比例なので、the比較級を一対にします。ただしappearやseemを置き、見かけと実際を同一にしません。第三文ではso-calledによって「客観的」という呼び名に距離を置きます。人間のテストも指示に従う力を評価している可能性がある、と動物の話へ響き合わせるのが段落の要点です。test makerの指示はwhat the test maker asks、従い方の程度はhow well a person followsと開けば、難しい試験用語なしで論理を再現できます。断定を避けるmayも最後まで残してください。
私たちは漠然と犬やイルカを賢いと思っているが,動物の賢さを測る客観的な基準に基づいてそう判断しているわけではない。そういった動物の場合,人間の命令によく従うほど,頭が良いように見えるだけではないだろうか。人間の場合には種々のいわゆる客観テストなるものがあるが,それも結局,出題者の指示によく従うことが高得点に結びついているのかもしれない。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。答案の余白に「印象」「基準なし」「従うほど賢く見える」「人間の試験も同じかもしれない」と四段階を書いてから英語にしてください。添削では、否定が動物の賢さそのものへかかっていないか、the比較級が対応しているか、appearで見かけに限定できたか、so-calledとmayで筆者の距離を残せたかを確認できます。最後のwhat節とhow節が、出題者の指示と従い方を具体的に説明しているかも見直します。難しいintelligence関連の語を増やすより、この論理が読める答案を目指してください。動物の文と人間の文でobeyとfollowを使い分けても、どちらも指示どおりに行動するという共通点が見えるようにします。客観テストを完全に否定するのではなく、得点が何に左右されるのかという問いへとどめてください。最後にPerhaps、may、appearの三つを確認すれば、原文の慎重な調子を保ちやすくなります。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます私たちは漠然と犬やイルカを賢いと思っているが,動物の賢さを測る客観的な基準に基づいてそう判断しているわけではない。
「漠然と」をvaguelyだけに任せず、we tend to thinkとすると確信の弱さが出ます。後半はdo not judge them on the basis ofと重くするより、we do not have clear standards for measuring how intelligent an animal isと説明します。
We tend to think, without much thought, that dogs and dolphins are intelligent, but we do not make that judgment by using clear and fair standards for measuring how intelligent an animal is.
We somehow regard dogs and dolphins as clever, though this view is not based on any clear rule that tells us how much an animal understands or what it can do.
動物一般は複数形にし、二主語なので動詞も複数にします。
dimlyは薄暗く見える意味に寄ります。深く考えずそう思うと説明します。
数えられる名詞なのでaまたは複数形が必要です。
smartnessは口語的で、この論理的な文ではhow intelligent it isが自然です。
原文は測定する人が公平だという話ではなく、賢さを測る客観的な基準があるかを問題にしています。修飾先を変えると論点がずれます。
そういった動物の場合,人間の命令によく従うほど,頭が良いように見えるだけではないだろうか。
「従う」と「賢く見える」が同じ割合で強まるので、the better they obey, the more intelligent they appearが最も見通しのよい形です。筆者は断定していないため、Perhapsを置いて問いかけの弱さを保ちます。
Perhaps, with such animals, the better they obey human commands, the more intelligent they simply appear to us.
May it not be that we decide how clever these animals are mainly by seeing how well they do what people tell them to do?
followとobeyは前置詞toを取りません。
従う程度が高いほど賢く見える関係が消えています。
筆者は本当に賢いとは断定せず、そう見えるだけかと疑っています。
人間の場合には種々のいわゆる客観テストなるものがあるが,それも結局,出題者の指示によく従うことが高得点に結びついているのかもしれない。
人間には試験があるという譲歩をalthoughで置き、その試験も同じ仕組みかもしれないとつなぎます。examinerのような語が出なくても、the person who made the testやwhat the test maker asksと説明できます。
Humans have various so-called objective tests, but even on these tests, getting a high score may in the end depend on how well a person follows what the test maker asks them to do.
There are many tests for people that are said to be objective. Yet a good result may still show little more than how carefully someone has followed the instructions given by the person who wrote the questions.
so-calledには名目上そう呼ばれるという距離があります。trulyでは皮肉が逆になります。
試験の得点はa high scoreです。pointは個々の点に使います。
誰か不明な複数人になります。問題を作った人と節で説明します。
この文で人間の試験を出す目的は、指示に従うほど高得点になる点が動物の評価と似ていると示すことです。学校の重要性へ移ると対比が切れます。
We tend to think, without much thought, that dogs and dolphins are intelligent, but we do not make that judgment by using clear and fair standards for measuring how intelligent an animal is. Perhaps, with such animals, the better they obey human commands, the more intelligent they simply appear to us. Humans have various so-called objective tests, but even on these tests, getting a high score may in the end depend on how well a person follows what the test maker asks them to do and how closely their answer matches what was requested.
