人工知能の普及が人間の想像力を豊かにするか、乏しくするかを一つ選び、80〜100語で論証する問題です。立場を選ぶだけでは足りず、冒頭の主張、理由、具体例、最後の再主張を短い一段落に収める必要があります。ここでは「豊かになる」を選び、AIが違う見方を示すこと、人がそれを比較して自分の案を作ることを軸にします。how節・what節を使えば、imagination という抽象語を繰り返さず、何が見え、何に気づくのかを具体的に書けます。
「人間の想像力は人工知能の普及によって豊かになる」あるいは「人間の想像力は人工知能の普及によって乏しくなる」のどちらかの主張を選択し,その主張を論証する英文を書きなさい。
語数は80語以上100語以内とすること。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
アプリでこの問題を解く 無料で1日2回まで添削できます選んだ立場を一文で示す
I believe the spread of artificial intelligence will make human imagination richer.
理由を二つのhow/what節で具体化する
AI can show us how other people might see a problem, and this can give us new starting points. It can also help us discover what we have not considered before.
物語を書く学生の具体例を置く
For example, a student can ask AI for several ways to tell a story, compare them, and then create a different ending. By seeing how many paths are possible, we can choose and improve our own ideas.
条件を添えて主張を言い直す
Therefore, AI can widen our imagination if we use it as a partner, not as a replacement.
第1段:選んだ立場を一文で示す
この問題では二択が与えられているため、導入で一般論を長く書く必要はありません。I believe の直後に選んだ主張をそのまま置いてください。ここでは「豊かになる」を選びます。最初の文が明確なら、残りの文はすべて「なぜ豊かになるのか」を支えるために使えます。
I believe the spread of artificial intelligence will make human imagination richer.
I believe human imagination will grow richer as artificial intelligence becomes more common.
問題は二つの主張から一つを選ぶよう求めています。両方を並べると、どちらを論証する答案なのかが決まらず、後の理由も評価しにくくなります。
imagination は名詞なので、can の直後には置けません。「想像する」なら imagine、「想像力」なら make imagination richer のように使います。
第2段:理由を二つのhow/what節で具体化する
AIで想像力が豊かになる、と言うだけでは論証になりません。AIが何をして、その結果、人が何を得るのかを二段階で書きます。まず、問題の見え方を複数示して新しい出発点を与えること。次に、自分がまだ考えていないことに気づかせることです。how と what の節にすれば、抽象的な「刺激」「可能性」のような名詞を使わずに説明できます。
AI can show us how other people might see a problem, and this can give us new starting points. It can also help us discover what we have not considered before.
AI can explain how a problem may look to another person. It can also show us what is missing from our first idea.
同じ主張を三回繰り返しているだけで、なぜ豊かになるのかが示されていません。論証では、AIが何を示し、人が何をするのかまで必要です。
many ideas がどのような考えを指すのかが見えず、想像力が豊かになるという主張を一段言い換えただけです。物語の案を比べて別の結末を作るなど、中身がわかる場面を示します。
第3段:物語を書く学生の具体例を置く
理由だけでは「本当に想像力が豊かになるのか」が見えにくいため、物語を書く学生を一人置きます。大切なのは、AIに答えを作らせて終わりにしないことです。複数の語り方を出してもらい、人が比べ、別の結末を作るという流れなら、AIが出発点で、人間が想像する主体だと伝わります。
For example, a student can ask AI for several ways to tell a story, compare them, and then create a different ending. By seeing how many paths are possible, we can choose and improve our own ideas.
For example, a student can compare several story ideas from AI and decide what kind of ending would make the story better.
これでは人間が想像する場面がなく、「AIで人間の想像力が豊かになる」という主張を支えられません。人が比較し、選び、作り変える動作を入れる必要があります。
ask 人 物 は「人に物を尋ねる」場面では使えますが、ここではAIに複数の案を求めています。ask AI for several ways と for を入れると意味が明確です。
第4段:条件を添えて主張を言い直す
結論では冒頭を一語一句繰り返すより、ここまでで示した条件を短くまとめます。AIを人間の代わりではなく、考える相手として使うなら想像力を広げられる、と書けば、具体例ともつながります。反対意見を詳しく論じ始めると100語を超えやすいので、not as a replacement の短い対比だけで十分です。
Therefore, AI can widen our imagination if we use it as a partner, not as a replacement.
For these reasons, AI can enrich our imagination when it supports our thinking instead of doing all the thinking for us.
