第4問は、現代社会で忙しく過ごす人に向けて「スローライフ」を勧める英文エッセイを読み、教師のコメントに沿って文章を改善する問題です。空所に接続語を補う問題、段落の結論文を選ぶ問題、主張に合う表現へ書き換える問題、本文内容に合う表現へ書き換える問題が出されています。本文は、①所有物を減らす、②会話中に相手へ注意を向ける、③一日を振り返る、という三つの実践例で構成されています。解答では、空所の前後だけでなく、段落全体の役割と、教師が求めている修正内容を確認することが重要です。
- 最初にタイトルと各段落の中心内容を確認し、本文が「スローライフの利点→具体的方法→まとめ」という流れであることをつかみます。
- コメント付きの空所は、空所だけを文法的に埋めるのではなく、直前と直後の論理関係、段落の結論として必要な内容を確認します。
- 接続語問題では、逆接・追加・因果・条件などの関係を日本語で言い換えてから選びます。
- 結論文の問題では、直前の具体例を抽象化し、段落の主題に戻る選択肢を選びます。
- 下線部の書き換えでは、本文全体の主張と一致するかを確認し、単語の一部だけが似ている選択肢に惑わされないようにします。
- 複数空所の採点では、各空所を独立に考えず、文全体の並びと指定された採点単位を確認します。
間違えやすいポイント
空所(1)で、前文と後文が同じ方向の追加だと考えてMoreoverを選びやすいです。
「物が少ないと集中しやすい」と「人々は買いすぎる」は内容が対立しているため、論理関係を日本語で「しかし」と確認します。
空所(2)では、本文に出てきたスマートフォンを使う行動を別の形で提案する選択肢に引かれやすいです。
結論文は直前の問題点を解決する必要があります。対面会話中のスマートフォン使用に対しては、会話相手への注意を優先する選択肢を選びます。
空所(3)では、slow lifeの一般的な効果としてrelaxを残したくなります。
教師は「主な論点ではない」と指摘しています。段落全体の三つの具体策をまとめる表現かどうかを確認し、仕事と私生活の満足という中心的な効果へ置き換えます。
空所(4)では、所有物を減らす話が近くにあるため、物を捨てる選択肢を選びやすいです。
下線部の直前には、人と質の高い時間を過ごす内容が並んでいます。本文の第4段落にある一日の振り返りと対応する表現を探します。
次の問題にも使える読み方
接続語は前後の論理を一語で言い換える
空所の前後を「追加」「逆接」「因果」「条件」のどれかに分類すると、似た接続語を区別できます。前後の内容が反対方向へ進む場合は逆接を選びます。
例:「集中しやすくなる。しかし、人々は買いすぎる」ならHoweverです。Thereforeのように、前文が後文の原因になっているかも確認します。
段落の結論は具体例を上位概念にまとめる
段落末の結論文は、直前の具体例を繰り返すだけでなく、その問題への一般的な行動指針を示します。問題点と対策の対応を確認します。
例:会話中にスマートフォンを見ると人間関係に悪影響がある、という段落なら、「話している相手に注意を集中する」が結論になります。
書き換え問題は本文の中心命題と照合する
下線部の単語だけで判断せず、導入・具体例・まとめを通じて繰り返される主張を確認します。本文中の複数の具体策を一つの効果にまとめた選択肢が有力です。
例:本文が不要な物、人との時間、一日の振り返りを扱うなら、単なる「リラックス」より「仕事と私生活で満足できる」の方が中心命題に近いです。
段落間の対応関係を利用する
まとめ段落の表現が曖昧なときは、前の段落に同じ内容を具体的に述べた文がないか探します。抽象的なまとめと具体例を対応させます。
例:「その日の印象的な部分を振り返る」は、第4段落の「重要だった人や出来事を思い出す」と対応します。