第2問は、AのメッセージとBの旅行記という異なる形式の英文を読み、本文中の具体的な事実・発言者の意見・文章全体の印象を区別して答える問題です。Aでは、Paulが紹介した薄型財布について友人に尋ねた質問、財布のカード収納力、現金やレシートを使う友人の考え、電子マネーの利点、そして新聞記事にしたいテーマを整理します。Bでは、Chiakiの都市Puntonでの経験と、友人から聞いた田舎での生活を比較します。学生割引、世界各地の料理、多文化的な環境、現地の人との交流、農産物の直売、地域の催し、交通の本数などを、誰の経験かに注意して読み取ります。選択肢では、主語・場所・条件・程度が本文どおりかを確認し、最後の希望まで含めて判断しましょう。
- 設問の主語と動詞を先に確認します。Paulが尋ねたこと、友人が述べた事実、Chiaki自身の経験、友人から聞いた田舎の情報など、求められている情報の種類を限定します。
- Aでは、Paulによる商品説明と、友人8人のコメントを分けて読みます。財布が60gだという情報はPaulの説明であり、カードを最大6枚入れられるという情報は友人の発言です。
- 箇条書きのコメントは一つずつ処理し、カード、硬貨、レシート、電子マネー、持ち運びやすさなど、各友人が何を評価し、何を不便と考えているかを区別します。
- Bでは、都市Puntonと田舎の情報を対比して整理します。都市は活動の多さ、多文化的な環境、便利な交通、田舎は落ち着き、地域の催し、農産物の直売、交通の不便さが中心です。
- however、on the other hand、but、not as much as、not as often、next timeなどに注目します。逆接の後には条件の変更や意外な結果が示され、最後の希望は本文全体を受けた結論になっています。
間違えやすいポイント
問1では、電子マネーを使うか、財布に何を入れるかを尋ねたと考えやすいです。
リンクを共有した直後の“I asked them what they thought”を確認し、対象がリンク先の薄型財布全体であることを押さえます。
問2では、Paulの商品説明にある60gから「80g未満」を選びたくなります。
設問は友人が述べた事実を尋ねています。商品説明と友人コメントを分け、友人の発言にある最大6枚という数量を優先します。
問3では、硬貨をどうするかという意見と、容量を重視する意見を混同しやすいです。
各箇条書きの発言者を分け、“card-holder, not a wallet”とレシートの記述を結び付けます。
問4では、電子マネー対応店なら使いたいという条件を、どの店でも使えるという意味に広げてしまいます。
ifやacceptedの条件を選択肢にも残し、本文にない一般化が起きていないか確認します。
Bでは、外国から来た友人と、英国の現地の人を同じ集団として扱いやすいです。
“friends from many different countries”と“locals”を区別し、英語学校の友人が中心だったことを確認します。
田舎に多くの活動があるため、交通も便利だと推測しやすいです。
活動の多さと交通事情を別々に読み、“do not come as often”や時刻表の記述を根拠にします。
次の問題にも使える読み方
質問の対象を直前の行動から特定する
資料やリンクを共有した後に感想を尋ねた場合、質問は共有した対象全体への評価であることが多いです。設問の選択肢が本文中の一部の話題だけを取り上げていないか確認します。
例:“I showed my friends a poster and asked what they thought.”なら、尋ねたのは友人がポスターを持っているかではなく、ポスターへの感想です。
数値と数量表現を変換して照合する
半ダース、最大、少なくともなどの数量表現を具体的な数に直し、本文に明示された事実と推測を分けます。
例:“Up to 6 cards”は「6枚まで」であり、「必ず6枚入る」または「6枚を超えて入る」とは読めません。
条件・程度を保ったまま言い換える
if、when、not as much as、not as oftenのような表現を見つけたら、選択肢にも条件や程度が残っているかを確認します。
例:“if the store accepted electronic money”は「その店が対応していれば使う」であり、「どの店でも使う」ではありません。
対比表現の後で情報を更新する
however、on the other hand、butの後には前の内容とは異なる条件や評価が示されます。都市と田舎の活動、交流、交通を別々に整理します。
例:田舎には地域の催しが多い一方、バスや列車は頻繁に来ません。活動の多さから交通の便利さを推測しないことが大切です。
末段落の希望から全体の印象を確定する
旅行記の最後の希望は、本文全体を踏まえた結論です。冒頭の「楽しかった」だけで印象を決めず、期待との差や次回の希望まで確認します。
例:滞在を楽しんでいても、次回は英国人ともっと交流したいと書かれていれば、現地の人との交流が十分でなかったことも本文の重要な印象です。