具体例はありますが、その例が最初の主張をどう支えるのかを最後に回収できていません。Therefore で人間の想像力の話へ戻してください。
反対意見の紹介だけで語数を使い、選んだ主張の論証が薄くなります。この問題では二択の一方を支えればよいので、反対側は not as a replacement 程度で十分です。
I believe the spread of artificial intelligence will make human imagination richer. AI can show us how other people might see a problem, and this can give us new starting points. It can also help us discover what we have not considered before. For example, a student can ask AI for several ways to tell a story, compare them, and then create a different ending. By seeing how many paths are possible, we can choose and improve our own ideas. Therefore, AI can widen our imagination if we use it as a partner, not as a replacement.
全97語です。条件の80語以上100語以内に収まっています。冒頭で「豊かになる」を選び、how other people might see a problem と what we have not considered before で理由を具体化し、学生が物語の案を比較する例へ進みました。最後はAIを代役ではなく相手として使うという条件を添え、主張へ戻っています。how節2個、what節1個を入れながらも、使っている語は高校範囲です。まずはこの四段構成を目標にしてください。
I think artificial intelligence will make our imagination richer because it can help us see how differently people think. It can show us what we missed and how we might change an idea. For instance, when a student is writing a story, AI can offer three possible events. The student can compare them, reject some, and create a new part of the story. This process teaches the student what makes each choice interesting. Thus, AI does not have to replace human thought; used carefully, it can give us more ideas to work with.
全93語で、80語以上100語以内です。こちらは「別の見方」を how differently people think、「見落とし」を what we missed と短く説明し、AIが三つの出来事を示す具体例にしました。学生自身が compare、reject、create を行うため、AI任せという反論も避けられます。最後の used carefully は「注意して使えば」という条件です。標準解の言い回しが出なくても、具体的な動作を順番に書けば十分に論証できます。

冒頭で「豊かになる」を選んだのに、結論が「乏しくなる」へ変わっています。反対意見に触れるなら、それを短く認めたあと、自分の立場へ戻す必要があります。
内容以前に、指定された80語へ届いていません。主張、二つの理由、具体例、結論の枠を先に作ると、無理な水増しをせず語数を確保できます。

最初の一文で立場を決める
二択の条件英作文では、背景説明より先に立場を明言すると答案が安定します。後の文がすべてこの主張を支えているか確認しやすくなります。
理由の中身を節で具体化する
new ideas や new views だけで終えず、何がどう見えるのか、何を見落としていたのかまで書けます。自由英作文でも理由を一段深くする形です。
抽象的な理由を一人の行動にする
理由が抽象的なときは、student や worker など一人を置き、実際に何をするかを書きます。短い語数でも説得力を出しやすい方法です。
案や助けを求める
「人に〜を求める」は ask A for B です。ask A to V と混同せず、欲しいものが名詞なら for を使ってください。
方法から結果へつなぐ
何をすることで、どんな結果が得られるかを一文にまとめられます。短い条件英作文で因果関係を示すときに便利です。
役割を短く対比する
反対意見を長く論じず、望ましくない使い方と望ましい使い方を一文で分けられます。語数制限が厳しい答案で役立ちます。
80〜100語を安定させる四段構成
最初に約12語、理由に約30語、具体例に約30語、結論に約15語を配ると、80〜100語に収めやすくなります。書き始める前に四つの役割をメモしてください。
| 表現 | 意味 | ひとこと |
|---|---|---|
| artificial intelligence | 人工知能 | 初出で正式名を書けば、その後は AI と略して大丈夫です |
| the spread of | 〜の普及 | spread はここでは名詞です。as S becomes more common と節にしても書けます |
| imagination | 想像力 | 名詞です。「想像する」は imagine なので、can imagination とはしません |
| starting point | 出発点、考え始める手がかり | 複数の案なら new starting points と複数形にします |
| consider | よく考える、検討する | think about に言い換えられます。consider about とはしません |
| compare | 比較する | 二つ以上の案を比べるなら compare them のように目的語を置きます |
| replacement | 代わりになるもの | replace は動詞です。as a replacement と名詞で使うときは a が必要です |
| Therefore | したがって | 結論の先頭に置き、直前までの理由を受けます。話題転換には使いません |
京大の第IV問では、2022年の意見英作文、2025年のこのAIと想像力、2026年の「世界をよりよくするためにできること」のように、短い語数で立場と根拠を示す問題が出ています。2025年は二択なので話題を広げすぎず、選んだ側を一つの具体例で支えるのが得策です。2026年も冒頭の要約、支持点、結論を明示する形式であり、主張から結論まで筋を通す力が一貫して求められています。
解説を読んだあとに自分の言葉で書き直すと、力のつき方がまったく違います。Boost アプリでこの問題を開けば、書いた答案をそのまま AI が添削します。
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添削そのものは Boost アプリのほうが得意です。AI には「なぜこの訳になるの?」のような、解説の追加質問を投げるのがおすすめです。