第3問は、筆者が高校の同級生と瞑想のワークショップに参加し、耳元に飛んできた虫を講師が道具を使って安全に逃がす短い物語です。問1は参加理由、問2は本文中の出来事の順序、問3は講師の行動と発言から筆者が学んだ価値観を問います。前半では、父親が参加を勧めたこと、筆者自身が申し込んだこと、友人が同行したことを区別してください。後半では、虫の音に気づく、虫が講師の方へ飛ぶ、講師がカップで捕らえる、窓から逃がす、筆者が教訓を学ぶという流れを正確に追います。
- 最初に第1段落を読み、誰が参加を勧め、誰が申し込み、誰が同行したのかを整理します。recommend、sign up、come alongは行為者が異なるため、選択肢の主語と照合してください。
- 虫が登場する第2段落では、音が最初はかすかで、次第にはっきり聞こえたこと、虫が右耳の近くに来たこと、筆者は動けなかったことを押さえます。
- 第3段落では、Just as、Then、After the sessionなどの時間表現を手がかりに、出来事を本文の順番で並べます。
- 問2では、本文に登場する出来事をすべて採用するのではなく、五つの選択肢から本文に合う四つを選びます。講師は手ではなくカップとポストカードを使って虫を捕らえた点に注意します。
- 問3では、講師の発言だけでなく、虫を傷つけずに逃がした行動も根拠にして、選択肢の形容詞の意味と照合します。
間違えやすいポイント
問1で、父親がワークショップに申し込んだと読み違える
recommendは「勧める」、sign upは「申し込む」です。主語を確認し、父親=推薦、筆者=申し込みと分けてください。
問2で、本文に出てくる「手でたたきたい」という考えを実際の出来事と混同する
本文では“I wanted to hit it with my hand”は筆者の願望で、実際に講師が手で捕まえたわけではありません。実行された動作だけを選びます。
問2で、選択肢を本文にあるかどうかだけで判断し、順序を確認しない
各出来事を本文の段落内で番号化し、“Just as”“Then”“After”などの時間表現を手がかりに並べます。
問3で、選択肢の形容詞を単独の印象で選ぶ
講師が虫をどう扱ったかと、“warm heart”という発言を合わせて判断します。行動と語句が一致する選択肢を選んでください。
次の問題にも使える読み方
主語と動作を一対一で対応させる
人物が複数登場する文章では、各文の主語と動詞を短くメモします。似た行為でも人物が違えば選択肢は不正解になります。
例:“My father had recommended it”は父親=推薦、“I had signed up”は筆者=申し込み、“My friend came along”は友人=同行です。
出来事を動詞の順番で再構成する
物語の順序問題では、名詞の印象ではなく、動詞と時間表現を拾って流れを作ります。本文にない方法を加えた選択肢にも気づきやすくなります。
例:hear a buzzing sound → fly off toward the instructor → trap the bug in the cup → let the insect fly outの順に整理します。
教訓を直前の具体例で検証する
最後に抽象的な価値観が示されたら、その人物の直前の行動がその価値観を実証しているか確認します。抽象語の似た選択肢を区別する方法です。
例:講師が虫を傷つけず窓から逃がしたため、“a warm heart”はtenderと結びつきます。
選択肢の一部だけでなく条件全体を照合する
選択肢が本文の一語と似ていても、方法、主語、順序などの条件が異なれば不正解です。選択肢を主語・動作・対象・時点に分解して確認します。
例:「講師が捕まえた」は合っていても、「手で」は本文と異なります。本文はカップとポストカードを使っています。