この大問は、宇宙探査について五人の意見を読み、賛成・反対の根拠を整理したうえで、追加資料を使って「宇宙探査は優先すべきではない」という論旨を組み立てる問題です。前半では発明、国際協力、経済効果に加え、異星文明、事故、環境破壊、費用への懸念を比較します。後半では、反対意見を支える人物と共通理由を選び、Source Aの環境負荷、Source Bの予算比較を根拠にします。抽象的な選択肢を本文の具体的な事実へ戻して照合することが重要です。
- 五人の発言を、主張と理由の組み合わせで一行ずつ整理します。職業や一部の話題だけで判断しません。
- 問1・問2では、選択肢の抽象語を本文の具体的内容に置き換え、両者に共通する情報だけを残します。
- 問3では、立場に合う二人を選んだ後、二人の理由を一段抽象化して共通点を探します。
- 問4・問5では、Source Aの因果関係、Source Bの数値と単位を先に確認し、選択肢が資料の範囲を超えていないかを見ます。
間違えやすいポイント
人物の職業や一部の話題だけで判断すると、ChristineとVictorの共通点を取り違えます。
各人物を「主張→理由」で一行にまとめ、二人に共通する具体的要素だけを選びます。
Christineの軍事利用への反対を、NaomiやMeilinの危険論と混同しやすいです。
問3では、利用方法の規制ではなく、宇宙探査そのものに伴う危険を述べる人物を選びます。
問4で宇宙ごみの危険を航空機との衝突に広げる選択肢に注意が必要です。
Source Aが挙げる対象は将来の宇宙飛行と天体観測です。書かれていない対象を補いません。
問5で103だけを見て、三項目すべてを賄えると考えやすいです。
各項目の必要額を同じ単位で比較し、合計が必要な選択肢では合算します。40+54=94、150を含めると244です。
次の問題にも使える読み方
人物の主張を「結論→理由」で整理する
意見比較では、人物名や職業より、何を主張し、なぜそう考えるのかを一行でまとめると共通点を見つけやすくなります。
例:Naomi=反対→宇宙飛行は死亡リスクが高い。Meilin=反対→異星文明に発見される危険が高い。
抽象語を本文の具体例へ戻す
「安全」「経済効果」「環境問題」などの語を見たら、本文中の事故、雇用、CO2排出などの証拠と対応させます。
例:「環境への悪影響」は、CO2による温室効果と宇宙ごみによる熱圏への影響に分けて確認します。
図表では項目・数値・単位を先に確認する
選択肢を先に印象で判断せず、グラフの項目と数値を表にしてから大小関係や合計を計算します。
例:宇宙探査103、教育54、飢餓40、水150なので、教育と飢餓の合計94は103以内ですが、水150は超えます。