この大問では、音楽が人や社会に与えるよい影響について書かれた英作文を読み、教師のコメントに合うように文を補ったり、書き換えたりします。本文は、①心の状態をよくすること、②オンラインとオフラインの両方で人々をつなぐこと、③社会的不正義への気づきを促し行動を起こさせること、という三つの利点を順に説明しています。設問では、下線部の直前・直後だけでなく、段落全体の話題と結論の対応を確認することが重要です。特に、具体例を求めるコメントには本文の主張を具体化する文を選び、要約文の書き換えでは段落の中心内容を三つの利点のいずれかに正確に対応させます。
- 最初に各段落の中心文を確認し、第一段落は精神状態、第二段落は人との交流、第三段落は社会的行動という三つの話題を整理します。
- 設問1・3のような追加問題では、直前の一般的な主張を具体例で支える選択肢を探します。直後の文とのつながりも確認します。
- 設問2では、段落全体の具体例を一つにまとめる文を選びます。オンラインとオフラインの両方が書かれているかに注目します。
- 設問4では、結論文の各要素を本文の三つの利点と照合し、本文にない自由や別世代などの話題を含む選択肢を避けます。
- 共同採点の設問では、空欄の順序や指定された組み合わせを本文の流れに沿って確認します。
間違えやすいポイント
設問1で、本文の「不安」や「自信」という単語だけを見て選ぶと、本文と逆の内容を選びやすいです。
本文が述べる影響の向きを確認し、increase・raise・reduceが示す方向と選択肢を照合してください。
設問2で、オンラインの選択肢だけ、またはコンサート会場だけの選択肢を選ぶと、段落の要約として不十分になります。
段落冒頭のboth online and offlineに戻り、二つの場面をともに含む選択肢を探してください。
設問3では、寄付や音楽活動そのものも社会に役立つように見えるため、本文の条件を外しやすいです。
ここで求められているのは、社会的不正義を意識し、changeのために声を上げる具体例です。
設問4で、freedom of speechという一般的に好ましい表現をそのまま受け入れると、本文にない話題を結論へ入れてしまいます。
結論の各要素を本文の第一・第二・第三段落に一つずつ対応させてください。
次の問題にも使える読み方
段落の中心語を一文でまとめる
段落を読むときは、具体例を全部覚える前に、冒頭の主張と最後のまとめから話題を一文にします。設問の要約選択肢を比べるときに有効です。
例:第一段落なら「音楽は精神状態を改善する」、第二段落なら「音楽はオンラインとオフラインで人をつなぐ」とまとめます。
一般論と具体例を対応させる
教師コメントでexampleを求められたら、直前の抽象的な主張を、同じ因果関係を保った具体的な場面に置き換えます。反対の結果や無関係な行動は除外します。
例:「音楽は集中力を高める」に対して、「音楽を聴きながら勉強すると集中しやすい人がいる」が対応します。
結論の要素を本文の段落へ逆照合する
結論の書き換えでは、選択肢の各表現を本文の段落に戻して確認します。本文にない価値判断や条件が追加されていないかにも注意します。
例:「社会改革のために立ち上がる」は、第三段落の「speak up for change」と対応するため、結論の第三要素になります。