第6問は、前半でアイスホッケーにおける脳震盪の危険性とNHLの安全対策を整理し、後半で甘味料の種類・甘さ・健康上の利点と注意点を比較する大問です。前半では、競技の危険性、脳震盪の短期症状と長期的影響、選手が負傷後もプレーし続けた背景、NHLが導入した対策の目的と担当者を区別して読みます。後半では、白砂糖・HFCS・低カロリー甘味料の関係、甘さの倍率、健康上の利点とリスク、最後の筆者の立場を確認します。ポスターや表の空欄は、本文の表現をそのまま探すだけでなく、見出しが求める分類や比較の条件に合わせて言い換えることが大切です。
- 最初にポスターや表の見出しを確認し、空欄が症状・長期的影響・制度の目的・結論のどれを求めているか特定します。
- 本文は段落ごとに、危険の原因、症状と影響、選手が競技を続けた理由、NHLの対策、今後の見通しという流れで整理します。
- 選択肢を照合するときは、対象・時期・担当者・目的が本文と同じかを確認します。似た単語があるだけで選ばないようにします。
- 倍数表現は同じ基準にそろえます。砂糖の何倍かを比較すれば、表の高い順・低い順を決められます。
- 複数選択では、本文に明示された事実だけを選び、本文が述べていない因果関係や強い断定を加えないようにします。
- 筆者の立場を問う問題では、具体例だけで判断せず、最終段落の結論や助言を確認します。
間違えやすいポイント
短期症状と長期的影響を混同しやすい
「walk straight」「see clearly」「ringing in the ears」は短期欄、「concentrating or sleeping」「psychological problems」などは長期欄に分けて整理します。
concussion spottersの目的を医師の診察と取り違えやすい
スポッターは映像で兆候を発見し、疑いのある選手を試合から外します。診察と復帰許可は医師が行うと役割を分けます。
14.6%の対象を代替甘味料と誤読しやすい
数値の直前にある「added sugar」を確認します。砂糖を含む添加糖の割合であり、alternative sweetenersの割合ではありません。
甘さの比較でHFCSを過大評価しやすい
HFCSは砂糖の約1.2倍、Ace-K・アスパルテームは200倍です。単語の並びではなく倍率を同じ基準で比較します。
人工甘味料への筆者の立場を賛成・反対の二択にしやすい
白砂糖、人工LCS、キシリトールなどの利点と問題点を両方確認し、最後の「needs and circumstances」から個別判断を読み取ります。
次の問題にも使える読み方
見出しで情報を分類する
ポスターや表の空欄は、本文全体を読み直す前に見出しから必要な情報の種類を決めます。Short-termならその場で現れる症状、Long-termなら後に残る影響を探します。
例:EffectsのShort-term欄で「Difficulty walking straight」の下を埋めるなら、同じ段落の「see clearly」を探して視界不良を選びます。
比較表現を数値に直す
「何倍甘い」「その2倍」といった表現を共通の基準に換算すると、表や順位問題を正確に処理できます。
例:ステビアが砂糖の300倍で、スクラロースがステビアの2倍なら、スクラロースは約600倍です。したがってステビアより上に置きます。
役割と目的を分けて読む
制度を説明する文章では、誰が何を観察し、誰が最終判断をするのかを分けます。選択肢は同じ制度に関する語を使っていても、担当者や目的を入れ替えていることがあります。
例:スポッターは「visible indications」を探し、医師は診察して復帰を許可します。「examine players」はスポッターの目的ではありません。
具体例と結論を分けて筆者の立場を判断する
本文中に危険性の説明があっても、それだけで筆者が全面禁止を主張しているとは限りません。最終段落の勧告を読み、本文全体の立場をまとめます。
例:人工LCSに健康上の懸念がある一方、低カロリーという利点もあるため、筆者は各人が自分の状況に合う甘味料を選ぶよう求めています。
数字の対象を確認する
数値問題では、数字そのものだけでなく、何についての数値かを確認します。直前の名詞や比較対象を押さえると、対象の取り違えを防げます。
例:14.6%は「the average American’s energy intake」についての値で、その内訳が「added sugar」です。alternative sweetenersの摂取割合ではありません。