最初のhow intelligent an animal isで「動物の賢さ」を測る対象として示しました。第二文はthe比較級で従順さと見かけの賢さを結び、最後はhow well、what the test maker asks、how closely、what was requestedで試験の仕組みを説明しています。断定を避けるPerhapsとmayも残しました。how節3個、what節2個です。
We often call dogs and dolphins smart, although we have no clear rule for deciding what animal intelligence really means or how it should be measured. It may be that we only notice how well such animals follow what humans tell them. The more obedient they are, the smarter they look. People have tests that are called objective, but a high score may also depend on how exactly a test taker does what the person who made the questions wants them to do.
こちらは賢さの意味と測り方をwhat、howに分け、第二文で命令の中身もwhat humans tell themと開きました。比例の一文を独立させたため、the比較級を長い文の中で崩す危険も減ります。最後も人が作った問いへの従い方という共通点へ戻っています。

測定対象を節で表す
抽象名詞を何をどの程度測るのかへ開けます。
判断の根拠を否定する
結論そのものではなく、その根拠がないことを明確にできます。
二つの程度の比例
一方が増すほど他方も増す関係を一文で示します。
事実と見かけを分ける
筆者が断定せず、そう見えるだけと疑う場面に使えます。
指示の中身を表す
instructionsという名詞が続くのを避け、実際の要求へ開きます。
最終的な要因を弱く推量する
断定を避けながら、結果を決める仕組みをhow節で述べられます。
本当の判断理由を対比する
表向きの理由を否定し、実際には別の基準で判断している可能性を示します。二つのbecause節を対応させると論点がぶれません。
実質はそれだけだと限定する
いわゆる客観テストへの距離を保ちながら、結果が示しているものを限定できます。やや難しく感じるならonlyで言い換えて構いません。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| dolphin | イルカ | 一般論では複数形にします |
| intelligent | 賢い | smartより客観的な知能の話に合います |
| standard | 基準 | 数えられる名詞です |
| measure | 測る | how節を目的語にできます |
| obey | 従う | 前置詞toは不要です |
| command | 命令 | orderより動作の指示に合います |
| appear | 〜のように見える | appear to beの形で使います |
| so-called | いわゆる | 本当にそうか疑う響きがあります |
| score | 得点 | get a high scoreとします |
京大の2009年や2011年の和文英訳にも、常識に見える考えを疑い、最後に別の対象へ広げる随筆があります。2010年は犬やイルカから人間の試験へ移る論理が明快なので、cleverなどの語彙競争ではなく、何を基準にどう判断するかを節で示す答案が強いです。段落の論理は、一般的な印象、基準への疑問、従順さと評価の比例、人間の試験への広がり、という四段階です。第一文のnotは犬やイルカが賢くないことを否定するのではなく、その判断が客観的な基準に基づいていないことへかかります。否定の範囲を誤ると筆者の主張が強くなりすぎます。第二文では、よく命令に従う個体ほど賢く見えるので、the better、the moreを対応させます。appearやseemを残し、本当に賢いと断定しないことも重要です。第三文のso-calledはテストを客観的だと無条件に認める語ではなく、その呼び名に距離を置きます。最後は高得点の原因をhow well a person follows what the test maker asksと開き、動物が人間の命令に従うこととの共通点を見せてください。筆者はテストが無意味だと結論していないので、mayやmightを使い「かもしれない」の範囲にとどめます。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。答案の余白に「印象」「基準なし」「従うほど賢く見える」「人間の試験も同じかもしれない」と四段階を書いてから英語にしてください。添削では、否定が動物の賢さそのものへかかっていないか、the比較級が対応しているか、appearで見かけに限定できたか、so-calledとmayで筆者の距離を残せたかを確認できます。最後のwhat節とhow節が、出題者の指示と従い方を具体的に説明しているかも見直します。難しいintelligence関連の語を増やすより、この論理が読める答案を目指してください。動物の文と人間の文でobeyとfollowを使い分けても、どちらも指示どおりに行動するという共通点が見えるようにします。客観テストを完全に否定するのではなく、得点が何に左右されるのかという問いへとどめてください。最後にPerhaps、may、appearの三つを確認すれば、原文の慎重な調子を保ちやすくなります。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
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